ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。117話・118話についてまとめています。
決闘の結果、メルキト伯爵とドリスン伯爵はどちらも重体。生死をさまよっている状態です。そして2人を手術するために、エリーゼが駆け付けますが…
2人はちゃんと助かるのでしょうか?感想と一緒にネタバレを見ていきましょう。
外科医エリーゼ117話ネタバレ
メルキト伯爵の手術
手術室に横たえられたメルキト伯爵。ショックによる発作で体が痙攣し、さらに血圧も低下。ますます容態が悪化しています。
しかも単純に大量出血によるショックではなく、心臓を取り囲む膜の間に血液がたまり、心拍出量が減少しているようです。
このままでは危ない…!
そう判断したエリーゼは、メルキト伯爵の心臓付近に太い注射針をつき刺します。溜まった血液を、強引に取り出したのです。
その様子に、他の医師たちは驚愕。
しかしこの処置により、収縮期血圧は80まで上昇。心臓の圧迫はひとまず解消されました。
そしてメルキト伯爵の容態が回復している隙に、エリーゼは手早く手術を行います。心臓の中に入り込んだ銃弾は、急に引き抜けば死亡するだろう箇所に埋まっていましたが…
エリーゼは集中し、心臓の電流システムに触れないよう銃弾を摘出しました。
かくして、メルキト伯爵は無事に一命を取り留めたのです。
ドリスン伯爵の手術
メルキト伯爵の次は、ドリスン伯爵の手術が待っています。こちらはグレアムが応急処置をしてくれたため、様態が安定しています。
エリーゼ1人だけでは手術の同時進行など不可能でしたが…
秀才と名高い医師・グレアム(※)のおかげで、不可能を可能にできたのです。そして2人は手術を無事に終えて、ドリスン伯爵もまた一命を取り留めました。
日本版の『外科医エリーゼ』では、グレアムのことを「天才医師」と翻訳していました。ただし管理人が韓国版のサイトを見たところ、天才じゃなくて秀才と訳すのが適切かなと思ったので、ここでは「秀才医師」と翻訳しました。
外科医エリーゼ118話ネタバレ
手術の成功に、歓声が湧き上がる
手術中、病院の控室にはたくさんの貴族が集まっていました。誰もがメルキト伯爵たちを心配し、不安そうな表情で2人の無事を祈っていたのです。
そして、エリーゼとグレアムが手術室から出てきたとき。
手術の成功を聞いた貴族たちは、一斉に歓声を上げました。
そしてこの手術により、エリーゼの名声はさらに高まったのです。
その後のメルキト伯爵
その翌日。
病室で寝ていたメルキト伯爵が目を覚ましたので、エリーゼは彼の元へ向かいました。
手術の後遺症などが出ていないか、エリーゼは口頭でいくつか質問しますが…
メルキト伯爵は質問に答えながらも、エリーゼを警戒している様子。内心では「無理をしながら、なぜ敵である私を助けたのか」と猜疑心を抱いていたのです。
だから彼は、エリーゼに質問しました。なぜ自分を助けたのか。私があなたの立場なら、そのまま死ぬように仕向けただろう…と。
するとエリーゼは微笑んで「患者を助けるのに、特別な理由など必要ありません」と答えました。
その言葉を聞いて、呆然とするメルキト伯爵。そして俯きながら、エリーゼに感謝の言葉を伝えました。
一難去ってまた一難
その頃、王宮では会議が行われていました。
会議に参加していたのは、リンデン王子・皇帝陛下・軍の上層部など。つまり軍の重要人物たちが、円卓を囲って議論をしていたのですが…
会議の途中、陛下が倒れてしまいます。
117話・118話の感想
メルキト伯爵は悪人(というか身勝手)ですが、今回の件はさすがに良心が傷んだようですね。
今まで彼は、エリーゼを敵視して無理難題を要求したこともありましたが…
しかし彼女はメルキト伯爵を見捨てることなく、命を救ってくれたのです。しかも打算はなく「医者だから」という至極真っ当な理由で。
これは改心せざるを得ませんよね?
となると今後、貴族派によるエリーゼへの嫌がらせは減るでしょう。
エリーゼは今回の件で「メルキト伯爵の恩人」になったので、貴族派からの好感度は大幅にアップしたはず。
ひとまず、彼女を害そうとする貴族は少なくなったと思います。それこそレベッカ皇后のように、貴族派によって危害を加えられる心配もないでしょう。
いろいろと事件は多いものの、ストーリー的には順調に進んでいますね。
>天才じゃなくて秀才と訳すのが適切かな
グレアムのキャラクター設定上は「秀才」のほうが適切だとは思いますが、「周囲がグレアム本人がどれほど努力しているのか気付いていない」という描写が随所に見受けられます。これを加味して「天才」と訳してしまうのが皮肉じみてて個人的には好みですがいかがでしょうか。
コメントありがとうございます。
匿名さんの意見も素敵なのですが、ここはあえて「秀才」にしたいと思います。地の文については、語弊のない書き方をしたいので。第三者の視点なら、天才と訳すんですけどね。