漫画『皇帝の子供を隠す方法』の49話のネタバレと感想です。
夜市に出かけたアステル一行。しかしテオールは屋台で買ったお菓子を食べた直後、顔を真っ赤にして倒れてしまいました。
一体テオールの身に何が起きたのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
目次
屋台のおかしを食べた直後、テオールが倒れてしまう
テオールはなぜ倒れたのか?

テオールが倒れたため、アステルたちは急いで馬車に戻ります。そして邸宅に向かう途中、なぜ普通のお菓子を食べただけでテオールが倒れたのかと話し合いますがーーー
会話の途中、アステルはある事実に気づきました。というのも彼女は“リンテール”という果物を食べるとアレルギー反応を起こしてしまうのです。
もしテオールの菓子にもリンテールが含まれていたのなら、同じようにアレルギー反応が出たのかもしれません。


とはいえこの体質を持っているのは家門の中でもアステルだけ。そのためテオールが同じ体質だと知られれば、親子であることがバレるでしょう。
そのため彼女は、カイゼンに「なぜ倒れたのか分かりません」と嘘をつくのでした。
医師に診せた結果、リンテールが原因だとバレる
邸宅に戻ると、テオールをさっそく医師に診せます。
なおセルヴェルが確認したところ、例のお菓子からは毒薬成分が見つからず、それを売った商人たちにも怪しいところはなかったそう。やはりテオールは、リンテールが原因で倒れたようです。
そのため医師は「もしかしてご家族の中でリンテールに敏感な体質はありますか?」と質問しますが、アステルは答えられずうつむくばかり。そのため傍にいたカイゼンは不思議そうな顔をしますがーーー
その時、カレンベルク侯爵が部屋に入って来て、助け船を出してくれます。
「私の妻がそのような体質だった。その果物を食べると熱が出ると言っていたな」
彼が嘘をついて場をごまかしてくれたので、テオールの素性についてはバレずに済みました。
しかし医師の診療によれば、熱が下がった後も2週間は安静にしなければならないそう。
つまり明日、東部に帰ることが出来なくなったのです。
そのためアステルは浮かない顔をしました。
医者に診せた後、アステルはハンナと話をする
ハンナとの会話
みんなが帰った後、アステルは子供の看病をします。するとその時、ハンナが軽食をもってきてくれました。
ハンナはアステルの体質について知る数少ない人物なので、きっとテオールが息子であることに気付いたでしょう。
そのためアステルは、父親が誰なのか聞かないの?と質問します。するとハンナは、アステルの手をそっと包み込んで言いました。
「私はアステル様が話して下さるまで、いかなる質問もいたしません。ですが…1人で抱えきれない荷物がある時は、どうか私の手を取ってください。私はそのためにここにいるのです」
そう言って微笑むハンナを、アステルはぎゅっと抱きしめます。そしてテオールが皇帝の子供であることなど全ての事情をハンナに明かしました


カイゼン視点
カイゼンは城に戻ると、夜遅くに秘書・ベリアンのいる部屋を訪れます。そしてテオールの出生について調べるよう命令しました。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・49話のネタバレと感想
49話のストーリーまとめ

テオールが倒れたのは、食べ物アレルギーが原因でした。しかもアステルと同じアレルギーを持っているので、その事実がバレれば周囲に2人が親子だと気付かれるでしょう。
そのため彼女は、医師と会話をしたとき非常に焦ります。しかしカレンベルク侯爵がごまかしてくれたので、ひとまず今回は難を逃れますがーーー
最後のシーンで、カイゼンがテオールの出生を調べるよう部下に命令していました。出生を調べるということは、当然ながら父親についても調査するはず。
カイゼンが何を考えているのか謎ですが、アステルにとっては良くない展開でしょう。
ネタバレ感想|ハンナの優しさについて
ハンナは本当にいい子ですね。アステルの抱える秘密に気づきながらも、あえて何も質問せずにいてくれました。相手が打ち明けてくれるまで静かに見守る。これって簡単なようで難しいことです。
ハンナがそういう性格だからこそ、アステルは今までの秘密をすべて打ち明けたのでしょう。いい話ですね。