『接近不可レディー』の67話のネタバレと感想です。前回ヒリスはアクシオンへの想いを認めて、それにより2人の関係は進展しました。
そして今回はカリキアのお家事情について描かれます。後ろ暗い事情のあるカリキア家ですが、彼らにはどんな秘密が隠されているのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
目次
ビオレッタ視点|ヒリスとアクシオンの仲が進展したことを知る
アクシオンからの手紙

アクシオンからの手紙を読んで、ビオレッタは眉をひそめました。
『今、ヒリスと一緒にいる。むやみに連絡しないでくれ』
その一方的な文章に、ビオレッタは腹を立てて手紙をやぶります。なぜヒリスと一緒にいるのか、それくらい説明してくれればいいのに!と思ったのです。
そもそも彼女は以前、ヒリスに近づかない方がいいと忠告していました。だというのに彼は全く話を聞かないのです。
しかしそう思いながらも、ビオレッタは口元に小さな笑みを浮かべます。なぜなら彼女もまたヒリスに惹かれていたのです。
テルゾの不穏な動きに気付く
またこの時ビオレッタは、、ヒリスと再会した祝賀会での出来事を思い出します。というのもあの日、テルゾがモンタナ家の当主と密会するのを見てしまったのです。
(モンタナはカリキアの傘下だから、テルゾと交流があってもおかしくない。でも、あんな遅い時間にこっそり会うのはどう見ても怪しい)
テルゾは信頼できない男であり、またカリキアの頂点に立ちたがっています。それを知っていたからこそ、ビオレッタは疑いを深めました。
ヒリス視点|カリキア家当主の体調が悪化する
カリキア家にお見舞いに行く

後日、ヒリスはお見舞いをするためカリキア家を訪問しました。
しばらく会わないうちにカリキア現当主の体調は悪化しており、それこそベッドから起き上がれないほど。
そしてお見舞いの後、ヒリスは使用人によって温室に案内されますがーーーそのときテルゾが現れ、ビオレッタたちが来るまで一緒に話がしたいと言います。
(今のテルゾからは異能が感じられない。でも遠くからわずかに伝わってくる。やはりこの屋敷のどこかに異能を込めた物があるのね)
ヒリスは警戒しながらも、勧められるがまま温室のイスに腰掛けます。そして彼の淹れた茶を飲みながら、ロゼニアのことを考えました。
亡くなったロゼニアは、ビオレッタの姉でありマゴの母親。そしてテルゾの婚約者だった人。
ビオレッタは恐らく、他の男と住んでいたロゼニアをテルゾが探して殺害し、マゴを奪ったと疑っているのでしょう。
けれどそれは全くの誤解だとヒリスは知っていました。
テルゾとロゼニアの話
するとその時、テルゾもまたロゼニアについて語り出します。
彼女とビオレッタは仲の良い姉妹で、喧嘩もなくいつも楽しげにしていたそう。昔はテルゾも2人に混ざって、一緒に遊んでいたのだと言います。
「マゴが見つかってから、ビオレッタは初めて昔のように笑いました。きっと彼女はマゴのためなら何でもするでしょう。ロゼニアの子供ですから」
ヒリスは無言でその話を聞きながら、この男とこんな風にお茶を飲むなんて奇妙なことだと自嘲します。
けれど今、彼に危害を加えても無駄な事。
一時期ヒリスは未来を変えようと奔走しましたが、それでも彼女を待っていたのは予定どおりの悲劇。
というのもマゴは、16歳の誕生日に命を落としたのです。
まとめ|接近不可レディー67話のネタバレおよび補足
67話のネタバレと補足|カリキア家のはなし

謎の多いカリキア家ですが、67話ではその後ろ暗いお家事情が少しだけ明かされました。
今回分かったのは、ロゼニアとマゴのこと。
ロゼニアはビオレッタの姉でありマゴの母親。本来ならカリキア家を継ぐはずの人でしたが、破門されて他所の男との間に子供を作りました。その子供こそがマゴなのです。
なおビオレッタは姉と仲が良かったので、マゴのことを大切にしています。それこそテルゾ曰く『ビオレッタはマゴのためなら何でもする』との事。
実際にビオレッタは、マゴが見つかった時とても喜んでいました。姉の忘れ形見なので、さぞ大事なのでしょう。
しかし運命は残酷で、マゴはこのままだと16歳の誕生日に命を落とすようです。ヒリスはその未来を変えようと奔走しましたが、結局はいつも同じ未来を迎えます。
そしてヒリスの言動から推測するに、その事件にテルゾも関わっているようです。カリキアのお家事情、本当にドロドロですね!
コメントを残す