ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。37~38話のあらすじを紹介しつつ、管理人の感想をまとめました。
前回のラストで、19階までの新クエストが登場しましたね。孔子の強い意思が、塔にも認められたのです。これからは弱体化した魔王を追いかける事になりますが、無事に討伐できるのでしょうか?
37話ネタバレ|魔王の侵略を防いだ結果
3人はアイキム帝国城壁前へと転送される
孔子と一緒に、黒色魔女と剣聖も転送される。
3人が降り立った場所は、アイキム帝国の城壁前。彼らの記憶にある城壁は、薄汚れて傷がつき、さらに戦争中のため旗が何本も立てられていたが…
目の前にある城壁は、なぜかキレイで目立つ傷も無い。おまけに旗も立っていない。
不思議に思った3人は、黒色魔女の転移スキルを使用して城の屋上に移動する。すると目の前にはーー
”活気に満ちた街”が見えた。青空の下で、人々が平和に暮らしている。
それを見た孔子は、アイキム帝国の歴史が改変されたのだと気づく。
本来ならアイキム帝国は、魔王の侵略を受けるはずだった。しかし孔子たちが侵略を未然に防いだため、侵略が”なかったこと”になったのだ。
歴史改変により、街には平和が戻る
するとその時、下の方から「無礼者!帝国のやぐらに許可なく足を踏みいれるとは!」と怒鳴り声がする。
そこに立っていたのは11階のNPC・サルバス将軍。彼は孔子のことを覚えていない様だ。歴史が改変されたため、彼の記憶も消えたのだろう。
その事実を悟った次の瞬間、孔子は大声で笑った。黒色魔女がぽかんとした表情をするも、彼はひたすら笑った。そして笑い終えると、大声で叫ぶ。
「…守った!みんなの帝国を守った!オレは約束を守った!!」
叫んだ後、孔子は晴れやかな顔をしていた。一人の犠牲者も見たくないという一心で数百日を過ごし、ついに魔王を追い払った。その事実が誇らしかったのだ。
38話ネタバレ|歴史改変により平和が守られる
追撃するため13階へ
13階に進むと、目の前にはアイキム帝国の神殿があった。そして神殿の上空では、魔王がひどい絶叫をあげている。
『許さん!我が子らを!手塩にかけて育てた子たちを奪っていくとは!どこまで愚弄すれば気が済むのだ!』
なぜ魔王が悲鳴をあげているのか、孔子たちには理由がわからない。
また一方で、剣帝も首をかしげている。
というのも剣帝によれば、魔王は弱体化しているらしい。言い換えれば、魔王の『格』が落ちているのだ。
塔のボスは通常、上のフロアに行くほど強くなる。しかしこれでは真逆だ。
するとその時、孔子の前にウィンドウが表示される。そして12階のクリア報酬として、塔から以下の2つが与えられた。
- 祝福により、全身が強化される
- 11~20階のマップが全て閲覧可能になる
マップの開放により、孔子の前には”世界地図”が表示される。それを見た孔子は、ようやく現状を理解した。
魔王が弱体化した理由
世界地図からは、難民村がまるごと消えている。
つまり孔子たちが現在いるのは、魔王が大陸を侵略するよりも前の時代。言い換えれば、魔王はまだ強大な力を手に入れていないのだ。
- そもそも魔王は、多くの人間を襲撃しながら成長した。
- しかし歴史改変により、魔王の襲撃は「なかった事」になる。
- つまり経験値が消えた状態なので、今の魔王はそれほど強くない。
アイキム帝国だけでなく大陸全体の歴史が変わったため、魔王が弱体化したのだろう。孔子はその事実を、黒色魔女と剣聖に説明した。
神殿でのゾンビ戦
魔王が弱体化した今こそ、反撃のチャンス。孔子たちは各自武器を構えるが…
魔王がゾンビ軍団をけしかけたので、多勢すぎて対応しきれない。おまけに『百鬼召喚』もクールタイムにより使用不可だ。
そこで孔子は、神殿に隠されている”ハンマー”を使おうと考える。というのも、このハンマーはアンデット特攻付きで広域攻撃ができるのだ。
そして剣聖と黒色魔女にハンマーを拾いに行くよう頼んだ結果、ゾンビ軍団の退治に成功した。
ゾンビ軍団を倒した後は”一つ目の巨神兵”が登場する。元々は神殿を守護する存在だったが、 魔王にやられて配下になったようだ。
巨神兵は手強い敵だったが、孔子の指示により撃破に成功する。
しかし今回も、やはり魔王にトドメを刺せず14階へと逃げられてしまう。
とはいえ魔王を退けたので、歴史が改変されて神殿は元の状態ーー神父や参拝者たちが集まる平和な場所ーーへと戻った。
ついに19階に到着
その後も、孔子・黒色魔女・剣聖の3人は上階へと挑み続ける。その度に、魔王は退却しつづけ弱体化していく。
そして19階ステージ(誰もいない荒野)へと転送された時、魔王は人間ほどのサイズに縮んでいた。
もはや強大な魔王の姿はどこにもなく、黒くドロリとした物体(頭部には赤い目が1つある)がいるだけだ。
『お前さえいなければ!!』
怒り嘆く魔王に、孔子は剣を向けて「全力でかかってこい」と警告する。なぜなら魔王は、今全力で挑まないと勝ち目がないからだ。
さらに孔子が「エステル」と言った瞬間、魔王は赤い瞳を見開いた。
補足|38話の巨神兵について
字数の関係で省きましたが、38話で登場した巨神兵の顔には大きな目が1つ付いています。キラキラの目でものすごーく攻撃したくなりますが、黒色魔女が目を攻撃したところ、巨神兵は目からビーム(というか火炎放射)を出したため孔子たちは全滅しました。
つまり、目を攻撃しちゃダメな敵だったのです。とんだ初見殺し。
『死して生きるSSS級ハンター』今回の感想
感想①塔の態度も変化する
最初と比べて、塔の態度がかなり変わりましたね。
1話で孔子にスキルを与えたときは『類を見ないほど醜い嫉妬心!』とか何とか言っていたのに、今では彼のことを『勇士』と称しています。
さらに彼の選択を尊重して、新クエストまで用意してくれるという好待遇。至れり尽くせり…とまでは言いませんが、塔はちゃんと公平に評価してくれました。
評価するというより、見守るというのが正しいかもしれませんね。
感想②今回笑ったシーン
ここ最近はずっとシリアスだったのですが、38話では少しギャグ要素がありましたね。
対ゾンビ戦の時に、孔子はハンマー(対アンデット用)を使って敵を撃破しようと考えますが、その情報を剣聖に教えると疑われました。
まあ当然の流れですよね。何でそんな情報を知っているんだという話になりますから。
でも孔子は、その疑惑を全て「オレ予言者!」で誤魔化します。ゴリ押しにも程がある。