ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の18話~19話ネタバレ感想です。
誕生日を迎えたアリアは、サラ先生や令嬢たちとささやかなパーティーを開きます。しかしオスカーが来ないため、内心では気落ちしていたのです。
今後、アリアを取り巻く環境はどう変化するのでしょうか?ネタバレを見ていきましょう。
18話のネタバレ
アリアの誕生日
今日はアリアの誕生日。
ささやかな誕生日パーティーを開き、サラや貴族令嬢たちと一緒に過ごしますが…
アリアはこの時、落胆していました。
その理由は、オスカーが訪問してくれなかったから。アリアは以前出した手紙に「今日、ロースチェント邸に来て欲しい」と書いていたのに、オスカーは一向に姿を見せないのです。
・・・
アリアが落ち込んでいる…それに気づいた貴族令嬢たちは、慰めようとプレゼントを渡します。彼女たちが用意したのは、たくさんのアクセサリー。
アリアは笑顔でお礼を言いますが…内心では退屈していました。
しかし、サラからの誕生プレゼントを開けた途端、その感情は吹き飛びます。
サラから贈られたのは、金色に輝く豪奢なハンカチと手袋。以前アリアがおねだりしたので、ハンカチには刺繍が入っています。
出来栄えのすばらしさに、令嬢たちは大興奮。
アリアも感動し、その瞳には涙が浮かんでいました。
この時アリアは「サラを味方にできたのは今生で一番の収穫だ」と思う程に、感謝していたのです。
予想外の参加者
和気あいあいと誕生日パーティーを続ける中。
「ここにいたのですね」と声が聞こえたので目をやると、そこにはミエールと侍女・エマが立っていました。
ミエールは招待されなかったことに落胆(もちろん演技)して、さらに「わざと招待しなかったのかと思いました」と悲し気に告げます。
アリアは弁解しようとするものの、エマに花束を渡されたせいで言葉を遮られてしまいました。
ミエールによって恥をかかされたアリア。時を戻そうかと考えるものの、砂時計は部屋に置いてきてしまいました。
この場を切り抜けるには、自分で何とかするしかないのです。
そこでアリアは、遠回しにミエールは体調不良だから招待しなかったのだとアピールします。
そして花束をテーブルに置き、悲し気な表情で「ミエールを寂しくさせてしまった」と演技をすると…
令嬢たちはみんな騙されて、アリアのせいではないと慰めてくれました。
こうしてアリアは、この場を収めることに成功したのです。
誕生会の後
誕生日会が終わり、参加者たちが帰った後。
ロースチェント邸にオスカーが訪れます。それを聞いたアリアは、急いで準備をしますが…
動きが早かったのは、ミエールの方でした。
19話のネタバレ
ミエールとオスカーの会話
ミエールは客間に行き、オスカーの来訪を歓迎します。
彼女は微笑みながら、今日はどのような用件で訪問したのかと尋ねますが…
当のオスカーは、困ったような表情をします。婚約者のミエールではなくアリアに会いに来たので、ばつが悪いと思ったようです。
オスカーの心境を察したミエールは、内心で毒づきます。そしてアリアの印象を悪くしようと考えました。
寂しげな表情をしながら、オスカーの前で「アリアの誕生日に招待してもらえなかった」と嘆いてみせたのです。
そして更に、ミエールは「私の誕生日にも来て欲しい」と、さりげなくオスカーに約束を取り付けました。
アリアとオスカーの会話
アリアが服を整え、ようやく客間に来たとき。ミエールとオスカーは楽しそうに会話をしていました。その様子を見たアリアは、呆然と立ちすくみます。
そしてミエールが退室した後。
オスカーと2人きりになったアリアは、内心で出遅れたことに苛立ちました。
しかし、オスカーの前では醜い感情を一切出しません。アリアは席に腰掛けると、美しく微笑みながら挨拶をします。
そして髪に付けたバラのピン(オスカーからの贈り物)を見せながら、似合っていますかと問いかけます。
するとオスカーは頬を赤らめ、よく似合っていると答えました。
オスカーは、貰ったブローチを返そうとするが…
オスカーは今回、アリアから貰ったブローチを返そうと考えていました。身に着けてはいないものの、返却するために持参していたのです。
しかしアリア自身も、彼がそう考えていることに気づきます。そこで先手を打ち、満面の笑みで「そのブローチを、私が付けて差し上げます」と提案しました。
オスカーは動揺するも断れず、結局、アリアにブローチを付けてもらうことに。
その時、彼の頬はまた赤く染まっていました。
アリアは「文通相手になってほしい」とお願いする
その後アリアは、オスカーに「文通相手になってほしい」とお願いしました。オスカーは立場上、このお願いを断らなければなりませんが…
アリアが悲しそうな表情をするので、何も言えなくなってしまいます。なにせ彼は、かわいそうな子に弱いのですから。
そして結局。
オスカーは要求を受け入れ、アリアに手紙を出すようにすると約束しました。
ジェシーとの関係
翌日。アリアは大あくびをしながら目を覚ましました。
オスカーとの会話中に1度失敗したため、こっそり砂時計を使用していたのです。
そんなアリアを、ジェシーはいつものように心配します。アリアが大丈夫だと言っても、しつこく心配するのです。
彼女のそういう性格を、以前のアリアは鬱陶しいと思っていましたが…
今のアリアは違います。
ジェシーの気遣いがわかるので、彼女に褒美をあげたいと考えます。
そこでアリアはベッドから立ち上がり、ジェシーの傍まで近づいて言いました。
私はあなたが思うよりも、ずっとあなたの事が好きよ、と。
『悪女は砂時計をひっくり返す』18~19話の感想
ミエールについて
ミエールの動きが大胆になってきましたね。性格の悪さがどんどん露出しています…!
彼女のすごいところは、相手の評判を落とすのが上手いところ。アリアと同じで、淑女のフリをしながら相手を貶めるんですよ。
13歳にしてこの性格の悪さは、ある意味で称賛に値しますね。
19話では、ミエールの内心がわかる
さらに19話の前半は、ミエール視点でストーリーが進行します。このシーンで彼女は、アリアのことを「あんな女」と罵っていましたね。
彼女の内面がよくわかるシーンですが…
これ、あくまで日本語版のセリフなんですよ。原作(韓国語)では、もっとひどい表現で罵っていました。
原作のミエールは、アリアのことを「卑しい女」呼ばわりしていて、内心ではボロクソに卑下していました。
オスカーの持ってきた花束についても「あんな女にあげたところでゴミになるだけなのに」的なセリフを言っています。
ヒドイですね!
日本語版はオブラートを2重3重に包んで翻訳されていますが、原作のミエールはもっと汚い表現を使っているのです。
アリアを嫌っているのは明らかでしたが、これほどの暴言を吐くほどに嫌悪しているんですね。
同じ貴族なのに、サラ先生やオスカーとはえらい差があるなと思いました。