漫画『結婚商売』の外伝がついに始まりました!今回は記念すべき外伝1話目・96話のネタバレと感想を紹介します。
タイトルのとおり、今回はダボビル伯爵夫妻がメインの話です。妻・カトリーヌと夫・マルソーがどのように出会ったのか、そしてあのオシドリ夫婦にどんな馴れ初めがあるのか。早速ストーリーを読んでみましょう。
ビアンカ視点|アルノー伯爵家はピクニックに出かける
家族3人でピクニックに行く
よく晴れたある日。ビアンカは家族水入らずでピクニックに出かけます。愛する夫・ザカリーと愛娘・アレクサンドラを連れて、3人だけで休暇を取ることにしたのです。
そして草原で食事を済ませた後、ビアンカはザカリーの肩にもたれ掛かりながら手紙に目を通します。
その手紙は友人・カトリーヌから送られたもので、そこには以前から知りたいと思っていた『夫・マルソー(ダボビル伯爵)との馴れ初め』について書かれていました。
カトリーヌの回想|ダボビル伯爵家と後継者問題
カトリーヌの子供時代のはなし
妊娠が発覚したその日、カトリーヌの両親は涙を流しながら喜びました。というのも夫妻の間にはまだ後継者(=息子)が生まれておらず、母親は過去3回も流産しているのです。
その最中ようやく妊娠できたので、母親は「今度こそ後継者を産まなければ」と意気込んでいました。
なお長女のカトリーヌは、母親が男児を産むためずっと苦労してきたことを知っています。だからこそ当時は複雑で、回想にて「愛する夫との間に生まれた最初の子供が息子なら、お母様はこれほど苦労しなかったのに」と語っています。
後継者が生まれるよう祈る
母親が息子を産めるよう、カトリーヌは毎日協会に行って祈ります。その日も雪が降る中、侍女を連れて教会に行く途中でした。
すると道中、物売りの少年に声をかけられます。
カトリーヌが「今日はどんな物を見せてくれるの?」と微笑みかければ、その少年は頬を染めながらピンク色の紙―――スミレで染めて香りをつけた紙―――を見せてくれます。ピンク色のスミレは希望を意味するので、少年はカトリーヌの願いが叶うように用意したのだと語りました。
カトリーヌの切実な願い
カトリーヌは喜んで紙を購入するも、侍女は不機嫌でした。というのも先ほどの少年を詐欺師だと思っていたのです。
きっと侍女の言うとおり、少年は紙切れに安っぽい香水をかけて売っただけなのでしょう。それでも当時のカトリーヌは切実だったので、教会に行くとその紙を祭壇に捧げて「今度こそ後継者が生まれますように」と祈るのでした。
物売りの少年は〇〇だった
カトリーヌが祈る姿を、物売りの少年は遠くからじっと見つめます。すると冷たい顔をした司教が、物乞いのような真似をするなと注意しますがーーー
少年はとくに気にした様子もなく嫌味を返すので、司教は忠告しました。
「そうやって敵を作ると、いつか自分に帰ってくるということを忘れるな。マルソー、私の息子よ」と。
結婚商売96話のネタバレ感想|カトリーヌとマルソーの話
96話のストーリー解説
当時のダボビル伯爵家は、なかなか息子が生まれず後継者問題に悩まされていました。カトリーヌの母親は体が良くないのに、なんとか後継者を産もうとずっと苦労していたようです。
そんな状況だから、少女時代のカトリーヌは複雑な心境でした。もし最初に生まれた子供が、女の自分ではなく男児だったら・・・そんな風に考えてしまったのです。いつの時代も女の子は大変ですね。
そしてこの時期、カトリーヌは物売りの少年と出会います。この少年こそがマルソー。つまり次世代のダボビル伯爵であり、カトリーヌの最愛の夫です。
なぜマルソーが物乞いのような真似をしているのか不明ですが、どうやら司教(96話の最後に登場した男)の婚外子らしいです。
そういえばマルソーは71話で、自分が婚外子であり打算的な親に育てられたことを明かしていましたね。
ネタバレ感想|次回を読むのが恐ろしい!
カトリーヌは本当に優しい子ですね。家族のために祈る姿なんて、天使のように愛らしいです。
しかしながら、彼女の切なる願いは叶わないのでしょう。だって息子が生まれて無事に成長したなら、マルソーが『ダボビル伯爵』になっているはずありませんから。
となると息子は生まれなかったか、もしくは成長過程で亡くなったか……マルソーが婿養子になった時期的に、恐らく前者でしょうね。
つまり私たち読者は、これからカトリーヌたちが嘆く姿を見ることになるのです。
管理人、この時点ですでにしんどい。
こんにちは。
お久しぶりです。お元気でしたか?
外伝始まったのですね~
マンガの本題も、あと8話ぐらいで終わります。
いつもゴリ子さんのまとめて頂いているのを
拝見させて頂いてます。
また、よろしくお願いします。
毎週楽しみにしています。
ねこさん、お久しぶりです!
毎週コツコツ更新していくので、ぜひ読んでやってください。