漫画『今世は当主になります』の127話のネタバレと感想です。
6年ぶりに首都に戻ってきたペレスは、父・ヨバネス皇帝に会いに行きます。この2人は家族と呼べるような温かな関係ではありませんが、久しぶりの再会に何を思うのでしょうか?
ペレス視点|ポンタイン侍女長の墓参りに行く
ポンタイン侍女長の遺言
ペレスは王宮に行く前に、郊外にある墓地 に立ち寄ります。そしてポンタイン侍女長の墓に花を添えると、3年前に彼女に言われた言葉を思い出しました。
ペレスは侍女長の墓にやさしく触れながら、葬式に参加できなかったことを詫びます。そして彼女に感謝の言葉を告げると、静かに王宮へと向かうのでした。
ヨバネス皇帝視点|6年ぶりに息子と再会する
息子2人を比較する
その日の夜、ヨバネス皇帝のもとにペレスが挨拶に来ます。ヨバネスは久々に帰還した息子をじっと見ながら、前皇帝に瓜二つだな…と考えていました。
ヨバネスは世間話をしながらも、値踏みするかのような目でペレスを見ます。
というのもペレスは大学を首席で卒業するほど優秀ですが、第一王子のアスタナは問題ばかり起すので内心2人を比較していたのです。
それこそアスタナは貴族院大会議に出席したときも、意見すら出せず席に座っているだけでした。
そしてヨバネスは何を企んだのか、ちょうど今から行われる貴族院の大会議にペレスを連れて行くと言い出しました。
今世は当主になります127話のネタバレと感想
ネタバレ感想①愚かな第一王子のはなし
127話でちらっと第一王子・アスタナが登場しましたが、まあ何と言うか、ろくでもない男に育ちましたね。狩りと女にしか興味がなく、政治にまつわる知識は少ないようです。
大方、今まで勉強をサボっていたのでしょう。自分は第一王子だからと、相変わらず地位に甘えているのかもしれません。父親に似てしまいましたね。
一方でペレスは大学を首席で卒業するほど賢いので、アスタナとは天と地ほどの差が付いているのは明白。ペレス、お爺ちゃんに似て良かったね…!
そして次回の貴族会議で、2人の差がハッキリと描かれるのかなと思います。楽しみですね。
ネタバレ感想②ペレスが5年も戻らなかった理由
127話では、ペレスが5年間帰ってこなかった理由が判明しましたね。
ポンタイン侍女長は亡くなる前、ペレスに「しっかり準備をしてから帰って来るように」と言い残しています。それは言い換えれば、準備を整えないまま帰還すると危険だという意味なのでしょう。
だからこそペレスは侍女長の助言を聞き入れて、この5年間一度も帝国に帰ってこなかった。多分この解釈で合っているはずです。