漫画『今世は当主になります』の83話のネタバレと感想です。
フィレンティアは前回、双子に花冠を渡しに行きました。しかしその時、偶然にも彼らの父・ベスティアンの本性を知ることになり、さらに扉の影に隠れていることがバレてしまいます。
果たして彼女は、この危機を乗り切れるのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
フィレンティアは子供らしく振る舞い、何も知らないフリをする
ベスティアンは警戒するが…
フィレンティアは花冠を差し出して誤魔化すも、ベスティアンは警戒を解きません。彼女の肩をつかみ、いつからいたんだ?と問い詰めます。
しかしその時。
タイミングよくララネたちが来たので、彼はフィレンティアを解放して“優しい大人”のフリをします。
さらに叔母のシャナネットが「子供たちにあげようと思って」とお茶と菓子を持ってきたので、クロイトンは顔を隠しながら慌てて部屋を去るのでした。
シャナネットの謎めいた行動
ギャラハンの事業を盗もうとしただけでなく、ベスティアンとも手を組んだアンゲナス。そんな彼らに対し、フィレンティアは内心毒づきますが・・・
この時、ふと思いました。双子はまだ戻っていないのに、なぜシャナネットは子供用の茶菓子を持ってきたのだろう?と。
リラ鉱山のオークションが行われ、〇〇が落札する
オークションがはじまる
その日、官庁にある小さな会場で『リラ鉱山』のオークションが行われました。
古い炭鉱なので注目度は低く、参加者もあまりいません。そして司会者も、適当にオークションを開始しようとしますがーーー
会場にクロイトンやベスティアンが入ってきたので、みんな何事かと驚きます。帝国内の有力貴族がちっぽけなオークション会場に現れたので、当然の反応でした。
ベスティアンは当初の計画どおりに行動する
ベスティアンは結局のところ、当初の予定どおり1800ゴールドで落札するようクロイトンと打ち合わせをしました。
フィレンティアに計画を盗み聞きされた可能性もありますが、彼女の反応を見るかぎり何も聞かれていないだろうと判断したのです。
しかし余裕の笑みを浮かべていたところ、会場にクレリバンが現れたので動揺します。
なおクロイトンはもっと驚いたらしく、始終落ち着きのない表情をしていました。
落札したのは誰?
オークションを行った結果。
ロンバルディ側の参加者は予定どおり1600ゴールドを提示し、一方でクロイトンは2000ゴールドを提示しました。そのため誰もが、アンゲナスが落札すると思い込んでいましたが・・・
クレリバンが提示した金額は、なんと2500ゴールド。つまりフェレット商会がリラ鉱山を落札したのです。
予想外の結果にざわめく参加者たち。なおクロイトンは、頭を抱えて悲鳴をあげるのでした。
『今世は当主になります』83話のネタバレと感想
83話のネタバレ感想①絶体絶命のクロイトン
クレリバンが無事にリラ鉱山を落札しました!これでフィレンティア率いるベレット商会は、無事に第一歩を踏み出せますね。
そして一方、クロイトンとベスティアンは窮地に立たされます。
まずクロイトンは、十中八九ラビニ皇后に怒られますね。絶対にリラ鉱山を落札するよう命令されていたのに失敗したとなると、どんな叱責を受けるのやら・・・
あの怖い皇后の事だから、クロイトンの首が飛ぶくらいありそうです。最悪、物理的に首が飛ぶかもしれません。
83話のネタバレ感想②ベスティアンは自業自得
そしてベスティアンですが、こっちも絶体絶命。
まずはオークションに失敗したことで、彼はアンゲナスからの信用を少なからず失うはず。そして何より、彼の悪巧みは恐らく妻のシャナネットにばれています。
つまり、本来手に入るはずだった利益を失いシャナネットにも離縁されて…という状況になる可能性が高いのです。
そして悪巧みがバレている以上、ルーラックが黙っているはずありません。ルーラックは身内を大事にする人なので、間違いなく報復するはず。
ベスティアン、完全に積んでいますね。2人とも自業自得ですが、この先どんな報いを受けるのでしょうか。
特にベスティアンは最低な形で妻を裏切っているので、キツイ罰を受けて欲しいところ。この男は絶対に許しちゃいけない。