今世は当主になります小説134~135話のネタバレと感想|ディラード家との商談

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の134話~135話のネタバレと感想です。

フィレンティアは宅配事業を進めるため、封臣家門のロマシー・ディラードにも商談を持ちかけます。彼はロンバルディ商談を取り締まる立場なので、味方にすれば非常に心強い存在です。

果たして、商団は上手くいくのでしょうか?

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小説134話の概要|ビエーゼは皇后と商談を進めるが・・・

ビエーゼは自信満々で皇居に向かう

以下の文章は、管理人が韓国版原作サイトを見ながらまとめたネタバレです。もし翻訳ミスがあれば、日本版の最新話公開日に修正します。

その日、ビエーゼは妻・セラルとともに皇居を訪れます。アンゲナス家の開発事業(リゾート地に高級住宅をたくさん作る計画)を、ロンバルディ建設に任せて欲しいと頼むためです。

なおビエーゼは、この商談について自信満々でした。

ロンバルディ建設の大工ならば高い技術力を持っているため、ビエーゼは皇后が喜んで承諾すると考えていたのです。それにセラルも、皇后陛下の許可は下りたも同然だと太鼓判を押してくれましたから。

ひよこ
ビエーゼ「妻が大丈夫って言ってたから心配なし!」
白うさ
いや、それもどうなの?完全に傀儡だね・・・

アンゲナスに利用される

しかし、いざ仕事の話をするとラビニ皇后は悩むフリをします。そして彼女は「ロンバルディ建設に仕事を任せる代わりに、代金を支払うのは工事後半と完成後にしてほしい」と言い出しました。

これはあり得ない提案で、今回のように大規模な工事であれば工事代金を4~5回に分けて支払うのが普通です。

ひよこ
多額の工事費用を、後からまとめて支払いたい。これがラビニ皇后の要求だね。
白うさ
あり得ないね。この国、前払い金制度とか無いのかな?

さすがのビエーゼも、この提案を断らなければマズイと考えますがーーー

ラビニ皇后の試すような視線に負けて、承諾してしまいます。すると皇后とセラルは、口元に笑みを浮かべるのでした。

白うさ
この2人グルだよ!ビエーゼ気付いて!
ひよこ
これは完全に、ロンバルディに工事代金を出させる気だね。

フィレンティア視点|ロマシーとの商談

フィレンティアが宅配の話をしたところ、ロマシーは感嘆の声をもらします。

しかしその割に、彼は宅配事業に対してあまり積極的ではありません。というのもロマシーは実戦で鍛えてきた骨太な商人なので「フィレンティア様がいくら賢いとはいえ、商売経験がない子供のことを信用していいのだろうか?」と思っていたのです。

ひよこ
経験は大事だからね。これは仕方がない。
白うさ
ロマシー大丈夫だよ!その子、人生3週目だから!

フィレンティアはそんな彼の迷いに気付き、切り札を出します。

『フェレット商会』の本当の主は、クレリバンではなく自分だと明かしたのです。

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小説135話の概要|ロマシーを味方にするため切り札を出す

フィレンティアは自分の正体を明かす

『フェレット商会』の本当の主はフィレンティアである。その話はにわかには信じがたく、当然ながらロマシーは困惑します。

しかし同席中のクレリバンもそれを事実だと肯定し、さらに「私は毎日フィレンティア様からたくさんのことを学んでいます」とまで言うので、ロマシーは彼女を信じることにします。

そして後日、提案書を持って来ると言って退室しますがーーー彼はいまだに、夢でも見ているような気持ちでした。

ひよこ
こんな話、普通は信じないよね。気持ちはわかる。
白うさ
クレリバンの援護がなければ、ジョークだと思われてたかもね。

祖父にそっくりな孫娘

クレリバンが後を付いて来たので、ロマシーは「さっきの話は本当に本当なのか?」と小声で聞き返します。するとクレリバンはまだ信じないのかと不快そうにしながらも、フィレンティアの素晴らしさを熱く語りました。

「これからもフィレンティア様は、ロンバルディ家をもっと偉大なものにしていくと思います」「ディラード家もこの流れに取り残されないように、今回のチャンスは逃さないほうがいいでしょう」

引用元:今世は当主になります小説135話

そんなクレリバンの姿を見て、ロマシーは若い頃の自分を思い出します。かつてルーラックに出会い、すべてを捧げてでも一緒に高みを目指したいと思ったころの熱い気持が蘇ったのです。

そのためロマシーは久しぶりに心臓を高鳴らせて、このチャンスを逃さないぞ!とやる気を出すのでした。

⇒『今世は当主になります』小説136話のネタバレはこちら

今世は当主になります|今回のネタバレ感想

ネタバレ感想①フィレンティアは祖父に瓜二つらしい

ネタバレ感想

18歳のフィレンティアが、すでに事業を起こして大成功していた。普通ならこんな話は信じませんし、ドッキリだと思う人の方が多いのではないでしょうか。

それでもロマシーが話を信じたのは、隣にいるクレリバンが肯定したこと。また彼女が祖父のルーラックに瓜二つなことも理由でした。

どこにいても物怖じしない性格。成功への確信に満ちてきらめく瞳。ロマシー曰く、祖父と孫娘はそっくりなのだとか。改めて考えると、フィレンティアは一族の誰よりも中身がルーラックに似ているのでしょうね。

またロマシーの話からは、ルーラックの偉大さとカリスマ性も伝わってきます。そんな格好いい祖父に似ていると言われたら、フィレンティアは大歓喜しそうです(笑

ネタバレ感想②さすがにビエーゼに同情した

今回に限っては、ビエーゼに少しばかり同情しました。

彼がラビニのあり得ない依頼を引き受けてしまったのは、いまだにロンバルディ家の一員として実績を出せず、その事実を以前シャナネットに指摘されたためです。

周囲を見返したい悔しさもあり、引き返せなかったようです。

しかもビエーゼは、自分の立場を確立するため皇室に頼り切っている状況。早い話、ラビニに見放されたら後がありません。そういう事情もあって、余計にラビニの要求に逆らえませんでした。

まあどんな事情があれ、ハイリスクローリターンの商談を受けるなんて愚の骨頂ですけどね。この失態がルーラックに知れたら、間違いなく怒られる(または一族全体から本格的に見放される?)でしょう。

とはいえ私も社会人なので、追い詰められた人間の気持ちも分かります。おまけにビエーゼの場合、信じている妻にもいいように利用されている状態なので・・・

少しだけ同情してしまいました。

⇒『今世は当主になります』小説136話のネタバレはこちら

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1件のコメント

更新ありがとうございます。

ビエーゼは今までアンゲナス家の商談で痛い目を見ているのに、コネも信用も無いので妻の実家のアンゲナス家との商談しか出来ないというのがビエーゼの人生の無意味さを示していると思います。
ロンバルディを崩壊させようとする妻をシャナネットのように離婚することもせず、自分をおだてて操る妻に依存しきっているビエーゼがシャナネットに「(能力があったとしても家庭生活を保てず)離婚された女」なんて暴言を吐いた時点で、ビエーゼには何も同情できません。
必死にロンバルディの崩壊を食い止めていた前世のフィレンティアに暴力を振るって追い出したり、ルーラックも長男のビエーゼをえこひいきして可愛がりすぎたのは否めないと思います。

フィレンティアの父が成果を上げたビエーゼの粗悪な布事業ですが、ビエーゼはあの質の悪い布を大量購入してしまい、危うく大損害を出しそうになってルーラックを激怒させましたよね。
あの時もアンゲナス家に良いカモにされ、粗悪な布を買わされて「ロンバルディが使い物にならない布に投資した」と風評や事業失敗工作をされていたようなもので…。
誰も商談を持ってきてくれないのはビエーゼの信用が無いということとで、これまでの人生で傀儡に甘んじて何一つ努力をしなかったビエーゼに同情の余地は無いかと。
頑張って周囲を見返したいという気骨はまだしも、事業は投資ビジネス含め多額の金が動く以上、実績が無いビエーゼの持ちかける商談に乗る人はいないでしょう。
フィレンティアが2週目人生スタートした頃、ルーラックの仕事を見学したり「こういった事業はいかがでしょうか?」と相談したり勉強する姿勢を見せていれば、事業の才能が無くても自分の適性を見つけてロンバルディのコネで天職に就けたと思いますし。

ビエーゼがは「シャナネットみたいに格好よく当主代行をやって有能だと尊敬されたい!」「弟みたいに爵位貰えるくらい成功して、ロンバルディから独立できるくらい活躍したい!」って努力なしに成功したいって駄々こねているだけです。
ビエーゼとフィレンティアの父親より年上の弟(名前忘れました)はロンバルディの名前に甘えて威張り散らし、遊び惚けていただけ。
そんな生活を子供が成人する間際まで続ければ、ベテランになるはずの年齢で新人よりも使えないだけで態度だけ大きいと、周囲に嫌われ孤立するのは当然のこと。
情報戦に弱く、アンゲナス家がトリバー木を買えない事実に目をつけて手に入れることができたりすれば、もっと交渉のテーブルについて逆に建設費用を吊り上げてアンゲナス家に強気に出られたかもしれませんのに。
ビエーゼはロンバルディ家で孤立していて、今までの非を悔い改めて素直に大物になった妹弟に教えを乞うでもしないと正直厳しい立場なのですが。

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