ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の22話~23話ネタバレ感想です。
またもや過去が変化し、戸惑うアリア。見知らぬ男が登場しましたが、彼は何者なのでしょうか?そして今後、アリアの人生にどう関わるのでしょうか?
感想と一緒に、ネタバレを見ていきましょう。
目次
22話のネタバレ
謎の男、フィノ・レイン

フィノ・レインはいくつもの高級アクセサリーを用意しており、全てミエールにプレゼントしました。
これだけの財力がある貴族なら、アリアは知っているはずですが…いくら見ても、彼の正体がわかりません。
その事を、アリアは訝しがります。
父親の態度が、以前とは違う?
アリアは挨拶をするため、父親の元へと向かいます。
すると父の隣にいたフィノ・レインは頬を赤くし、ボーっとした表情でアリアの美しさを称賛しました。
こんな反応をされたのは久しぶりなので、アリアは内心調子に乗りますが…
彼はすぐに背を向けてしまい、ミエールに追加のプレゼントを差し出しました。
(私の美しさを目にして、たったそれだけなの!?)
怒ったアリアは、ため息をついて自室に戻ろうとします。
するとその時、父親に呼び止められて宝石箱を渡されました。
父親からのプレゼントなど、今まで貰ったことはありません。それはミエールの特権であり、アリアには縁のないものでした。
つまり、物事はいい方向へと進んでいるのです。そのことを実感し、アリアは元気を取り戻しました。


ミエールの誕生日パーティー
ロースチェント邸の広間では、ミエールの誕生日パーティーが開催されています。たくさんの客人が招待され、会場内はとても賑わっていました。
ミエールに大恥をかかせるなら、この機会を逃す手はありません。アリアは花束を持って、ミエールの元を訪れます。
貴族たちはアリアを見るなり陰口を言い、冷ややかな視線を浴びせました。アリアの悪評は、いまだに根強く残っているようです。
かくいうミエールも、アリアを見て怪訝そうな顔をしていました。そして、しぶしぶ花束を受け取ると…
ミエールは、アリアが自分と同じドレスを着ていることに気づきます。
ミエールが着ているのは、オスカーからプレゼントされたドレス。つまり彼は、婚約者とその姉に同じドレスを贈っていたのです。
その事実にショックを受けたミエールは、悔しさと悲しさが混ざったような顔で、小さな体を震わせました。


貴族たちの評価も、次第に変化する
その後、会場内でケーキを食べるアリア。
貴族たちは「どうせ食事マナーなど知らないだろう」とアリアをちらちら見ますが…
アリアの食事マナーは完璧で、食べる姿さえ美しいものでした。
それを見た貴族たちは、アリアへの評価を改めます。
ミエールの誕生日に、オスカーが参加する
そろそろ、ミエールに大恥をかかせてやろう。
そう思ってアリアが立ち上がった時、ミエールは満面の笑みを見せました。視線の先にいたのは、実兄のカイン。そして隣には、オスカーもいたのです。
今までオスカーは、ミエールの誕生会に来たことなど無かったのに…とショックを受けるアリア。
私は何かを間違ったのだろうかと、ぐるぐる考え込みました。
そんなアリアを、熱のこもった眼で見つめる男がいます。なんと義兄・カインが、アリアの美しさに見惚れていたのです。
その視線に気づいたアリアは、とりあえず微笑んでやりますが…
その美しい笑顔に、カインどころかオスカーまでもが釘付けに。
オスカーに至っては、顔を赤くして目を丸くしています。
その表情を見て、アリアは納得がいきました。
オスカーは罪悪感があるから、ミエールの誕生日に参加したのでしょう。
婚約者の姉に好意を持ってしまったから、申し訳なくて参加したのだと、アリアはそう解釈します。
オスカーの気持ち
オスカーは戸惑っていました。
いつも脳裏にはアリアの姿が浮かび、実際に会えば視線をそらすことさえできません。
今もオスカーの顔は赤くなり、その目はアリアを追っています。


アリアが話しかけると、オスカーは焦りながらも返事をします。一方、カインはそっぽを向きましたが…その頬は、ほんのりと赤いまま。
そしてこの時、アリアはオスカーの気をひくために演技をします。
(3人で楽しく会話しているのに)私が口を挟むべきではなかった…
そう言って、涙ながらにその場を去ったのです。
オスカーは追いかけなかったものの、その目は完全にアリアに釘付け。
その様子を見たミエールは、暗い表情を浮かべるのでした。
23話のネタバレ
オスカーの選択
アリアが別室でお茶を飲んでいると、そこにオスカーが現れます。
結局、彼はミエールを置いてアリアを追いかけて来たのです。
ぽーっとしながら、アリアの前の席に座るオスカー。
アリアは笑顔で対応するものの、内心では「今更来るなんて!もう来ないかと思ったわよ!」と憤っていました。
アリアとオスカーは、2人でお茶を飲む
アリアとオスカーは、お茶を飲みながら会話をします。
アリアが「パーティーは楽しめましたか?」と聞けば、彼はパーティーが好きではないことを打ち明けます。
それはアリアも同じだったので、相槌を入れながら2人は何気ない会話を続けました。
オスカーは自分の気持ちに戸惑う
オスカーは困り果てていました。
彼自身、気を使うべき相手はミエールだとわかっているのに…またこうして、アリアの元へと来てしまったのですから。
そもそもオスカーにとって、アリアはただの文通相手。しかし何故か、彼女が気になって仕方がないのです。
それこそ、ミエールよりもアリアの方が話しやすいと感じるほどに。


家族みんなで夕食
夕食時には、オスカーも残って一緒に食事をしました。
食卓にはロースチェント家の面々だけでなく、フィノ・レインも同席しています。彼はミエールのことを誉めそやし、和気あいあいと会話をしていますが…
そんな彼を、アリアは「いったい何者?」と思いながら観察します。どうやら”とある一族”の使者らしいですが、詳細はわからないままです。
食事が終わるとミエールは、オスカーに謝辞を述べます。こんなに素敵なネックレスを貰えて幸せだと告げますが…
当のオスカーは、アリアに目を奪われていたため生返事をします。
その様子に何かを感じ取ったのか、ミエールは警戒心のこもった目でアリアを見ました。
ミエールは、父親にハンカチを贈る
ミエールは父親に、百合が刺繍されたハンカチをプレゼントします。もちろん、ミエール自ら刺繍したものです。
娘からのプレゼントに、父親は大喜び。カイルも刺繍の素晴らしを誉めそやします。
アリアも以前ハンカチを渡したものの、その時とは全く違う反応でした。


確かにミエールの刺繍は美しく、アリアが予想しているよりも随分早く上達しています。
なのでアリアもその腕前を褒めてやれば、ミエールは大げさに喜ぶ演技をしました。
またこの時、ミエールは「皆さんの分もあるんです」と言って、皆にハンカチを渡すよう侍女に指示しますが…
アリアの分だけ、ハンカチがありません。もちろんこれは、ミエールの嫌がらせです。
フィノが気を使いますが、アリアは微笑んで「どうしてお客様のものを受け取れましょうか?」と返します。
ミエールの嫌がらせを逆手に取り、逆に寛大さを見せつけました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』22~23話の感想
オスカーの心が傾いている件について

今回、ミエールは相当なダメージを受けていましたね。
婚約者であるオスカーは、ミエールとアリアに同じドレスを贈り、さらにパーティー中はアリアのことばかり見るワケですから。
そして挙句、彼はパーティーを抜け出してアリアを追いかけてしまいます。これは完全にアウトですね。
個人的には、そりゃミエールも泣くわ!と思いました。政略結婚とはいえ、婚約者がこんな態度では傷つくのも当然でしょう。
ましてやミエールは貴族としてのプライドが高く、アリアのことを見下していますから。自分よりもアリアが優遇されること自体、気に食わないはずです。

オスカーはとても優しい子なので、可哀想な女の子を放っておけないのでしょうが…
こうなると、優しいというより優柔不断なイメージが沸いてしまいますね。
ミエールの中に渦巻く、黒い感情
一方ミエールは、かなり追い詰められている印象。なので、アリアへの憎しみも強まっていそうですね。もしかすると、転生前よりもエグイ方法でアリアを攻撃する可能性さえあります。
転生前はアリアを処刑まで追い込み、母親の食事には毒を入れて、さらに今生では事故死に見せかけて始末しようとしていますから…
次はどんな卑劣な手段を用いるのか、知れたものではありません。
しかもミエールの背後には、頭の切れる侍女・エマがいます。エマも厄介な存在なので、注意したいところですね。
ミエールは、アリアが自分と同じドレスを着ていることに気づきます。
………はぁ?…あんた、ぶぁかぁぁ?
同時にプレゼントされたとき、アリアは公然とプレゼントを開け、貰ったドレスを見せてるよね?
ミエール以外は同じドレスを贈られたとは知らなくとも、ミエールは、エマは、知っているはず、というか見ておいて知らなかったじゃ済まされないよ、エマ!
当然、着られる可能性を考慮し、対策を講じるべきでしょ、エマ!
ミエールの参謀失格だし、影の首謀者論なんて笑われちゃうよ
別に重箱の隅つついて悦に入るつもりも無いけど
あ、いや、突っつくのが嫌いな訳じゃないよw
サラは、侯爵夫人/公爵婦人、どっちになるの?
毛皮を買ったのは、王女様? 女王様?
「お菓子よりも料理でお腹を満たす」のは当たり前だし
競売品の多くはカジノで質入れされた高級品と説明しなよ
オスカーが初めて訪れたのは「週末」って、お母様ってば何日ショッピングしてるのやら
翻訳ミスの可能性が大きいけどね、原作見てないし…
でも、ストーリー矛盾は良くないよー
あの、同時にプレゼントされたドレス以外、同じドレスってあり得ないよね
はぁ、なんか悲しくなってきた…
時間遡行復讐悪女の、
無敵の時をかける少女の、
その強敵たるラスボスが、こんなに迂闊なんて………
ミエールとエマに本気で同情しちゃうよ
作者ってアイデアが先行してしまう事があるよね
悪いことでは無いと思うけど、キーになる事柄だけは矛盾させないで欲しい………
ホント、切に願う、こっちが悲しくなってしまう…
たまに、時間遡行復讐悪女設定、忘れてもいいから…
ここのあたり漫画で読んでいて、一人だけハンカチ渡さないとかバカかミエールは?と思ってました。
心狭いって自分から暴露しているようなもの。そのあたりがまだ子供なんですかね。