ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の20話~21話ネタバレ感想です。
前回のラストでは、アリアがジェシーを口説いていましたね。しかし裏があるのは明らかで、何かを計画している様子。
アリアは一体、何を考えているのでしょうか?ネタバレを見ていきましょう。
目次
20話のネタバレ
ジェシーへの労い

アリアに好きと言われて、頬を赤らめるジェシー。
そんな彼女の胸元に、アリアは”金色のブローチ”を付けてやります。
驚くジェシーに、アリアは「今までのお詫びよ」と告げます。そして、このブローチを肌身離さず身に着けておくよう、ジェシーにお願いしました。
アリアは、侍女のアニーに狙いを定める
その後、アリアに会うためサラが来訪します。
ジェシーは買い物に出かけているため、今のアリアには侍女がいません。このままではきっと、ミエール側の侍女に嫌がらせをされるでしょう。
そこで近くにいた黒髪の侍女を指名し、お茶の準備をするように頼みました。
黒髪の侍女はお茶を持ってきた後、仕事があるので他の侍女を呼ぶと言いますが…
彼女が退出する前に、アリアは”そばかすの侍女・アニー”(15話登場)について質問をし、以下の情報をゲットしました。
- アニーの年齢は15歳
- 屋敷で一番若い侍女
- 勤続年数は5年


情報を収集した後、アリアは砂時計を使用します。
5分前に戻ったアリアは、黒髪の侍女が下がるタイミングで「若い侍女を呼んでほしい」と指示します。
そして代わりに来た侍女は、屋敷で最も若いアニー。
アリアの狙い通り、アニーと接触することに成功したのです。
砂時計を使用し、アニーを呼び出す
突然呼ばれたアニーは困惑していました。
しかもお茶を飲んだ後、サラとアリアは2人でダンスの練習をはじめるので、アニーは尚更「こんなところで私は何をしているんだろう」と落ち込みました。
しかし視線を上げれば、優雅に踊るサラとアリアの姿が映ります。その様子に、アニーが見惚れていると…
慌てた様子のジェシーが、部屋に飛び込んできました。急いで帰って来たため息切れするジェシーに、アリアは水を渡して優しく接します。
アリアの元に、侍女が1人増える
現状、アリアには1人しか侍女がいません。
そこでミエールは、食事中に「私の侍女を傍に置いてください」と提案します。もちろん善意ではなく、アリアを監視するための提案ですが…
アリアはそれを知りながらも、笑顔で承諾します。そしてこの時、さりげなく「若い侍女がいい」と告げました。
食事の後。
アリアの元に来たのは、狙いどおり侍女・アニーでした。
彼女はミエールの侍女だけあり、能力は高めです。お茶を入れるときも、あっという間に準備を済ませました。
アリアは手際のよさに関心するも、同時に”あること”に気づきます。
アニーからは高級ハーブの香りがしていて、これは一介のメイドが所持できる品ではありません。
恐らくアニーは、ミエールの化粧品をこっそり使用しているのでしょう。
この事実に気づいたアリアはすかさず脳内で作戦を立てて、アニーの顔を引き寄せました。
21話のネタバレ
アニーを味方にするため、アリアは贈り物をする
アニーを化粧台の前に座らせて、アリアは手ずから化粧をしてやります。
数分後。
アリアの化粧技術によって、アニーの顔からはそばかすが消えていました。見違えるほど綺麗になったアニーは、鏡を見ながら自分に見惚れます。
更にアリアは、アニーに高級化粧品やヘアピンを贈呈。
自分の陣営に引き込むため、まずはアニーの物欲を満たしてやろうと考えたのです。


次々と渡されるプレゼントに、動揺するアニー。しかし、その顔はまんざらでもない様子。
また、アリアが遠回しに「あなたが頑張れば、ジェシーのように高級なブローチを贈ってあげる」と言えば、アニーはらんらんと目を輝かせました。
アニーとアリアのお茶会
更にアリアは、アニーをお茶会の練習に誘います。
2人はソファに座りながらお茶を飲み、アニーは緊張しつつもどこか嬉しそうな様子。
途中でアニーは「私が練習しても…」と謙遜するものの、アリアが「母のような例もある」と耳打ちをすれば、はっとした表情をします。
そして彼女は、しばらく黙り込みますが…
やがて戸惑った表情になり、お茶を淹れ直しますと言って立ち上がりました。
アニーの勧誘に失敗したアリア
その後。
自室のベッドに1人寝ころびながら、アリアは自分の力不足を痛感していました。
アニーを篭絡しようと思ったものの、上手くいかなかった…
あと一歩のところで、ミエールに及ばなかったのです。
ミエールの誕生日
ミエールが誕生日を迎えると、庭はたくさんのプレゼントで埋もれ、さらに父親までも出先から帰ってきました。
幸せそうに過ごすミエールたちを見て、アリアは笑みを浮かべます。彼らが幸福であるほど、復讐を成し遂げるのが楽しみでならないのです。


フィノ・レインの登場
ミエールと父親が談笑していると、そこに”糸目の男”が現れて彼女の手にキスをします。彼はフィノ・レインという男性らしいですが…
アリアの記憶に、フィノ・レインという男性は存在しません。つまり、過去が変わっているのです。
アリアは目を丸くし、その事実に困惑しました。
『悪女は砂時計をひっくり返す』20~21話の感想
少しずつ過去が変化し、大事件になるかも?

カジノ事件のときと同様に、少しずつ過去が変化しているようです。幸い、今のところは大きな変化が無いようですが…
小さな変化が積み重なれば、やがて大きなゆがみに繋がるもの。もしそうなれば、歴史が大きく変わる可能性もあるでしょう。
それこそ大事件が起こるかもしれません。
アリアは復讐しつつ、かつ歴史の変化にも注意しなければならないので、難易度がハードモードです。
アニーについて考察
アニーは、いずれアリア側に寝返りそうですね。
今まだ、理性がストップをかけている様子ですが…アニーは物欲が強く、ミエール化粧品を勝手につかう悪辣な女性です。
となると、アリアのプレゼント攻撃にそのうち耐えられなくなるでしょう。いくら理性的な人でも、あれだけのメリットを提示されれば抗えなくなるものです。
ジェシーに続き、今後はアニーもアリア側になりそうですね。

ジェシーは優しく従順なメイドですが、善人なのでアリアとは性格が合いません。その点アニーはずる賢く悪い子なので、アリアとも相性が良いでしょう。
アリアにとっては、ジェシー以上に使い勝手のいいメイドが増えたと考えられます。今後、アリアが成長していく中で助けになりそうな存在ですね。
なぜ、アリアは「歴史の変化」を恐れるんだろう?
せっかく「陥れられ処刑された未来」から時間遡行出来たのに…
「全く同じ歴史」を辿って、「また」処刑されたいのだろうか?
自分が処刑されない…という、しかも復讐まで果たすという、「歴史が大きく変わる可能性」を信じ、その「それこそ大事件が起こる」様に頑張ってたんじゃないの?
ここではそれを喜ぶべきでしょ
例えば、復讐と処刑回避という「大事件」ではなくて予想外のサプラーーーイズ!的な「大事件」の伏線だとしても…
いや、だったらこそ、読者を最大限に驚かすためにもミスリードするべきでは?
時折、ホントに作者は時間遡行復讐悪女設定を忘れてるんじゃないかと思ってしまうwww