マンガ『悪女皇后の専属侍女』の15話~16話のネタバレあり感想です。
パレサの誠実さが通じたのか、エリカ皇后は徐々に心を開きつつあります。そして今回、皇后は自分がどんな環境に置かれているのか打ち明けます。
”悪女”と呼ばれる皇后に、一体なにがあったのか?ストーリーを簡単にまとめました。
15話の概要|エリカ皇后の過去とは?悪女になった理由
引き込もりになった理由
皇后の実家は、貴族の中でも最下位にあたる準男爵です。
そんな彼女が皇帝にプロポーズされて皇后になったものだから、周囲の貴婦人たちは面白くありません。ゆえに皇后を仲間外れにし、嫌味を言っていじめます。
その結果、皇后は引きこもって暮らすようになりました。しかし皇后曰く、本心ではこの状況に不満を抱いているそう。
「貴婦人はみんな私を仲間外れにして嫌味を言って、対抗すると欲張りで狂暴な女だと言われて、持つべき権限も奪われて…皇后なんて名ばかりよ」
引用元:『悪女皇后の専属侍女』15話
あるべき権限を取り戻そう!
その話を聞いたパレサは、皇后があるべき権限を取り戻すべきだと考えます。そこで翌日、皇后を強引に(かなり強引に)アムール公爵夫人のもとに連れて行きました。
皇后はまだ心の準備ができておらず真っ青な顔をしますが、しぶしぶアムール公爵夫人に会ったところ、意外にも夫人はすんなりと権限を譲渡してくれました。
2人は意外な展開に戸惑いながらも、そのまま馬車に乗って皇后宮に帰還します。
なお皇后は『私にも皇后らしいことができるのかしら?』とドキドキしながら、後日、皇室主催の舞踏会を開きますがーーー
舞踏会中、事件が起こりました。
16話の概要|ハプニング発生!皇帝の妹・ニシアナが現れる
トラウマがぶり返す
パーティーはつつがなく進行しますが、会場に“ある人物”が現れたことで事態は一転します。
その人物とは、皇帝の妹・ニシアナ。
ニシアナを見た瞬間、皇后は顔を真っ青にし、さらに彼女に話しかけられただけで気絶したのです。
補足|皇后が倒れたシーンについて
ニシアナに話しかけられた時、皇后は様子が妙でした。何も言えずに立ちすくんで、呼吸も荒くなっていて…‥あれは多分、過呼吸でしょうか?
どうやらニシアナと過去に何かあったらしく、彼女をひどく恐れているようです。
悪女皇后の専属侍女・ネタバレあり感想
15話のネタバレ感想|皇后が引きこもる理由
やはりお飾りの皇后でしたね。
この皇后、本心では「意地悪な貴婦人たちの言いなりになりたくない」と思っているのに、対抗すれば悪女だなんだと悪い噂を流されるので、引きこもって暮らすようになったそうです。かわいそう。
ただその場合、皇后から権力を奪ったのは誰なんだ?という話になります。今回登場したアムール公爵夫人は、あくまで舞踏会を取り仕切っているだけで黒幕は他にいるようですが……
というか皇帝、いい人そうだと思ったけど前言撤回します。
一目惚れした女性を皇后にしたなら、ちゃんと守ってあげなさいよ。それができないなら大人しく皇后候補(=名家の女性)を皇后にすべき。女性に対して無責任すぎます。
16話のネタバレ感想|皇太子のやさしさ
ニシアナが来た時、皇太子はパレサに「私が先に行くから皇后陛下を支えて」と伝えています。
皇太子は、皇后の境遇を理解したうえで助け船を出してくれたのでしょう。そうでないと『支えて』なんて言葉を使わないはず。
この人は高圧的なところもあるけれど、ちゃんと皇后のことを気にかけていますね。そのことが分かって良かったです。皇帝がアレだから、男性陣みんな問題児なのかと思ってました(笑