『今世は当主になります』53話のネタバレと感想|ギャラハンに勲章が与えられる

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の53話のネタバレと感想です。

前回フィレンティアは、クレリバンに辞表を出すよう指示していましたね。彼女はいったい何を計画しているのでしょうか?

管理人の感想を交えつつ、ストーリーの続きを簡単にまとめました。

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クレリバンに辞表を出すよう指示した理由

動揺するクレリバン

今世は当主になります

辞表を出すよう言われたクレリバンは動揺して、冷や汗をたらします。そしてその場に膝まづいて言いました。

「お嬢様、私は…何か失敗しましたか?私の能力が不足しているなら、もっと努力します。もっと学んで経験を積みます。だからどうか…私を捨てないでください」

その言葉を聞いたフィレンティアは大慌て。

というのも彼女は『ロンバルディに辞職願いを出せ』という意味合いで言ったのです。クレリバンを手放す気など全くありません。

11歳の誕生日を迎えたら本格的に事業を動かす予定なので、彼にも準備を進めておいて欲しかったのです。

ひよこ
辞表を出せと言われて、クレリバンは見放されたと勘違いしたんだね。
白うさ
あの言い方じゃ勘違いしちゃうよ!

誤解が解けると、クレリバンはほっとした顔をしますが…

フィレンティアは内心、私がクレリバンを手放すワケないでしょう!?と叫びました。

そもそも彼はこの3年間、衣服店の全店舗を完璧に管理してきたのです。そんな有能な男を解雇するはずありませんから。

ギャラハンに勲章が与えられる

するとその時、部屋の扉がバンッ!と開きます。

やって来たのは父親・ギャラハン。なぜか彼はゼエゼエと息を切らし、その場に崩れ落ちてしまいました。

様子がおかしい父親に、フィレンティアはどうしたのかと駆け寄ります。すると彼は、信じられないという顔で言いました。

「ティア、大変だ。パパが…パパが勲章を受けるって!!」

3日後に開かれる建国祭で、ギャラハンは皇室から勲章を受けることになったのです。

その理由は、既製服を作って国民の生活に大きく貢献したから。そして報告を聞いたフィレンティアは、ぱあっと顔を輝かせて父親に抱き着きました。

「おめでとう、パパ!」
「ありがとう、僕の娘」

しっかりと抱き合う2人。

今回の建国祭は十数年ぶりに帝国の4大家門が全員出席するので、大規模なパーティーになるでしょう。娘に褒められ、ギャラハンは照れて笑いますが…

実はフィレンティアは、父親が勲章を受けることを事前に知っていました。

というのも皇室では3ヶ月も前から祖父・ルーラックにそれとなく意思を伝え、クレリバンがその情報をフィレンティアに教えていたのです。

ひよこ
クレリバンは祖父にも重宝されてるから、簡単に情報を持ち出せるよ。
白うさ
この人、本当に有能。

建国祭に向けて

ギャラハンの既製服事業はすでに軌道に乗り、そろそろ新しい領域に拡張する時期が近づいています。帝国内の大物たちはそれを知っており、だからこそ今回の建国祭には4大家門が全員集まるのでしょう。

そこでフィレンティアは、建国祭にギャラハンの作った服を着ていこうと考えます。

事業規模を拡大するチャンスだと考えたのです。

フィレンティアが建国祭でギャラハンの服を着たいと言った時、ギャラハンはもっと特別なドレスを着るように提案しました。しかし娘から「パパの作った特別な服を自慢したいの」とねだられて、あっさり陥落しました。

ペレス視点|皇帝に呼び出され、ある命令を受ける

皇帝からの呼び出し

ペレスはその頃、皇帝に呼び出されていました。

皇帝に剣術の調子はどうかと聞かれたので、ペレスは順調に進んでいることを伝えますがーー内心では、皇帝をあざ笑っていました。

(マヌケな奴め。自分の手にあるとばかり勘違いして…こんなやつが皇帝とは)

すると皇帝は、ペレスが努力しているようだから慈悲深い父として報酬を与えると言い出します。

「3日後に開かれる建国祭のパーティーで、私と一緒に入場する準備をしておけ」

どうやら皇帝は、建国祭でペレスのお披露目をする予定のようです。

⇒『今世は当主になります』54話のネタバレはこちら

『今世は当主になります』53話のネタバレと感想

53話のネタバレ感想①ペレスは腹黒い?

ネタバレ感想

53話のラストでは、ペレスと皇帝の会話が描かれていました。

まだ12歳ですが、ペレスは凛々しい男の子に成長しています。そして現皇帝については、表面上では従いながらも内心ではマヌケな奴だとあざ笑っていますね。

腹黒系ヒーローになりつつあります。

53話のネタバレ感想②クレリバンの苦悩

フィレンティアの「辞表を出す準備をして」というセリフが、クレリバンにとんでもない誤解を与えてしまいましたね。あんなに有能なのに、自分の能力が足りないから解雇されると思ったようです。

このシーンで彼は珍しく焦っていたので、捨てられることに一種の恐怖心を持っているのかもしれません。

クレリバンは名家の血筋ですが、私生児ですから。言わば生まれた時から、父親に見放された状態です。だからこそ、見放されることにトラウマ(?)的なものを抱いているのかなと。

彼の反応を見る限り、そういう事なのでしょう。

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