漫画『今世は当主になります』の113話のネタバレと感想です。
ペレスが上手くフォローしてくれたおかげでファーストダンスは無事に終わりました。しかし彼は様子が妙で、隠し事をしているように見えます。
この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
ペレス視点|第一王子・アスタナに図星を突かれて苛立つ
アスタナの嫌味
舞踏会の最中。ペレスが1人テラスで休憩していると、そこに第一王子・アスタナが現れて一方的に因縁をつけてきました。
ペレスはそれを鬱陶しく思いながらも、無言をつらぬき相手にしません。するとアスタナはますます機嫌を悪くして「今のうちに楽しんでおくことだな!」と悪態をつきます。
今はフィレンティアが幼いため『遊び相手』として一緒にいられるけれど、彼女が成長すれば相手にされなくなるというのがアスタナの主張。
なにせ彼女はギャラハンの一人娘で、いずれ父親の莫大な資産を受け継ぐ立場ですから。他の貴族たちが放っておくはずありません。
さらにアスタナは、彼女の隣に立つなら自分の方がふさわしい!と煽ります。
その言葉を聞いたペレスはさすがに頭にきたのか、冷たい瞳で彼を睨みつけるのでした。
フィレンティア視点|東部の少年・アビノックスと出会う
ルマン家の若き後継者
一方その頃。会場で過ごしていたフィレンティアは、東部から来た少年・アビノックスーー若くしてルマン家の家業を受け着いだーーと会話をしていました。
率直な東部の人間らしく、打算なしで好意的な笑みを見せてくれるアビノックス。すると会話中にペレスが戻って来たので、フィレンティアは呼びかけますが・・・
ペレスはこちらを見るなり尋常ではない顔をしたので、2人は冷や汗をたらすのでした。
アビノックス&ペレスの会話
失礼な態度を取られたにも関わらず、アビノックスはきらきらした瞳でペレスを見つめます。
どうやらペレスの美貌と剣術が優れているという噂は東部にも伝わっているらしく、彼は満面の笑みで挨拶をするのでした。
『今世は当主になります』113話のネタバレと感想
ネタバレ感想|ペレスの悩みとは?
113話時点で、ペレスには人に言えない悩み事があるようです。いつもフィレンティアにべったりなのに彼女を置いて1人テラスで休憩をしていたのも、悩み事のせいでしょう。
彼の悩みが何なのか謎ですが、状況的にフィレンティア関連の事だと思われます。
ここ最近の彼女への接し方が妙でしたし、そもそもフィレンティア至上主義の彼がこれほど悩むなら高確率で彼女に関することでしょう。
補足|デビュタント期間中のペレスについて
デビュタントの練習が始まる前。ペレスは実のところ、フィレンティアのパートナーになるべきか最初は悩んでいました。というのも彼女が自分の遊び相手として任命された時、困らせてしまったからです。
けれど侍女長に「皇室デビュタントに関しては完全に私の権限で動かせますから(略)」と説得されたので、結局はその話を承諾しました。
ペレスはフィレンティアと共に過ごす時間を心から望んでいますが、それが彼女を苦しめることに繋がるなら我慢できます。相手のことを考えて自制ができる子です。
父親に似なくて本当に良かったですね。ヨバネス皇帝は本当に自分のことしか考えていませんから。
ペレスの天才っぷり|デビュタント編
108話ではペレスの天才ぶりが描かれていました。
初めて皇室ダンスを踊るのに特殊なステップをものともせず、さらに他の参加者にぶつからないよう方向転換をするという器用さを見せています。
この子、本当に多才ですよね。もはや物覚えがいいとかいうレベルではなく、苦手なことが無いのか?とツッコミたくなるレベルです。
おまけにあの容姿なので、フィレンティアは108話にて「ペレスは孔雀のようだ」と称賛していました。
「今も同じ年頃の男の子たちと一緒に立っていると、鶏の群れに独り立つクジャクを見てるみたいだ」
引用元:今世は当主になります108話
周囲の令嬢たちも、自分のパートナーではなくペレスに視線を向けています。
けれど彼本人は周囲の視線などどうでもいいらしく、相変わらずフィレンティアに御執心。それこそ彼女に熱心な視線を向ける少年がいれば、にらんで威嚇しています。
個人的にデビュタント編は、ペレスの人となりが理解しやすい話が多いなと思いました。