『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。14話~15話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回はユジンが仲間になり、カインとの接触にも成功しました。2人ともルペルシャの病気について知ったので、同情している様子。
さて今後、主人公はどうなるのでしょうか?感想を交えながら、ストーリーを紹介していきます。
目次
14話ネタバレ
倒れたルペルシャは、2日間療養することに

ルペルシャが倒れてから数日後。
ロックスが泣いて心配するので、ルペルシャは1日中部屋の中で過ごすことに。ほぼ療養生活なので、暇を持て余していました。
するとそこに、ユジンが訪ねてきます。相変わらず美しい彼を見て、ルペルシャは歓喜しますが…
なぜかユジンは暗い表情。お見舞いに来たものの、彼女の顔色が悪いので心配しているようです。
とはいえ、ルペルシャ本人は元気そのもの。
十分休んだし薬もあるので、体調は問題ないと彼にアピールしました。また同時に、忙しいのに見舞いに来させて悪かったとも伝えます。


リニ視点
ルペルシャの食事を用意するため、専属メイド・リニは厨房へと向かいます。そして満面の笑みで、コックに話しかけますが…
コックは不安そうな顔でリニを見ます。彼女はまだ未熟だから、皇女の前でミスをして消されるかも…と考えたのです。
事実、”皇女様は気に入らない人をすぐに消す”との噂も流れていました。
が、しかし。
リニはその噂を否定します。本当はとてもお優しい方なのだと擁護しました。
そもそも彼女は、すでにミスを連発しています。ルペルシャのドレスを踏んだり花瓶を割ったり、本当にいろいろな失敗を繰り返しました。
しかしルペルシャは一度も怒らず、大丈夫だから気を付けてと言うだけ。噂のような残虐非道な人物では無かったのです。
その事実を知っていたから、リニは今でも彼女が大好きです。それこそ、率先して世話をするほどに。

15話ネタバレ
療養中、ユジンとの親密度がアップ
ルペルシャの療養中、ユジンは2日連続で見舞いに来ました。おまけに彼は冗談まで言うようになり、前よりも心を開いてくれたのだとわかります。
そのおかげで、療養中も退屈せずに済みました。
また最近では、皇女宮の雰囲気も変化しつつあります。今まで顔色を窺っていた使用人が、穏やかな表情になったのです。
これも、ルペルシャの”中身”が変わったおかげでしょう。
ユジンが騎士として復帰
そんな中、ユジンは騎士として復帰したいと申し出ます。
この言葉に、ルペルシャは青ざめました。3か月後には皇女宮を出る予定ですし、もし彼だけがここに残れば原作どおり死亡ルートに入るかもしれません。
そのため、復帰はダメだと言いかけますが…
ユジンが子犬のような顔で落ち込むので、即OKしました。


ルペルシャが皇女宮を出るとき、彼も一緒に護衛として連れて行けば問題ないでしょう。それなら、死亡ルートを回避できるはずです。
そう考えた彼女は、笑顔で手を指し述べて「改めてよろしく」と告げました。
しかし、その時。
ルペルシャは薬を飲んだばかりなのに、吐血してしまいます。よりによって、彼の目の前で。
ユジンは慌てて医者を呼ぶと言いますが、ルペルシャは放っておいてほしいと断りました。
いつもの事だから大丈夫。だから見なかった事にしてほしい。そう言って笑いかけ、ユジンを退出させました。
ルペルシャの記憶
主人公には、ルペルシャとしての記憶が戻りつつあります。3日に1回、吐血するたび勝手に記憶がよみがえるのです(2話ネタバレ参照)
今回は、子供時代のルペルシャが草原を駆ける姿を見れました。いつも人形のような彼女が、広い草原を一生懸命に走っているのです。
カインの処遇について考える
皇女宮を出るとき、ユジン以外にも連れていける人がいるだろう。ベッドに寝転がりながら、ルペルシャは今後の計画について考えます。
カインも少し心配ですが、彼は公爵なのでラビロフに殺害されるリスクは少ないでしょう。アリエルに懸想しなければ、生存できるはずです。
カイン原作で、アリエルから”とある言葉”を聞いたため彼女に心奪われます。それさえ阻止すれば、きっと彼は切ない片思いをしないでしょう。
『悪女が恋に落ちた時』14~15話までの感想
14話でも勘違いが加速する

笑いを堪えているときの声や仕草は、傍から見ると泣いているように見えますよね。13~14話では、この現象(?)が発生します。
ルペルシャが笑いすぎて「うっうっ」と酸欠気味になっている時、部屋の外にいた皆は、彼女が泣いていると勘違いしました。
そのため、ユジンもロックスも非常に心配しています。ルペルシャに全く悪意はないのですが、ひたすら誤解を与えていますね。
リニの回想について
14話のラストでは、リニの回想が描かれました。リニがなぜ、あれほどルペルシャに懐くのか。その理由が判明します。
当初、彼女が専属メイドになったときは「職務意識が高いメイドなのかな」くらいに思っていましたが…元々、好意的だったのですね。
ルペルシャは噂ほど悪女じゃない?
悪女設定のルペルシャですが、皇女宮では静かに過ごしていた様子。そもそも、噂のような残虐非道な行いはしていません。
リニ曰く「非情というより無情な人」との事なので、感情の起伏が少なかったのでしょう。
というか彼女は、何もしてないのに使用人から恐れられていたんですね。

個人的に、これはどうなんだと思います。皇女宮の使用人なら、長くルペルシャに仕えているはずなのに…
彼女の本当の姿を知っている人は、数少ないようです。噂のような悪女ではないと気づいたのは、今のところメイド長・リニ・アリンの3人くらいでしょうか。
アリンもまた以前からルペルシャの本心を知っていたらしく、専属メイドに任命された時は次のように語っていました。
あの方は寂しいお方なの。だから一緒に心をこめてお世話をしましょうね?
引用元:『悪女が恋に落ちた時』14話より
”寂しいお方”。
ルペルシャの性格って、この一言に尽きるのでしょう。理解者が少なく、何もしてないのに母親のせいで悪女呼ばわりされるのですから。
そりゃ寂しいわ。
おまけに不治の病まで抱えて…彼女の人生は、本当にハードモードですね。