『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。58話~59話までのストーリーを紹介します。
ダニエルと契約を交わしたものの、彼は一向にルペルシャの前に現れません。そのため彼女は、いつ来てくれるのかと不安になりますが…
2人の関係はこの先、どうなるのでしょうか?ストーリーを簡潔にネタバレします。
目次
58話ネタバレ|ダニエルと”血の契約”を交わす
マルシェンヌ・ソフィア襲来

マルシェンヌは愛らしく微笑み、ルペルシャとの再会を喜びます。おまけに今日は2人きりなので、彼女はキラキラと瞳を輝かせました。
…ただしルペルシャの方は、彼女に圧倒されて遠い目をしていましたが。
・・・
マルシェンヌが帰った後、ルペルシャは自室でようやく一息つきます。そして苦笑いしながら、明日こそはダニエルを探しに行かなければと思いますが…
その時、目の前のテーブルに書類が置かれていることに気づきます。その書類には見慣れない文字が並んでるものの、自然と”ダニエルから送られた契約書”だと理解できました。


ルペルシャは恐る恐る、万年筆を人差し指に刺します。そして指から流れた血を契約書にたらすと、そこから紫色の光が発せられーーー
次の瞬間、契約が交わされて目の前にダニエルが現れました。
契約によりダニエルが召喚される
テーブルの上に腰掛けて微笑むダニエル。一方でルペルシャは、もう会えないかと思った…と涙を流しました。
ダニエルは契約書の準備をしていて遅くなっただけですが、彼女からすれば心細くて仕方がなかったのです。
すると彼は「私の契約者は思ったよりも泣き虫ですね」と言って、ルペルシャの髪に花を一輪添えます。
以前約束したとおり、花を贈ってくれたのです。
”血の契約”を交わす
泣き止んだルペルシャは、契約書について尋ねます。
すると彼は、先ほど交わしたのは”血の契約”だと答えました。
- ルペルシャが契約書に血をたらしたことで”血の契約”が成立した
- 血の契約を交わすと、相手が望むものを必ず与えなければいけなくなる
- ダニエルはルペルシャの涙だけでなく感情も欲しているので、彼女はその2つを渡すことになる
- その代わりルペルシャも彼から望むものを得られる
ダニエルは自分に感情がないと思っていますが、ルペルシャは彼にも人の心があると言いました。
だから彼は、彼女がいつまでそう思っていられるのか気になり今回の契約を結んだのです。


森の湖畔でデート
ルペルシャは、ダニエルを散歩に誘います。そして森の湖畔に到着すると「もし私があなたのいない所で泣いたら、どうやってその涙をもらうの?」と質問しました。
すると彼は淡々と、契約を結んだので一人で泣くことはないと答えますが…
この時、彼女は頬を染めてロマンチックだと喜びました。自分が泣くとき、彼が必ず傍にいてくれる事が嬉しかったのです。
しかし満面の笑みを浮かべるルペルシャとは対照的に、ダニエルは間の抜けた顔をします。彼にとって、彼女の言動は理解できないものだったのです。
ダニエルのアピール
付き合いたての恋人のように仲睦まじい2人。
するとそこに皇太子・ラビロフと側近・ガイルが現れたので、ダニエルはわざとらしく彼女の肩を抱き寄せて挨拶しました。


ダニエルとラビロフは口調こそ丁寧ですが、2人の間にはバチバチと火花が飛び散っています。
そして状況を理解できないルペルシャは、1人で冷や汗を流しながら戸惑うのでした。
59話ネタバレ|不治の病・ラファエリスの真実
ラファエリスの真実
翌日ルペルシャは、ダニエルから貰ったプレゼント(1冊の本)を読みます。
その本は『魂の病気と変化について』というタイトルで、彼女の持病・ラファエリスについて一般的に知られていない情報が書かれていました。
・・・
その日の夜。
ダニエルが訪問した時、ルペルシャは窓際で涙を流していました。というのも彼が病気について教えてくれたことが嬉しかったのです。
ただし本に書かれていたのは「ラファエリスは人々の悪意が生み出した病気」という残酷な内容でしたが・・・
それでもルペルシャは喜びます。なお本のページは一部破られており彼は何かを隠しているようですが、全く不快にはなりませんでした。
イビエンに薬草を独占するよう頼む
執務室でイビエンと打ち合わせをする際、ルペルシャは今後とある地方の薬草が極端に減るだろうと指摘しました。
というのも原作どおりなら、魔法テロリストの実験のせいで伝染病が大流行するのです。しかしこれは言えないので、表向きは「伝染病の流行に合わせてその地域に薬草を供給する」と説明しました。
するとイビエンは納得してくれたので、ルペルシャは”リスティア”という薬草を独占するよう頼みます。原作のおかげで、リスティアの茎と根を混ぜれば 魔力安定剤になると知っていたからです。
しかし、この情報は一般的には知られていません。そのためルペルシャは、なぜ何も聞かないのかとイビエンに質問しますが…
すると彼女は自信ありげに「殿下が天才だと知っているからです」と答えました。
・・・
(やはり普通の方ではない)
執務室を出て1人きりになると、イビエンはそう思いました。というのも彼女は、薬草が必要となる”本当に理由”に気付いていたのです。


だからこそイビエンは、先ほどルペルシャを”天才”と褒めたのです。また同時に、彼女がふさわしい待遇を受けられるよう必ず環境を改善しようと決意しました。
ジェイン姉弟の屋敷に向かう
数日後、ルペルシャは久しぶりにジェイン姉弟の屋敷へと向かいます。なお今回はダニエル(護衛の任務を任された)も一緒です。
そして屋敷に到着すると、小奇麗な服を着たジェインと弟3人が照れながら出迎えてくれます。
少年3人の愛らしさに、思わず恍惚とした表情を浮かべるルペルシャ。そしてウキウキしながら「一緒に遊ぼう、童話を読んであげましょうか?」と話しかけますが……
なんとこの世界には、童話どころか子供向けの本すら無いそう。
それを知ったルペルシャは戸惑いつつも、自分が知っている童話を聞かせます。すると姉弟たちは大喜びました。
作家・ルペルシャが爆誕
児童文学が1冊もないと知ったルペルシャは、自らペンを取り童話を書き下ろします。


するとその童話はたった1週間で帝国全域に広がり、この予想外の出来事は原作のストーリーにまで影響を与えることになりました。
『悪女が恋に落ちた時』今回の感想
58話の感想|血の契約ってまずくない?

58話では、ダニエルから契約書が送られてきました。
しかもその契約書に同意すると、ダニエルが召喚(?)されるという謎の使用。仕組みはよくわかりませんが便利ですね。
でも、この時ルペルシャが交わしたのは”血の契約”なんですよ。多分、1回OKしちゃうと破れないパターンだと思います。
ちなみにカインも、幼少期にラビロフに騙されて血の契約をしてしまい、現在苦労しています。そのため本来なら、ホイホイ契約するのはNG行為でしょう。
でもその辺はルペルシャも知っているはずなので、言い換えればそれだけ彼女の気持ちが強いのかなと思います。
59話の感想|主人公がオタクの鏡な件
『悪女が恋に落ちた時』の世界には、児童文学がないことが判明しましたね。
ジェインの屋敷には本があるものの、どれも難しくて彼女も弟も読めないそう。これは寂しいですね。本がないなら何を読んで成長するんだって話ですよ。
そのためルペルシャが自ら童話を書き下ろすと、童話は大ヒットして帝国全域に広がりました。
管理人はこのシーンで爆笑しました。無いなら作ればいいって最高の発想ですよね。オタクの鏡ですよ。