ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』の41~42話について、ストーリーの概要をまとめました。
前回のラストで、白い光に包まれた孔子。そして今回、塔の管理者たちとついに対面します。
この先どうなるのでしょうか?管理人の感想を交えつつ、簡単にネタバレします。
目次
41話ネタバレ|”萬生の六本柱”と対面する
謎の空間に飛ばされる

孔子が飛ばされたのは、真っ暗で何も見えない空間。
しかし何者かの圧倒的な存在感を感じて身構えると、目の前に大きな光が灯り、5人分のシルエットが現れた。


萬生の六本柱
“萬生の六柱”が全員そろうと、ウィンドウには質問が表示される。
『スキル”百鬼転生”の対象にNPCは含まれるのか?NPCを含んで良いと思うなら賛成票を、含むべきでないと思うなら反対票を投じてください』
問題が提起されると、六柱たちは聞きなれない言語で会話をはじめた。塔ではどんな言語を使っても翻訳されて聞こえるのに、彼らは違う。
つまり“萬生の六本柱”は、塔にいる存在ではないのだ。
その事実に気付いた孔子は、目を見開いてダラダラと冷や汗を流す。
(六柱は、魔王より遥かに上の存在かもしれない。もしかするとこの塔を建てた張本人たちなのかも…)
孔子が思案する一方で、会議はどんどん進行する。ある者は反対し、またある者は賛成しーー
結果、賛成2・反対2・棄権1となった。これでは結論が出ない。
すると孔子は、1人だけ投票していない人がいることに気付く。
最初からここにいて「出席」する必要がない人。つまり”塔の主”が投票していないのだ。

”塔の主”の決断
「…俺は賛成だと思います」
今まで黙っていた孔子がついに口を開く。彼の言い分は、もしNPCが対象に含まれないなら魔王はどうやって軍勢を召喚したのか…というものだった。
また同時に、皆さんの心配事が何なのか見当はつきますと孔子は告げる。
恐らく六柱は、孔子がNPCを好き勝手に葬ってから召喚しまくる可能性を危惧しているのだろう。だから孔子は、自分はそんな人間ではないしそんな生き方はしない…と胸を張って宣言する。
するとその時、”誰か”が質問した。
「なるほど。貴重なご意見ありがとうございます。でも、なんだか回りくどいですね。死王、頭ではなく心で話すのです」
その問いに、孔子はニヤリと笑って答える。
「あの魔王はオレが狩った獲物です。俺の獲物に手え出すなってことっすよ」
すると”誰か”は、キャハハハ!と楽しげに笑う。そしてウィンドウには『”第一の柱・萬生の主”が賛成票を投じます』と表示された。
投票の結果
萬生の主が賛成したことで、賛成3票・反対2票・棄権1票となる。
つまり『百鬼転生』の蘇生対象にNPCが含まれると判断されたのだ。
すると孔子の足元がガラスのようにひび割れて、再び真っ白な光に包まれる。そして元いた場所に戻る瞬間―――
あなたの進む道に幸の多からんことを…と声が聞こえた。
エステルに下された判決
気が付くと孔子は20階のボスステージに立っていて、目の前にはうずくまるエステルがいる。どうやら現実世界では、瞬きするほどの時間しか過ぎていないようだ。
剣帝は「もしもーしゾンビさん?」と相変わらず喋りっぱなしで、何も見ていない様子。
つまり”萬生の六柱”と会ったのは孔子だけで、その存在を知っているのも孔子だけである。
その事実を理解した孔子は、聖剣をギュッと握りしめて振りかざし、エステルにトドメを刺した。
・・・
「百鬼よ、蘇れ」
孔子は『百鬼転生』でエステルを復活させる。そして生前そのままの姿の彼女に”餓鬼(がき)”と名前をつけ、自分に仕えるよう命令する。
すると餓鬼は眉尻を下げて孔子をじっと見つめ、仰せのままに…と頭を下げた。
それを見ていた剣帝は、疑問を口にする。
なぜ餓鬼が孔子に服従したのか、理由がわからない。神妙な顔で告げる彼に、孔子はすぐにわかるとだけ答えた。
餓鬼は過去へと戻る
今までと同じように『歴史改変』が行われると、餓鬼は故郷の村に立っていた。
まだ魔女狩りが行われる前なので、村人たちは平和そうに笑っているが…
餓鬼だけは違った。両手で顔を覆いながら「ダメ…お願いだから…村がまた…」と呟いている。
するとその時、険しい顔をした他国の騎士たちが村を訪れた。
42話ネタバレ|歴史改変され、餓鬼は過去に戻る
餓鬼の村に帝国軍が襲来
村が夕日に照らされる中。餓鬼は地面に膝をつき、ボロボロと涙をこぼしながら孔子に懇願する。
「恨みを抱きません。復讐しません。命じられれば何でもします。私はどうなっても構いません。どうか私の楽園を…」
餓鬼が孔子にあっさり従ったのは、村を守りたいという一心からだった。その様子を見て、ようやく剣帝も状況を理解する。
そして孔子は餓鬼の願いを聞き入れ、騎士たちの前に立ちはだかると大声で叫んだ。
「全軍止まれ!」
すると軍の先頭に立っていたサルバス将軍は「何奴だ!」と聞き返す。兵士たちは魔女を捕らえろと皇帝に命令されて村に来たらしいが…
孔子は彼らの正体を知っている。13階で救った神殿の聖騎士、14階で救った森のエルフ、15階で救った滝の魔法使い。誰も彼も、今まで助けてきた人々だ。
さらに孔子は、帝国内の事情も知っている。なぜなら以前、サルバス将軍のトラウマを見たからだ。
そこで孔子は、自分の得た情報を使って兵士たちを説得しようと試みた。


サルバス将軍を説得する
孔子はサルバス将軍に向って話しかける。
「…お前、皇帝の命令で来たと言ったか?バカも休み休み言え。皇帝の現状を一番よく知る人物が陛下の命令だと?」
サルバス将軍はその言葉に動揺し、無礼者!と叫ぶ。すると孔子は、ニヤリと笑って追い打ちをかけた。
「今いる皇太子を引きずり降ろして、第三皇子を皇太子にしようって魂胆のくせに。無礼者はどっちだ。お前こそ目を覚ませ。皇帝から受けた恩を忘れたのか?」
痛い所をつかれて、サルバス将軍はギリギリと歯を食いしばる。
すると孔子は「余が何者か!それほど気になるなら、直接その目で確かめるがいい!!」と叫んで聖剣を掲げる。
そして自らを、偉大なる始皇帝レパンタ・アイキムの遺志を継ぐ後継者だと主張した(もちろん嘘だが)


孔子は嘘八百を並べる
この聖剣は、アイキム帝国の出身者から絶大な支持を得られるアイテムだ。そのためサルバス将軍と帝国騎士たちは、全員馬から降りて跪く。
つまり、アイキム帝国の騎士たちは説得できた状態だが…
しかし、聖剣が通用するのは帝国出身者のみ。そのため他国の騎士や神官たちは、なぜこんなところに継承者がいるんだ?と疑っている。
そこで孔子は、威厳あふれる態度でさらに主張した。
「魔女はもう余が討伐した!あちらを見よ!」
孔子が指さした先には、警戒した様子の餓鬼がいる。すると騎士たちは、西の魔女だ!確かにあの女だ!と動揺を露わにした。
命令に逆らえない餓鬼
孔子は餓鬼を呼びつけて、跪いて頭を下げろと命令する。餓鬼は悔しさに震えながらも、その命令に従うが…
続けて「そのまま地面に額をつけて前転しろ」と命じられたので、頭に疑問符を浮かべた。さらに孔子はジャンプしろだの腕立て伏せをしろだのと命令するので、餓鬼はわけがわからない。
そして筋トレをし続けた餓鬼が疲れて倒れると、孔子はもっともらしい顔で主張した。
「理解できたか?見ての通り、魔女はもう討伐した!何があっても余の命令に逆らえない!」
その言葉を聞いたサルバス将軍は、目から鱗と言わんばかりにショックを受ける。そして継承者の言う事ならばと承諾するが…
これに反論したのは、他国の騎士たち。魔女を討伐しに来たのに、何を言ってるんですか!とサルバス将軍を責め立てる。
そうするうちに言い争いに発展したので、兵士たちは村を攻めるどころでは無くなった。
滝の魔法使いの提案
口論がヒートアップして、場が混乱していたその時。
青い皮膚をしたドラゴンのような男が「落ち着いてください!」と全員を一括する。彼は15階で助けた“滝の魔法使い”だ。
滝の魔法使いは冷静な態度で、今問題なのは孔子たちが何者か確認することだと指摘する。
そして懐から、青く輝く宝玉を取り出した。
『死して生きるSSS級ハンター』今回の感想
41話の感想|萬生の六柱について

『死して生きるSSS級ハンター』41話の感想です。
“萬生の六柱”という新キャラが登場し、さらに塔の管理者までもが姿を現しました。そして、彼らの存在を知っているのは孔子だけ。剣帝ですら知らない管理者たちに出会ったのです。
ものすごい体験をしましたね。
以下、本文中で紹介できなかった”萬生の六柱”の詳細です。今回はシルエットのみの登場でしたが、それぞれ二つ名があるので紹介します。
- 第一の柱・萬生の主
- 第二の柱・空(くう)を舞う神
- 第三の柱・始まりを立法せし者
- 第四の柱・執念を観察する月
- 第五の柱・蜃気楼を徘徊する公女
- 第六の柱・太古の杖
Googleさんの翻訳機を使ったところ、上記のように翻訳されました。もし間違いがあれば、日本語版が更新された後で修正します。
なお孔子によれば、彼らは圧倒的な存在で魔王よりも強いそう。
そして最初の柱・萬生の主人が塔の主だと判明しました。今までハンターたちを見守っていた存在で、孔子の選択を尊重してクエスト内容を改変してくれたのもこの人(?)なのでしょう。
いったいどう読んだら“餓鬼”がアンコウと読めるんですか?日本言語以外ならアンコウと訳されるのですか?
私のピッコマアプリからでは“餓鬼”(ガキ)としか書かれておりませんでした。
>匿名さん
ご指摘ありがとうございます。
簡単に説明すると、韓国版と日本語版って表記が違うんですよ。具体的には、韓国版だとエスデルの名前が『〇〇(餓鬼)』と表記されています。この〇〇の部分について翻訳アプリを使用したところ『アンコウ』と表記されたので、本記事ではそれを採用しました。
わかりにくいかもしれませんが、何となく伝わったでしょうか?
ただし日本語版のほうで餓鬼と表記されているなら、後日修正する予定です。