漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。119話・120話についてまとめています。
前回のラストでは、会議中に陛下がバタリと倒れてしまいました。この重要なタイミングで陛下がいなくなれば、宮廷内は混沌化しそうですが…
今後、エリーゼたちはどうなるのでしょうか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう。
119話の概要|皇帝陛下が突然倒れるも、原因は不明
突然、倒れた皇帝陛下
突然、顔を青くして倒れた皇帝陛下。その様子を見たリンデンは絶句し、すぐさま医者を呼びました。
駆け付けたエリーゼはその場で症状を確認しますが、瞳孔も脈拍数が問題なし。陛下はただ血圧が低いだけで、倒れるような原因は見当たりません。
そのためエリーゼは、疲労により一時的に血圧が低くなったのだろうと考えます。
その後は皇帝を病院に移送してから精密検査をしましたが、やはり問題点は発見されません。よって何日か入院させて、経過を見ることにしました。
その頃リンデンは、1人で呆然としていた
王宮のバラ園で、1人立ちすくむリンデン。
エリーゼは後ろからそっと声をかけると、リンデンは呆然とした顔で振り向きます。よほど陛下が心配らしく、心ここに有らずといった様子。
それでもリンデンは弱音を吐かず「私のことは心配せずに休め」と言って、エリーゼに背を向けました。
辛そうなリンデンを見て、エリーゼも沈痛な面持ちになります。エリーゼは彼の背中を抱きしめて、お互いが辛いときは一緒にいたいと話します。
エリーゼが大変なときはリンデンが。リンデンが大変なときはエリーゼが。そうやって、互いに支え合って生きていきたい。そう告げると、リンデンは正面からエリーゼを抱きしめました。
120話の概要|エリーゼの決意とクロレンス家の惨状
エリーゼの決意
リンデンと別れた後、エリーゼは正面を見据えます。そして「これから起こる悲劇を必ず防いでみせる」と決意しました。エリーゼはもう二度と、彼が苦しむ姿を見たくないのです。
その頃のクロレンス家は…
ある日、クロレンス家には貴族たちが訪問していました。彼らはリンデンとエリーゼの婚約を祝いに来てくれたのですが…
父親・エル侯爵と次男・クリスの顔は、目に光がありません。どんよりした空気を背負っており、とても慶事とは言えない状態です。
というのも、2人はエリーゼを溺愛しているため嫁にやるのが辛いのです。
皇帝陛下の容態
エリーゼは診療のため、陛下の自室を訪れます。しかし陛下からは、もう診療はやめて婚約式の準備に集中するようにと言われてしまいます。
もちろんエリーゼは拒否しますが、陛下はエリーゼに準備をするよう言い聞かせ、また婚約式には絶対に参加すると言って微笑みますが…
婚約式に参加するとなると、陛下の健康状態が危ぶまれます。婚約式は大聖堂で行われ、さらに儀式が長時間にわたるため体力的に問題があるのです。
エリーゼは内心、そのことを心配していました。
婚約式の当日
婚約式の当日。エリーゼは白を基調としたドレスで着飾ります。そしてリンデンも、白いタキシードを身にまといました。
着飾った2人はとても美しく、まさに美男美女のカップル。しかも相思相愛なので、控室でお互いに「美しい」と褒め合ってバカップルぶりを発揮します。
なお、近くにいた侍女・マリは、新婚夫婦のやりとりを見せつけられて石になっていましたがーーーその時、陛下が訪れたとの連絡が入ります。
外科医エリーゼ|今回のネタバレと感想
119話のネタバレ感想
今度は陛下が倒れました…!一難去ってまた一難で、エリーゼは大忙し。というかこの国、バタバタと人が倒れますね。
陛下については以前から死亡フラグが立っていたので、そんなに長くないのかな…という印象。陛下本人も、バラ園でエリーゼと会話したときに「私はもう十分生きた」という話をしていたので、リンデンが皇位継承したあたりで寿命を迎えるかもしれませんね。
生存ルートがあれば嬉しいですが、ストーリー的に難しそうです。それこそ、エリーゼが奇跡でも起こさない限り助からないのかなと思います。
もし陛下が亡くなったら、リンデンの心を支えられるのはエリーゼのみ。彼女が頑張らないと、リンデンは前世のように心を壊してしまうかもしれません。
エリーゼの役割や責任が、どんどん増えていきますね。皇后と医者の仕事をこなしつつ、妻として夫を支えるってハードワークすぎます。
120話のネタバレ感想
120話では、ついに結婚式が行われます。当事者たちは幸せそうですが、一部の人たちはエリーゼの結婚にショックを受けている様子。エリーゼを溺愛する父&兄は、とくにダメージが大きかったようですね。
ちなみに解説では省きましたが、グレアムやミハイルも傷心でした。彼らはエリーゼに密かな恋心を寄せていたため、こっそり悲しんでいたのです。
- 父&兄:ショックすぎて落ち込む。葬式のような顔。
- ミハイル:誰もいないところで落ち込む(犬に慰めてもらう)
- グレアム:1人で酒を飲む
キャラクターによって落ち込み方が違いますね。何というか、性格が出ています。
ミハイルって普段はあんなに社交的で明るいのに、本当に辛いときは誰にも言わず1人で落ち込むんですよ。
そしてグレアムはお酒。辛いときは酒を飲むに限ります。でも酒を飲んで忘れるのではなく、悲しみながらも結婚を祝っていたのが彼らしいです。グレアムはいい男ですね!