『再婚承認を要求します』原作小説160話のネタバレと感想です。
ナビエは魔法について知るため、魔法学園のあるウィルウォルを訪問しました。しかし道中ソビエシュと遭遇してしまい。彼は「ハインリが原因でナビエが痩せた」とあらぬ誤解をします。
ソビエシュは噂を信じ、ナビエに再び復縁を迫る
ソビエシュの誤解は加速する
ナビエが痩せたのは妊娠が原因ですが、それを明かす訳にはいきません。
するとソビエシュの勘違いは加速し、ハインリが浮気をしたから苦しんでいるのではないか。そうなら東大帝国にいつ戻って来てもいいんだぞ…と一方的に話し続けます。
いくら否定してもソビエシュの誤解は解けません。そのためナビエは酷く苛立ち、私は幸せだから心配はいらないと言い返しますがーーー
彼は納得できないらしく「私たちが仲良く過ごしていた頃よりも幸せだと言うのか?」と食い下がります。
確かにナビエは当時―――つまり子供の頃、幸せの絶頂にいました。しかしそれは未来への希望だけに満ち溢れていて、一度も嫌な経験をした事がなかったからです。つまり幼さゆえであり、ソビエシュが傍にいたからではありません。
ナビエがその事をストレートに告げると、彼は目に見えて落ち込むのでした。
ハインリ皇帝に気を付けろ
ナビエは会話を終わらせてさっさと立ち去ろうとするも、ソビエシュは後をついて来ます。なおこの時、ウィルウォルに来た理由を聞かれたので「学園長に会いに来た」とだけ答えますがーーー
すると彼は真剣な表情で言いました。もしや、そなたも魔力減少現象に関わっているのか?と。
しかしナビエが何も知らないと知るや否や、ソビエシュは最後に「ハインリに気を付けろ」と忠告するのでした。
学園長との面会
その後ナビエは魔法学園の学園長に面会しますが、彼はやけに冷たい態度でまともに取り合ってくれません。
なぜそのような態度を取るのか尋ねても「今は西大帝国と距離を置くほかないのです」と意味深長なセリフを言うだけでした。
学園長「疑惑が嘘であることが明らかになるまでは、西大帝国とは距離を置くほかないのです」
引用元:再婚承認を要求します160話
魔力減少現象とハインリの関係がバレかけている
ナビエは2人の思惑に気付く
結局のところナビエは魔法について助言をもらえず、西大帝国に帰還します。
そして彼女は今回の件について『ソビエシュと学園長は、魔力減少現象を引き起こしたのが西大帝国だと思っているのだろう』と推理し、その事をハインリにも話します。
もちろんナビエはハインリが黒幕だなどと思っていません。彼が誰かを苦しめるはずないと信じています。
そのことを伝えた後ハインリの手の甲にキスをすると、彼は黙ってナビエを抱き締めるのでした。
偶然にも真実を知ってしまう
しかし彼女はその日の夜、真実を知ってしまいます。
夜中ベッドで目を覚ましたとき、ハインリがいなかったので探しに行ったところ、彼の執務室から声が聞こえたのです。
「カラスを送り、向こうの状況を調べてくれ。もしネックレスのせいでバレそうになっているなら、どんな手を使ってでも回収してこい」と。
再婚承認を要求します・160話のネタバレと感想
ネタバレ感想①最悪なタイミングで計画がバレる
皆さんご存じの通り、魔力減少現象を引き起こしたのは西大帝国です。そのせいで東大帝国では魔力を失う魔法使いが続出し、エベリーも被害に遭って大泣きしていました。
ナビエはその悲惨さを知っているからこそ、ハインリはそんな酷いことをする人物じゃないと信じますがーーー
今回、一連の騒動がハインリの仕業だとバレてしまいました。しかも最悪なタイミングで。
こうなったら言い逃れできないので、ハインリは素直に事情を話すしかありません。とはいえナビエは祖国を愛しているので、この件を見過しはしないでしょう。
彼を愛しているとはいえ、非道な行いを許すかどうかは話が別ですから。できることなら、ハインリが計画を中止してくれればいいのですが。
ネタバレ感想②ソビエシュは善意100%
ソビエシュは今回、ちょっと暴走気味でしたね。彼が真剣だと分かっているのですが、ナビエとの会話シーンで笑ってしまいました。
- ソ「戻って来てもいいんだぞ」
- ナ(髪の毛むしってやりたい…)
これは笑うしかない…!
とはいえ、ソビエシュが心配するのも無理ないのかなという印象です。彼視点だと、ナビエは結婚式の直後に浮気された状態ですから。
そもそもハインリは浮気者という噂が流れているので、ソビエシュが一連の話を信じてしまっても仕方がないでしょう。
ナビエは迷惑がっていましたが、ソビエシュは善意100%で気遣っていた思われます。まあ完全にお節介ですけどね。