今世は当主になります漫画140話(小説133)のネタバレ感想|ペレスの痛ましい過去

今世は当主になります

『今世は当主になります』の漫画140話(小説133話)のネタバレと感想です。

今回も引き続き、フィレンティアとペレスの会話が描かれます。卒業後のペレスの話や、彼が首都に戻ってこなかった”本当の理由”などが判明します。

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140話の概要|ペレスが首都に帰ってこなかった理由

ペレスは過去を振り返る

以下の文章は、管理人が韓国版原作サイトを見ながらまとめたネタバレです。もし翻訳ミスがあれば、日本版の最新話公開日に修正します。

今までペレスから贈られたプレゼントを1つ1つ眺めながら、フィレンティアは彼といろいろな話をします。

ペレスによると、彼はアカデミーを卒業したあと色々な場所を旅行して、たくさんのことを学んだそう。なおラビニ皇后から「卒業するまで皇居に戻って来るな」と言われていたため、首都に帰ってこれなかったのだとか。

白うさ
あっ、だから在学中はティアに会いに来れなかったんだね。
ひよこ
それにしても子供相手に「帰って来るな」は酷い。普通に泣く。

またこの時、ペレスは苦い表情をしながら語ります。俺は生まれてからずっと皇居の外に出られなかったから、知らない事だらけだった……と。それこそフィレンティアと出会うまでは、あの廃墟と周囲の森だけが彼の世界だったのです。

ひよこ
おまけに旅行中も、ラビニ皇后からたまに暗殺者が送られてきたらしいよ。
白うさ
最悪なプレゼント。

一連の話を聞いたフィレンティアは、彼が危険な目に遭っていたことに腹を立てます。そして一刻も早くラビニとアスタナを引きずり降ろさなければ!と意気込むのでした

ディラード家の訪問

その日ロンバルディ邸に、封臣家門のロマシー・ディラード(※)が訪れます。

※ロマシーとは?
ロンバルディ商談を司る家門。なおクレリバンの実父である(ただし婚外子)

彼は多忙なので会議がある時しかロンバルディ邸を訪問しませんが、今日はフィレンティアに新事業の件で呼び出されたため直々に足を運んだのです。

商談スタート

ロマシーが客間に足を踏み入れると、そこには優雅に佇むフィレンティアがいました。

さらにその隣にはクレリバンーー帝国ではもはや知らない人がいない実力者ーーまで立っていたので、ロマシーはわずかに驚きました。

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今世は当主になります|今回のネタバレ感想

ネタバレ感想①ロマシーの直感

ネタバレ感想

ロンバルディの直系とは言え、フィレンティアはまだ18歳の子供です。本来ならロマシーほど多忙な人が、わざわざ子供のために動くことはありません。

例えるなら、大企業を取り仕切る社長がオーナーの娘に呼ばれて会いに行くようなもの。普通はあり得ません。

それでもロマシーがフィレンティアを優先したのは、彼女がエスティラ軟膏の発案者でありクレリバンの自慢の生徒だったから。賢さに加えて、プラスαがあった…というと伝わりやすいかも。

ネタバレ感想②ペレスの策略

フィレンティアと別れた後、ペレスはこっそり仲間に会って「皇后はトリバー木を欲しがっているから、俺たちの保有するトリバー木を言い値の5倍で売りつけろ」と指示しています。定価ではなく、言い値の5倍ってエグイですね(苦笑

ペレスは皇后(と彼女の生家であるアンゲナス家)の資金を枯渇させるため、予めトリバー木を買収するなど裏でいろいろ手を回している模様。

このままだとラビニ皇后、後々えらい目に遭うでしょうね。恐らくラビニは、年若いペレスがすでに商談を作っていることも、そして自分の行動パターンを先読みされていることも気付いていないはず。

となると、気付いた時には財政的にどうしようもない状態になっていた・・・という展開になるのかなと。経営者視点だと恐怖でしかない。

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1件のコメント

更新ありがとうございます。

アンゲナス家、ラビニ皇后のペレスへの妨害・謀略だけで相当お金使ってますよね。
観光事業が投資して利益を回収できる見込みがあるのか現状不明ですが、いつぞやフィレンティアと取り合いになった鉱山がものすごく価値の高い宝石が採れた所から商才はあるのかもしれません。
というかラビニ皇后がナビエのように公務をせず、アンゲナス家の商売に集中しすぎていて何のための皇后なのか、アンゲナス家の当主が空気すぎないかと。
政敵のロンバルディはルーラックが療養中、離婚スキャンダルのあった女性のシャナネットが当主代行で跡取りだったビエーゼが反旗を翻しているという危機的状況。
割とチャンスですが、アンゲナス家当主や次期当主が動かないのも不気味ですね。

ラビニ皇后もトリバー木に固執せず、かつてビエーゼが持ち込んだ粗悪な布事業を庶民向けの量産服に変更し、単独で大成功したフィレンティアの父のように観光事業も代案で何とかするとかすればいいのにと思いますが…。
かつてのダイヤモンドのようにオリバー木の流通がおかしいことになっている、自分だけ手に入れられないという二回目の現象にロンバルディが関わっているくらいは気づいてもよさそうですが。

アスタナも母を反面教師にして有能な子になれたらと思いましたが、幼少期から悪ガキ全開すぎてフィレンティアをちょっと好きだった設定もどこへ行ったのかと。
幼い頃は自分に屈しない美少女のフィレンティアに興味を持っても、成長していくにつれ異性にもっと興味が出る年齢のはずなのにちょっかいかけてきませんよね。
「自分の妻になって皇后になるに相応しいのは、賤しい婚外子ではなく両親共に最高の貴族の血を引いていなくてはならない」という選民思想に染まってしまったのしれませんし、王子に気に入られたいと寄って来る結婚適齢期の貴族令嬢に取り囲まれてすっかりどうでもよくなってしまったのか。
ペレスとばかり仲良しのフィレンティアにやきもちをやいて意地悪したり、ロンバルディが気に入らないとヒステリーを起こすラビニ皇后に「ロンバルディは凄い(アンゲナスはそれに比べて駄目だ)」と言ってラビニを見放すだけの冷静な部分があった彼も、今やどうしようもない小物になってしまったと思うと少し悲しいですね。

フィレンティアの1週目ではラビニ皇后だけでなくアスタナも凄まじいことになっていた気がするので、2週目はフィレンティアのおかげで冷酷さから情を持っている彼がどこまで手加減してあげるかでしょうね。

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