この記事では『再婚承認を要求します』に登場するエベリーについて解説しています。
彼女は賢く優秀な魔法使いで、ナビエをとても慕っています。ただしその人生は苦難が多く、とりわけ家族関係でかなり苦労してきました。
今回はエベリーの両親や外伝での成長した姿について紹介しつつ、また記事の最後には考察をまとめました。
『再婚承認を要求します』のエベリーとは?
エベリーとは?
エベリーは魔法学園に通う少女です。孤児でありナビエが後援する児童養護施設で育ちました(29話参照)
しかしある日、エベリーは魔力減少現象(※)のせいで魔法が使えなくなります。ナビエが慰めに行ったときも大泣きしていました(63話参照)
しかしその後、エベリーは魔力を取り戻します。
ナビエが慰めに行ったときハインリもその様子を見ていたので、思うところがありエベリーにだけ魔力を返してあげました。
ラスタと対立
マンガ版136話以降、エベリーはソビエシュに招かれて王宮で学者助手として働くことになります。
しかし王宮にはラスタがいるため、エベリーは彼女と顔を合わせるたびに睨みつけたり嫌味を言ったりします。その結果、2人はあっという間に対立しました。
エベリーにとって、ラスタは皇帝を唆し、ナビエを追い出してその座を奪い取った女ですから。そんな相手を許せるはずありません。
そんな調子なので、ラスタの義理の親であるイスクア子爵夫妻とも対立することに。なお夫妻はエベリーに初めて会ったとき、険しい顔で「孤児のくせに」と暴言を吐いていました。
両親について|仲の悪いイスクア子爵夫妻が血縁者だった
エベリーの本当の親は誰?
1章で紹介したとおり、エベリーはラスタの偽親・イスクア子爵夫妻とも対立しています。
しかしイスクア子爵夫妻は、エベリーの実の両親です。
夫妻は今までずっと盗賊に誘拐された娘2人を探してきましたが、そのうちの1人がエベリーだったのです。
イスクア子爵夫妻はその事実を知りエベリーとの関係を修復しようとするも、エベリーは彼らが実の親だと知らないので徹底的に拒絶しました。
関連:イスクア子爵夫妻の末路について(準備中)
その後|外伝では姉・ダルタと再会するが・・・
外伝では治療魔術師として有名になる
成長したエベリーは治療魔術師として有名になります。
その実力は折り紙付きで、彼女に会うため1日にたくさんの人々が訪ねてくるほどです。その才能と意思の強さにふさわしい地位を得ました。
生き別れの姉・ダルタと出会う
エベリーは外伝にて、生き別れの姉・ダルタと再会します。
しかし2人とも自分たちが姉妹だと気付かず、また色々なすれ違いがあったため、エベリーはダルタが敵だと誤解してしまいます。
そのためダルタの義母が重体となったときも、エベリーは傍にいながら見捨てました。回復魔法を使えば助けられたけれど、そうしなかったので義母はそのまま亡くなりました。
エベリーは真相に気付く
エベリーは船旅中に、とある事件に巻き込まれて命の危機にさらされます。そのとき敵だと思っていたダルタが助けにきてくれたので、エベリーは訳が分からず困惑しますがーーー
後になってダルタが姉だと知り、激しく後悔しました。
ダルタが助けてくれたのは、エベリーが妹だとどこかで知ったから。そのことに気付いたエベリーは深く後悔して「あの時、ダルタの義母を救えば良かった」と嘆きました。
考察|なぜ家族関係がこれほど拗れたのか?
結論|巡り合わせが悪すぎた
『再婚承認を要求します』の登場人物は運命に振り回されることが多く、エベリーもそのうちの1人です。とくに彼女の場合は、数奇な運命をたどっています。何も悪い事をしていないのに巡り合わせが悪い。とにかく苦労の多い少女です。
とくに家族関係については、頭を抱えたくなるレベルで酷い。
イスクア子爵夫妻からとても愛されているのに、彼らが実の親だと知らず対立することになったり。気の合う姉・ダルタを一時とはいえ恨んだり。
なぜエベリーのような良い子が、これほど苦労しなければならないのか。なぜこんな悲惨な状況になってしまったのか…と、ほとんどの読者が思ったのではないでしょうか。
そもそもの元凶は常時泉ですが、彼らがダルタを大切に育ててくれたのも事実なので憎むに憎めませんし・・・
いや本当に、巡り合わせが悪い。エベリーに与えられた運命が過酷すぎる。
それでも彼女は過酷な環境に負けずに生きてきた子なので、この先は姉のダルタと仲良く生活してほしいです。切実に、この子たちには幸せになってほしい。
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