今世は当主になります小説141~142話のネタバレと感想|北部の救出計画を立てる

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の141話~142話のネタバレと感想です。

フィレンティアは山崩れを起きることを知っていたので、事前に北部に連絡を入れたり、再建に必要なトリバー木を確保するなどの対策を講じていました。

そして北部救出のために、祖父・ルーラックにも話をしに行きますが・・・実は彼女、ただ再建するだけではなくロンバルディ家が有利になるよう計画を立てていたのです。

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141話の概要|フィレンティアは北部救出のため動き出す

北部を再建しつつ利益も出せる計画とは?

以下の文章は、管理人が韓国版原作サイトを見ながらまとめたネタバレです。もし翻訳ミスがあれば、日本版の最新話公開日に修正します。

フィレンティアは祖父・ルーラックに会いに行き、北部を救うためにロンバルディ家も動くべきだと主張します。また同時に、北部を助けつつロンバルディの価値を上げる方法があると提案しました。

フィレンティアの提案
  • 北部は山崩れで大きな被害を受けたので、ロンバルディは彼らを助けるべき
  • ロンバルディ邸と北部はかなり離れた位置にあるが、仕事で関わることも多い。つまり他人事ではない
  • だからこそ、北部の人たちが自力で立ち上がれるよう再建を手伝うべきである
  • 具体的には、フェレット商会が保有しているトリバー木を北部再建のために売り返すので、ロンバルディ家にも賛同してほしい
  • なお北部を助ける過程で、ロンバルディにとっても得になる方法がある
  • 今回の山崩れについては伐採の量を増やしたアイバン家の責任が大きいが、それを推進したアンゲナス家にも責任を追及できる
ひよこ
北部を助けるのが最優先だけど、ロンバルディ側にも利益が見込めるって話だね。
白うさ
これ、上手くいけばアンゲナスを追い詰められるんじゃない?

本来ならフィレンティアには、当主・ルーラックに意見する権利はありません。しかし彼も同じ意見だったらしく「孫娘とこんなに意気投合するとはな」と言って笑い、この提案を承諾しました。

フィレンティアは18歳にして事業を大成功させ、さらにクレリバン(フェレット商会の主。そしてルーラックが認める数少ない人物の一人。)からも実力を認められています。そのためルーラックは、彼女の提案を受け入れました。早い話、実績があるから聞き入れたワケですね。

ルーラックに〇〇を頼まれる

祖父の許可をもらい、フィレンティアは内心やったー!と大喜びします。これで北部、とくにアイバン家に大きな貸しを作れるでしょう。

また彼女は「ロンバルディ家が率先して北部を助けるために動けば絶対にかっこいい!出費を恐れる他の貴族たちにはできないことよ!」と思っていたので、その気持ちを素直に伝えるとルーラックは声を出して笑いますがーーーこのとき彼は、思いもよらぬ発言をしました。

というのもアイバン家の当主に、今話した情報をフィレンティアが直接伝えてはどうか?と言い出したのです。

白うさ
ロンバルディ家の当主でも代理でもなく、フィレンティアが直接話すの!?これってすごい事だよ!
ひよこ
正確には“アイバン当主代理”であり当主本人に伝えるわけじゃないけど、それでも名誉なことだよ。ルーラックに実力を認められた証拠だね。

142話の概要|山崩れでアンゲナス当主が逝去する

ラビニ皇后の実父が亡くなる

ラビニ皇后の元に、実父のペルディック(アンゲナス家の現当主)が亡くなったと報せが入ります。ペルディックはちょうど北部を訪れており、伐採場に向かう途中で山崩れに巻き込まれたのです。

ひよこ
ペルディックは周囲の忠告を聞かず、豪雨のなか首都に戻ろうとしたんだ。
白うさ
なんで年寄りって、こういう無茶なことをするのかな・・・

しかしラビニは実父の逝去に悲しむことなく、涙の1粒すら流しません。

事業に必要なトリバー木をどうやって回収しようか?山崩れの責任を追及されないよう実父の逝去を利用できないか?そんな事ばかり考えていたのです。

アイバン当主代理・ロンチェント視点

一方その頃、アイバン当主代理のロンチェントは、ひどく落ち込んでいました。

北部を再建させるためには資金が必要なので貴族の友人たちに助けを求めたものの、誰一人として協力者が見つからなかったのです。

こんな調子で明日の大会議に臨んでも、補助金を出してもらえないでしょう。

白うさ
みんな冷たいね。
ひよこ
お金の関わることだからね。金持ちは基本的にケチだし。

するとその時、ロンチェントはロンバルディ家の執事に声をかけられてロンバルディ邸へと向かいます。両家はあまり仲が良くないので最初は警戒するも、無視はできないので仕方がなく付いて行ったのです。

フィレンティア視点

フィレンティアとルーラックが執務室で待っていると、そこに疲れた顔をしたロンチェントがやってきました。

彼が出資者を探すために社交クラブを駆け回り、その努力が報われなかったことは既に知っています。だからフィレンティアたちはそこを狙い、彼に優しい言葉をかけました。

北部で起きたことには本当に胸が痛みました。どうにか力になれないかと思い、あなたをお呼びしたのです…と。

その言葉は効果抜群だったらしく、ロンチェントの瞳が揺れました。

⇒『今世は当主になります』143話のネタバレはこちら

今世は当主になります|ネタバレ感想&ストーリー補足

ネタバレ感想①危険すぎる皇后

ネタバレ感想

141話、ラビニ皇后のヤバさが凝縮されたようなストーリーでした。

彼女、実父が亡くなったのに事業と保身のことしか考えていません。最初にこのシーンを読んだ時は、ラビニといえど実父が逝去したのだから多少はショックを受けるだろうと思いましたがーーー

本編内に以下の記述があったので、ラビニは全く父の死を悲しんでいないと思われます。

「そういった皇后がおもむろに顔を上げる。光の中に再び現れた皇后の顔は完璧だった。涙で化粧が崩れた痕跡もなく、悲しみに押しつぶされそうな表情でもなかった」

引用元:今世は当主になります142話

怖いですね。自分の野望のためなら、何を失っても構わない。そういったラビニの気質がありありと描かれています。

ちなみに訃報を伝えに来たのは、アイバン当主のロンチェント。つまり彼はラビニの恐ろしさを目の当たりにしてしまったのです。そのときの彼の台詞がこちら↓

『皇后は危険な人だ。アンゲナス家とは距離を置くべきだ』

引用元:今世は当主になります142話

正常な反応ですね。今後はこうやって、ラビニからどんどん人が離れていくのかもしれません。

ネタバレ感想②なかよしの爺孫

上記の解説ではフィレンティアとルーラックの真面目な会話しか書いていませんが、補足しておくと、2人は例の会話をする前にキャッキャウフフしていました。

ルーラックにとって、フィレンティアは可愛い孫娘。いつもは厳格な当主ですが、孫娘に会うときはいつもワハハ!と笑い出しそうな優しい笑みを浮かべています。

フィレンティアもそんな祖父が大好きで、140話ではルーラックに頭をなでてもらうシーンが描かれていました。いいお爺ちゃんと孫娘です。皇室との温度差…!

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