今世は当主になります小説145話~146話のネタバレと感想|北部でまさかの展開に!

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の145話~146話のネタバレと感想です。

前回アンゲナス家は1万ゴールドもの罰金を科され、資金的に大ダメージを受けました。これは表向きには軽い罪に見えますが、経済的にはとても重い罪です。

そして一方、支援責任者に選ばれたフィレンティアは、ペレスと一緒に北部へと向かいます。

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145話の概要|支援責任者となったティアは北部に向かう

ペレス視点|彼はずっと疑問に思っていた

以下の文章は、管理人が韓国版原作サイトを見ながらまとめたネタバレです。もし翻訳ミスがあれば、日本版の最新話公開日に修正します。

かくして支援責任者となったフィレンティアとペレスは、同じ馬車に乗りながら北部に向かいますがーーー

その際にペレスは、フェレット商会のことを考えていました。

フェレット商会は彼と同じくトリバー木を買い込んでいたのに、アンゲナス家には1本も売らず、さらに山崩れが起きる1週間前に買収をストップしました。

これではまるで、山崩れがいつどこで起きるか全て知っていたかのようです。

白うさ
まあ、現に知ってるからね。回帰者の特権。
ひよこ
でもペレスから見たら、不思議で仕方がないだろうね。

だからペレスは、責任者であるクレリバンに全てを打ち明けて聞いてみたかったのです。あなたはどんな目で世界を見ているんだ?俺の味方になってほしいと。

そんな事を考えていると、フィレンティアがくしゃみをしたのでペレスは自分のマントを脱いでかけてあげます。

すると彼女がありがとうと微笑んだので、ペレスの心臓は暴れるように高鳴り、また頭からはフェレット商会のことも消えてしまうのでした。

146話の概要|アイバン当主と面会するが問題発生!

気難しいアイバン当主

その後フィレンティアたちは、東部のアビノックス(113話登場。彼もまた支援責任者に選ばれた)と合流します。そして北部に到着すると、領民たちが両手を広げて歓迎してくれますがーーー

ここで問題が発生します。アイバン当主は気難しい人で、支援物資は受け取るけれど支援金は受け取らないと主張したのです。

アイバン当主の主張
  • 今回の山崩れは、アイバン家の誤った判断のせい。だから自分たちが責任を取るべきだ。
  • 支援物資はありがたく受け取るが、支援金はもらえない
ひよこ
アイバン当主は責任感の強さから、わざわざ茨の道を選んだって事だね。
白うさ
もったいない!せっかく支援金がもらえるんだから、ありがたく頂戴しなよ!

ペレスが考え直すように言っても、アイバン当主は主張を変えません。なお彼の後継者であるミゲンテは、そんな父親の態度にため息を漏らすのでした。

バイオレットと合流する

フィレンティアは翌日、フェレット商会のアイバン支店を訪れます。そこで出張中のバイオレットに会って近況を尋ねたところ、彼女は「モナック商団の責任者に手を焼いている」と答えました。

ひよこ
モナック商団は、ペレスが作った商談だね。フェレット商会のライバル。

バイオレット曰く、その責任者は”ラモナ”という女性だそう。彼女はいつも木材を買収するため必死で行動しているので、何ともやりにくい相手だそうですがーーー

”ラモナ”という名前を聞いた瞬間、フィレンティアの心臓が跳ね上がりました。

⇒『今世は当主になります』147話のネタバレはこちら

ストーリー補足|ペレスの水浴びシーンが見れるよ!

水浴びシーン

東部までの道のりは長いため、フィレンティアたちは途中で野宿をしています。

なおこのシーンで彼女は、湖で水浴びをしていたペレスと鉢合わせました。つまり全裸のペレスを見てしまったのです(といっても、湖の中にいたため下半身は隠れていましたが)

ただしこのシーン、よくあるラッキースケベ展開ではありません。ペレスの体にはたくさんの傷跡があり、痛ましい描写でした。

『ペレスの広い胸板と背中に、細かい傷が無数に見受けられた』
『まるでペレスの体に、赤黒くて忌々しい蛇が通った跡のようだ』

引用元:今世は当主になります146話

小さい傷はアカデミーで剣の訓練をしている時に付いたそうですが、大きい傷についてはラビニ皇后の刺客に付けられたそう。

何話か前でもお話しましたが、ペレスは在学中もたまに襲撃を受けており、そのせいで大きな傷跡が残ってしまったのです。痛ましいですね。

フィレンティアがあの廃墟から保護したとはいえ、ペレスはずっと厳しい環境に置かれていた。そのことが分かるシーンでした。

今世は当主になりますネタバレ感想|アイバン当主のはなし

ネタバレ感想|責任感の強さが裏目にでる

ネタバレ感想

せっかくフィレンティアたちが支援金を持ってきたのに、アイバン当主は受け取りを拒否しました。

これは皇室から賜ったものであり、受け取り拒否=皇室への反論という扱いになりますが、それでも当主は主張を変えません。当主は責任を感じているのでしょうね。

146話の表記によれば、アイバン当主の顔には疲れでクマが浮かんでいたそう。やつれ気味の顔も相まって、フィレンティアたちが対面したときは刺々しい雰囲気を漂わせていました。

ただしこの人、もともとはこんな性格ではありません。フィレンティア曰く「前世で会ったときは北部の人間らしくいつも豪放だった」との事。

つまり山崩れのせいでアイバン当主は自分を責めて、性格まで変わってしまったのだと思われます。痛ましいですね。

客観的に見れば、アイバン家だけでどうにかするよりも周囲を頼った方がいいのは明らか。わざわざ王子が支援金を持って来てくれたのだから、一旦受け取って、数年後に恩返しするなり奉仕するなりすればいいと思うのですがーーー

責任感が強い人ほど、こういう時に自分を責めたり追い込んだりしがちです。私の身の回りにもこういうタイプがいるので、見ていて痛ましかったです。

⇒『今世は当主になります』147話のネタバレはこちら

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