漫画『皇帝の子供を隠す方法』の69話のネタバレと感想です。
今回はタイトルのとおりマリアンの話です。彼女は誘拐犯として捕らえられ実家のクロイツェン家にも見捨てられましたが、ついに処遇が決定します。
改心したマリアンにやり直す機会は与えられるのでしょうか?
アステル視点|マリアンを呼び出して処遇を決める
マリアンの処遇が決定する
マリアンは今日まで、テオールを誘拐した罪により身柄を拘束されていました。
なおクロイツェン家は誘拐の件について、あくまでマリアンの独断であり彼女のような凶悪犯は勘当すると主張していますがーーー
ある日アステルは執務室にマリアンを呼び出して、これからは皇后宮の侍女として働くよう命令しました。
これはあり得ないほど寛大な処置でしたが、話を聞いたマリアンは警戒します。
アステルを信用できず「何か裏があるに違いない」と冷や汗をたらすも、結局のところ他に選択肢がなく承諾するのでした。
カレンベルク侯爵視点|子供にとんでもない質問をされる
テオールはある疑問を持つ
ある日テオールは「昔の家に帰りたい」と祖父・カレンベルク侯爵に打ち明けました。子供ながらに母親が皇居での生活を嫌がっていることに気付いたのです。
その観察力の高さに侯爵は感心しつつ、アステルは皇帝と結婚して皇后になったから皇居で生活しなければいけないのだと説明しますがーーー
この時テオールは無邪気な顔で、とんでもない質問をしました。
「人は好きな相手と結婚するのに、お母さんと陛下はなぜ一度目の結婚をなかった事にしたの?」と。
テオールに入れ知恵をしたのは誰?
なぜテオールが離婚の件について知っているのか?カレンベルク侯爵が慌てて事情を聞いたところ、レストン公爵の入れ知恵だと判明したので彼は内心激怒します。
しかしテオールは祖父の心情などつゆ知らず、さらに質問をつづけました。
結婚したならお母さんも昔は陛下を好きだったの?今はなぜ陛下がキライなの?
その純粋な質問に何と答えるべきか分からず、侯爵はひたすら困り果てるのでした。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・69話のネタバレと感想
69話のネタバレ感想
子供の容赦ない質問が、お爺ちゃんを襲うーーー!
ある意味恐ろしい状況で69話が終了しました。こういう時、何て答えればいいのか本当に困りますよね。なおカレンベルク侯爵は69話の最後で『助けてくれアステル!』と心の中でSOSを出していました(笑
というかテオール、母や祖父がカイゼンを嫌っていることに気付いていたんですね。本当に聡い子です。
69話の補足|マリアンの処遇
本来ならマリアンは、帝国法に基づき路上に捨てられる立場です。しかし彼女は自らの罪を悔いており、また事件当時もテオールを守ろうとしました。
だからこそアステルはマリアンに更生するチャンスを与えます。皇后宮で侍女として働けば身分が保証されて人生をやり直せるので、侍女になるよう命令したのです。
もしマリアン以外が誘拐犯だったら子供がもっと酷い目に遭っていたでしょうから、母親として感謝しているのかもしれませんね。
とはいえマリアン視点だと、誘拐犯の自分がなぜ寛大な処置を受けられるのか理解できません。よって現時点では、この恩赦に裏があるのでは…と警戒しています。
元々アステルのことを腹に一物ある女だと思っていますし、実の家族にすら裏切られ見捨てられたので他人を信頼できないのかもしれませんね。