ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の6話~7話ネタバレ感想です。
計画通り、ミエールから白いドレスを借りることに成功したアリア。そのままドレスを買いに、街へと出発しますが…
店内で、思いもよらぬ出来事に遭遇します。
今回は新キャラも登場するので、管理人なりの感想&考察をまとめました。
目次
6話ネタバレ
ブティックでドレスを購入

アリアは白いドレスを着ると、ジェシーと護衛2人をつれて馬車に乗ります。そして街中にあるブティックに来店すると、シンプルなドレスを購入しました。
ドレスを購入した後は、包装が終わるまで少し時間がかかります。その間、アリアは用意された菓子を食べながら、昔の出来事を思い出していました。
このブティックに並べられた服は、1年前のアリアではどう頑張っても変えなかったものばかり。机に並べられた菓子も、昔は食べる事などできませんでした。
情報収集にも余念がないアリア
アリアは店から出ると、付き添いのジェシーに「市民向けの新聞が出るたび購入して」と命令します。市民向けの新聞にはさまざまな噂が乗っているため、情報収取には打ってつけなのです。
今回アリアが購入した市民新聞にも、カジノ・奴隷・人身売買などの事件を皇太子が明らかにしたと記載されていました。

修理された砂時計
次にアリアが訪れたのは、チェスや置物など小物を販売する店。
店主にはバラバラになった砂時計の修理(2話参照)を依頼していたのですが、本来どおりの形になって戻ってきました。
店主の腕の良さに関心したアリアは、修理代の2倍の金額を支払いました。
黒フードの男が登場
砂時計を受け取った後。アリアは店内に懐かしさを感じ、商品を見て回りますが…
途中で、ぞくっとした寒気に襲われます。
寒気の原因は、横にいた黒フードの男。彼から発せられる威圧感により、アリアの心臓はバクバクとはねて顔は真っ青になりました。
すると異変に気づいた護衛が、男とアリアの間に割って入ります。アリアは護衛に促され、店を出ようとしました。
しかし、その時。
アリアは懐かしさのせいか、それとも店主への感謝の気持ちがあったせいか、いらぬ言葉を口にしてしまいます。
テーブルに置かれた競売参加チケットを見て「そのチケットは払い戻した方が良い」と告げたのです。
アリアの記憶では、もうじき皇太子によってカジノや競売が禁止されます。せっかく高額なチケットを購入しても、近々無駄になってしまうのです。
だからアリアは、店主のために助言をしたのですが…
その瞬間、護衛が何者かによって突き飛ばされます。
そしてアリアは、黒フードの男に腕を掴まれ「なぜそんなことを言ったんだ?」と詰問されました。
黒いフードの中に見えたのは、端正な顔だちと青い瞳。
アリアは、彼の青い瞳にどこか見覚えがありました。
7話ネタバレ
黒フードの男は何者?
突然、アリアの腕を乱暴につかんだ黒フードの男。
アリアは驚いたものの、すぐさま落ち着いて彼の顔をよく見ます。すると、背は高いものの20歳にもなっていない少年だと気づきます。そもそも彼の肌は白く、剣を使うようにも見えません。
これらの情報から、アリアは黒フードの男を「なんの知識もない田舎の貴族だろう」と判断しました。
アリアに敵意があるのではなく、単純に「大金払ってチケットを買ったのに使えないのか?」と聞きたいのだろうと推測します。
余裕を取り戻したアリアは、答えが聞きたいなら手を離すように言います。すると黒フードの男は、乱暴にアリアの腕を離ししました。
アリアは痛みに顔をしかめながらも「カジノが潰れるって噂を聞いたの」「ルプール子爵が投資に失敗して夜逃げするらしいわ」と嘘を付きます。
フードの男は疑うそぶりを見せたものの、アリアは無事に店を出ることができました。
黒フードの男と従者による、怪しい会話
黒フードの男とその従者は、アリアの乗った馬車を眺めていました。
馬車についていたロースチェントの紋章を見て、2人はアリアのことをミエールだと誤解します。
そして黒フードの男は「まずはカジノから潰そう」と、従者に命令します。
騎士2人の処分
自宅に戻ったアリアは、そのまま自室へと向かいます。
そして後ろにいる護衛の騎士たちは「クビにされる」と怯えていました。彼らはアリアを守れなかった…というより、守ろうとすらしなかったのです。
アリアは当然ながら苛立ちましたが、彼らをクビにはしませんでした。
この状況をうまく利用するため、騎士2人をお咎めなしにしたのです。
アリアと砂時計
自室からジェシーを退室させると、エリーゼは額縁の裏にある”隠し扉”をひらきます。
小さな隠し部屋の中にあるのは、鏡台とイスだけ。そこに例の砂時計を置き、アリアはこれからの事を考えます。
今日はミエールの服を着ていたから、皆はアリア=ミエールだと誤解したはず。
ミエールに「ドレスを褒められた」とでも言えば、彼女は毎日このドレスを着るだろうから…こうして少しずつ、彼女のイメージを変えていこう。
そう考えて、隠し部屋を後にしました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』6~7話の感想
黒フードの男の正体は、皇太子?

6話では黒フードの男性が登場しましたね。彼の正体はまだ不明ですが、セリフを聞くに黒フードの男性は皇太子でしょう。
カジノや人身売買を取り締まっている張本人。つまり皇太子だからこそ、アリアの「競売チケットを払い戻した方が良い」というセリフに過剰反応したのかなと思います。
- 市民新聞に、カジノ事件などを皇太子が罰したとの記載(←フラグ)
- 7話の中盤で、黒フードの男が「カジノから潰そう」と言う台詞がある
- 黒フードの男は、アリアの「競売チケットを払い戻した方が良い」というセリフに過剰反応
- アリアの見立てでは、黒フードの男は貴族
- アリアは黒フードの男に見覚えがある
ちなみに6話のラストで、アリアは黒フードの男性を見て「どこかで会ったような…」と言っていました。
彼の正体が皇太子なら、見覚えがあるのも当然でしょう。アリアは伯爵家の令嬢なので、姿くらいは知っているはずです。
皇太子(仮)について
今のところ、皇太子(仮)は乱暴なイメージのある少年。初対面の女性に乱暴するって、貴族としてどうなんだという印象です。
しかし彼としては、アリアの台詞を聞いてかなり焦ったのかもしれません。秘密裏に進行していた作戦が、漏れているワケですから。そりゃあ焦りますよね。
彼としては「なぜお前がカジノのことを知ってるんだ!」と警戒したのでしょう。だから、初対面のアリアに乱暴をしたのかなと思います。