悪女は砂時計をひっくり返す101話のネタバレと感想|ローハン国王と散歩をする

悪女は砂時計をひっくり返す

マンガ版『悪女は砂時計をひっくり返す』の101話のネタバレと感想です。

アリアは祖母・バイオレットに会うため庭園へと向かいます。しかしそこにローハン国王が現れ、なぜか彼と一緒に散歩をすることになりました。

彼はいったい何をしに来たのでしょうか?続きを読んでみましょう。

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』ネタバレ一覧はこちら

⇒最終回ネタバレはこちら

突如現れたローハン国王と、庭園を散歩することに

ローハンの訪問理由

悪女は砂時計をひっくり返す

ローハンに散歩に誘われたアリア。

しかしアリアは乗り気ではなく、忙しい国王がここにいる時間なんてあるのですか?とジト目で質問します。すると彼はさも心配そうな顔で言いました。

「お嬢様がクロア王国に来てから、全く部屋の外に出ないと聞いたので心配で…」

せっかくクロアに来てくれたのだから悪い印象は残したくない…というのがローハンの言い分。しかしその態度がふざけているので、アリアは相変わらず冷たい目で彼を見るのでした。

ひよこ
この場面でローハンは舌ペロしてたよ。
白うさ
それは胡散臭い。

愛されるのが下手な人

庭園を散歩しながら、ローハンは笑顔で語りました。

彼によれば、バイオレットは孫娘ができて純粋に喜んでいるのだそう。そしてアリアもそのうち家族愛を感じるようになるはずだと言いますがーーー

しかしアリアは、その感情が理解できません。今まで自分のことだけを考えて生きてきたから、なぜ家族という理由だけで愛されるのか分からないのです。

その事を伝えると、ローハンは意外な顔をして言いました。

「お嬢様はなかなか可愛いことを言うのですね。愛されるのが下手な人のようだ」

そして彼は少し真面目な表情をすると、座って話しがしたいと言い出しました。

ローハン国王の昔話を聞き、アリアは自分の気持ちに気付く

ローハンの昔話

「実は私は散歩よりも、こうしてゆったり座るのが好きなんです」

ベンチに座りながら話すローハンは、いつもと違い落ち着いた表情をしています。そのためアリアは内心、あのうるさい男と同じ人なの?と意外に思うのでした。

ひよこ
うるさい男…
白うさ
ひどい言い草。

そして彼は、私はバイオレットの気持ちが理解できるのです…と話の続きをしました。

というのもローハンが初めてアースに会った時。アースは貴族派が雇った暗殺者から逃げてきたため血まみれで倒れていて、その惨状を見たローハンは思いました。

帝国の王子がこんな状態なら、自分がクロアの国王になった時は戦争や経済圧迫などで面倒な状況になっているだろう…と。

しかも以前のアースは、帝国のことは皇太子が解決すべきだと言って外部の助けを借りようとしなかったのです。

しかしある時から、アースの雰囲気が変わります。それはアリアのおかげであり、その時アースに会ったことでローハンの未来も新しく変わったのです。

そしてその後はアースの力が強くなり、平和条約が締結されて全てが一気に進みました。

ひよこ
つまり結果的に、アリアのおかげでローハンの未来もいい方向に変わったと。
白うさ
なるほど。だからローハンはアリアに好意的なんだね。

アリアは自分の心に向き合う

そして昔話を終えたローハンは、優しげな顔で言います。

「これはお嬢様が意図したことではなくても、私の立場からすれば感謝と敬愛しかありません。そして人は救われたら好意を隠せないのです。だから侯爵夫人と私は似ていると思いますよ」

そしてこの時、アリアはようやく気づきました。

今までバイオレットに何も聞かずに避け続けていたのは、彼女がくれる感情がとても暖かかったからだと。

家族ゆえの無条件な愛であれ予期せぬ救いに対する好意であれ、その感情に理由をつけず受け入れてみたかった。

しかし善意にあふれた感情を受け入れることに慣れていないから、アリアは思わず逃げてしまったのです。

自分の気持ちに気付いたアリアは唇を噛みしめます。そして同時に、どうしてそんな行動を取ってしまったのかと自問自答しますが…

その時、背後で聞きなれた声がしたためアリアは硬直しました。

『復讐だけを考えて生きてきたのだから当然じゃないですか?』

ミエールの幻影が現れて、アリアに語りかけるのです。

『私を殺しておいて、今まで復讐のために人を利用して、自分の本性が明らかになるのを恐れながら生きてきたではありませんか』

そしてミエールの幻影は、その手をアリアの首に絡ませながら言います。

『そんな恥ずかしい感情は似合いませんよ。お姉様は本物の悪女なのに』

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』102話のネタバレはこちら

『悪女は砂時計をひっくり返す』101話のネタバレと感想

101話のネタバレ感想|最後のミエールについて

ネタバレ感想

101話の最後でミエールが登場しましたね。もちろん本人ではなく、アリアの深層心理が見せた幻覚(または亡霊?)ですが。

しかし幻覚とはいえ、アリアの首に手をかけるあたり物騒さが伺えますし、何なら道連れにしたがっているように見えます。死してなおアリアの邪魔をするあたり、ミエールの質の悪さを感じます。

あれだけ憎み続けた相手ですから、アリアも簡単には忘れられないのでしょう。

しかし逆に言えば、ミエールのことを『過去』として認識できた時、アリアは復讐やしがらみから解放されるはず。

そのためにも祖母のバイオレットと向き合って(できれば実父や祖父ともちゃんと話をして)前向きになって欲しいですね。そして帝国に帰って、早いとこアースと幸せになって欲しい。

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』102話のネタバレはこちら

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