漫画『今世は当主になります』の147話~148話のネタバレと感想です。
フィレンティアは北部出張中のバイオレットと合流しますが、その際に”ラモナ”という人物の話を聞いて動揺していました。反応を見るに”ラモナ”は重要人物のようですが、一体何者なのでしょうか?
147話の概要|モナック商談の”ラモナ”とは?
ラモナの正体
ラモナとは、前世でペレスの恋人として知られていた女性。公の場ではいつもペレスに同行していました。
なおバイオレットの話によると、ラモナは既にペレスの元で働いており、モナック商談の副組合長の肩書を得ているそう。そしてラモナも仕事のため北部に来ているようですがーーー
それを聞いたフィレンティアは、ようやく朝方に見た光景について理解しました。
今朝ペレスが1人で外出していたのは、恋人であるラモナに会いに行ったのだろう。そう思ったのです。
ペレスはその頃ラモナに会っていた
一方その頃ペレスは、モナック商団の北部支店を訪れてラモナに会っていました。といっても2人は仕事のために会っているだけで、恋人ではありません。
なおこの時、ペレスは北部の現状(領民はテント暮らしをしている)をラモナから聞いて、実際に現地に足を運びますがーーー
そこは予想以上にひどい有様だったのでペレスは激怒し、急いでアイバン邸に戻るのでした。
148話の概要|アイバン側の事情とは?支援金を拒んだ理由
アイバン側の事情
アイバン当主は持病が悪化したため、医者から無理をしないよう止められています。それでも彼は山崩れ問題を解決するため、領地を駆け回ります。今回の事件について、誰よりも責任を感じているからです。
その様子を見ていた次男のミゲンテは「無理をしてはいけません。支援金を受け取りましょう」と当主をなだめますがーーー
アイバン当主は強い口調で、それはできないと拒否します。
これ以上、皇室とは関わってはいけない!今回だって、長男のロンチェントが北部の事業に皇室を関わらせたから悲惨な結果になったのだ!と。
そうして当主は執務室を出て行きますがーーーミゲンテはこのままではいけないと考えて、ある決意をしました。
次男・ミゲンテの覚悟
フィレンティアたちが北部に到着してから5日目。ペレスは自ら支援金を運用してアイバンの領民たちに食料を配り、またフィレンティアやアビノックも各自できることを行います。
そんなある日、ミゲンテはペレスの寝室を訪ねて“書類”を渡しました。
この書類は、山崩れの被害を被った地域の当主たちからの報告書。これがあれば、当主の同意がなくてもペレスが直々に各地域に支援金を渡せます。
ミゲンテの行動は、当主への不服従という罪で罰される可能性があります。それでも彼は、ペレスに報告書を私に来たのです。
フィレンティアの心境に変化が…?
北部に来てから10日後。フィレンティアが晩餐会に行こうとすると、ペレスが迎えに来てくれたので2人は手を繋ぎながら廊下を歩きます。
しかし食堂についても、なぜかペレスは手を放してくれません。
またフィレンティアは、彼がいつもより妖艶な笑みを浮かべている気がして、苦しくなって視線を落としますがーーー
そのとき、自分もまたペレスの手をギュッと握っていることに気付いて愕然とするのでした。
今世は当主になります|今回のネタバレ感想
ネタバレ感想①それは恋だよ!
はい、最後のフィレンティアがとても可愛かったですね(笑
ラモナの話が出てくるなり動揺したり、ペレスの手を握りしめて離さなかったり、フィレンティアは何やかんやでペレスに恋愛感情を抱いているのでしょう。彼女は自分のことを”ペレスの保護者”くらいに思っていそうですが、どう見たってその枠を超えています。
でも恋心を自覚するまでに、フィレンティアはかなり時間がかかるかもしれません。
なにせ彼女、人生3週目ですから。生きてきた年数を合計すると、少なくとも50年を超えているはず。そうなると尚更、保護者としての気持ちが強く働くわけで・・・
これはもう、ペレスが猛アプローチするしかありませんね!がんばれペレス!
ネタバレ感想②ラモナの人物像について
ラモナはとても仕事熱心な人で、バイオレットは彼女について語るとき「フェレット商会に引き抜きたい。どんな仕事でも任せられそう」と言っていました。
有能なバイオレットがこれほど評価するということは、ラモナは相当仕事ができる女性だと思われます。