今世は当主になります小説版136話~138話のネタバレと感想|宅配事業をはじめた結果

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の136話~138話のネタバレと感想です。

フィレンティアは宅配事業を始めるため、交通事業を担当しているデボン家と協力します。そして今回、事業をより広く知らせるため説明会を開きますが、果たして彼女の計画は上手くいくのでしょうか?

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136~137話の概要|宅配事業の説明会を開く

大規模な説明会

フィレンティアは宅配事業について広めるため、ロンバルディ交通の職員たちと協力して事業説明会を開きます。宅配事業にはデボン家だけでなく他の封臣家門も関わっているので、かなり大規模な説明会となりました。

がんばった甲斐があり、説明会当日になると会場は多くの人でにぎわい大盛況。参加者たちも興奮気味で宅配について話し合っており、事業が順調に進んでいるのは明白でした。

宅配事業のはなし
フィレンティアの提案した宅配事業は、ロンバルディの持つ資本力とインフラ、そして各分野で活躍する子会社の支援があるからこそ実現しました。
つまりロンバルディだからこそ可能な事業であり、他の家門がマネできない大規模なもの。ゆえに注目度がとても高かったようです。

138話の概要|説明会にはアスタナ王子も来ていた

アスタナ視点①授業を抜け出してきた王子

実をいうと、事業説明会には第一王子・アスタナも来ていました。

彼はラビニ皇后から「貴族会議に向けて勉強をするように」と言いつけられていましたが、おもしろそうな説明会の話を聞いて、こっそり城を抜け出してきたのです。

アスタナの現状
近々貴族会議があるので、アスタナは会議のために勉強をしなければなりません。
しかし彼は勉強ギライで、おまけに政治の知識が全くないようです。本来なら、説明会に参加している場合じゃありません。例えるなら知識ゼロで模試を受けるようなものです。
ひよこ
物見遊山で、事業説明会に参加する王子。
白うさ
仕事は遊びじゃないのよ!子供は家に戻って勉強してなさい!

アスタナ視点②気に喰わない女

会場を一通り見たアスタナは、その規模の大きさに感嘆の声をもらしますが、同時に不満も感じていました。

というのもこの説明会の主催者が、フィレンティアだと知っていたから。彼女とは幼少期から何かと絡むことが多く、その度にアスタナは「生意気で気に喰わない奴」だと思っていましたがーーー

それなのに、なぜか妙に彼女が気になってしまうのです。

ひよこ
ちなみにこの後、アスタナは酒を飲んで酔ったせいで警備員に追い出されたよ。身分証も持ってなかった模様。
白うさ
この国の王族、大丈夫か…?

宅配の申し込みが殺到する

結論から言うと、宅配事業説明会は大成功しました。

それこそ当日のうちに宅配の申し込みが殺到し、コラボ企画を実施していたフェレット商会やロンバルディ商談の売り上げもぐんぐん伸びました。それこそ冷静沈着なクレリバンが満面の笑みを浮かべるほどに。

さらに宅配のような流通業は、軌道にのれば利益を上げやすいのもメリット。いずれこの事業が安定すれば、フィレンティアの評判もぐんぐん上がり「彼女がロンバルディの当主になるのも悪くない」という話題が出てくるでしょう。

そんな未来を想像して、彼女とクレリバンは互いに微笑み合いますがーーー

フィレンティアには一つ懸念がありました。雨季に入った今、そろそろ『ある事件』が起ころうとしているのです。彼女は“事件”に備えてすでに準備を整えているものの、やはり不安は残っていました。

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今世は当主になります|今回のネタバレ感想

ネタバレ感想①ビエーゼ節は相変わらず

ネタバレ感想

説明会の少し前、ビエーゼが宅配事業についてフィレンティアに嫌味を言うシーンがあります。内容的には「どうせ事業は失敗するだろうが、いい勉強になったと思うんだな」的なことを言っていました(しかも舌打ち付きで)

完全にひがみ。自分のことを棚に上げて姪っ子に嫌味をたっぷり言うあたり、ビエーゼは本当にアレですね。絵に描いたような三下キャラです。

本当に腹立たしい男ですが、フィレンティアも負けてはいません。しっかり嫌味を言い返して、彼を追い払っていました。

「いくらなんでも姪っ子が始める事業ですから、応援くらいはしてくださるかと思ったのですが、伯父様は本当に器が小さいようですね」

「なんというか、ティーカップぐらいじゃないかと・・・」

引用元:今世は当主になります136話

ティーカップ。言い得て妙ですね(笑

ネタバレ感想②ララネは苦しい位置にいる

ちなみに上記のシーンで、娘のララネは涙目になりながら父親の暴言を止めようとしていました。この子、苦労性ですね・・・

大好きな従妹に、実父が暴言を吐くのですから。そりゃ涙目にもなる。

そもそもララネは賢いから実父がどういう人なのか理解しているだろうし、また家門の関係者に白い目で見られているのも知っているはず。娘として、申し訳ないと思っていそうですね。

私がララネだったらこんな実父は見捨てますし他人のフリをしますが、彼女は優しいからそれも出来ないのかも。ララネ、本当に苦労性です。

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1件のコメント

更新ありがとうございます。

ララネの再登場が痛ましい展開で、予想していたとはいえ胸が痛くなりますね…。
父親を見捨てるという選択肢ですが、中世時代世界観ですと男児のクレニーと違い、女性のララネが親元を離れるのは無理に近いです。
何故ならこの時代、結婚も離婚も原則として父親の許可が要るからです。
駆け落ちするか後見人をビエーゼからルーラックに移すとかすれば話が変わってきますが。
シャナネットは離婚しましたが父のルーラックが離婚に賛成していたのと、元夫の逮捕というスキャンダルからシャナネットと双子を守るための措置でしたし。

ララネがついてきたのは見学して自分も勉強したい(ビエーゼを見学してもろくなことにならないので)、ビエーゼが大変なことにならないよう傍についていないとという責任感もあったのかもしれません。
ビエーゼもララネの兄もフィレンティアにさんざん酷いことをしてきたので、ストッパーがいないとフィレンティアにまた何かするかもしれないと心配だったのかも。
そしてお見合いおばさんを気取っていたラビニ皇后、絶対ララネに目を付けますよね。
ロンバルディ直系で家柄も頭も容姿も良く、妻として最高に使えると前世では年の離れた変な男に嫁がされ、実家に帰りたいと泣き続けて悲惨な死を迎えてしまったような…?
そんな感じのエピソードがずっと前の話で「ララネって確かこうなったような」ってフィレンティアが口にしていたと思うので。

前世知識があるフィレンティアですら「雨の事件」を警戒するとは何でしょうね。
トレンブルー病の特効薬を作れるか警戒していた時並みに、ものすごく嫌な事件っぽい感じがしますが。

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