『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。12話~13話までのストーリーを紹介します。
前回、カインと初対面(?)したルペルシャ。しかしその際、ユジンに病気のことを知られてしまいます。
今後、主人公はどうなるのでしょうか?感想を交えながら、ストーリーをまとめました。
目次
12話ネタバレ
友達になるため、ルペルシャは…

手を繋ぎたいと言われ、ユジンは明らかに警戒します。その表情は「やはり私の体が目当てか!」と言わんばかり。
だからルペルシャは、彼を安心させようとします。
あなたに恋愛感情はないので安心してほしい。友達になりたいのです。と笑顔で答えました。
するとユジンは申し訳なさそうな顔で、ルペルシャの手を取ります。そして今後はわざわざ頼まなくても私が皇女様をお守りします…と言いました。
ユジン視点
ユジンは元々、好意を抱かれやすく警戒心が強い性格でした。
だからルペルシャの純粋な好意に気づいたものの、その不自然さに警戒したのです。なにせ彼女は初対面のときから、凍てつくような視線でユジンを見ていたのですから。


しかし実際に話してみれば、彼女は楽しそうに笑います。
ユジンが皇女宮を出ていきたい告げた時も、ためらいなく笑顔で了承してくれました。自由騎士である彼を、あっさり手放すと言うのです。
その言葉に嘘はなく、やましさも感じませんが…
それでも彼は、ルペルシャを信用できません。なにせ今まで出会った女性は、誰もがユジンの体が目当てだったから。
ゆえに彼女にも、裏があると思ったのです。だから何度も、試すような事を言いました。
しかし彼女からの返事は、どれも予想外のものばかり。友達になりたいと言い出すので、ユジンは警戒を解きました。
そして同時に、ルペルシャと友達になるのも悪くないなと考えます。それは彼にとって、生まれて初めての”異性の友人”でした。
カイン視点
ロックスたちが去った後。
カインは頭を抱えていました。ルペルシャとは親交がない間柄ですが、誰かの悲劇を見てみぬふりするほど、彼は冷徹はなかったのです。
またルペルシャについても、噂で聞く冷たい魔女のようには見えませんでした。
ユジンVSカイン
カインが考え事をしていると、ノックと共にユジンが入室します。
この時2人はかるく挨拶をしますが、互いに印象は最悪。初対面なのに険悪なムードになりました。
そもそもユジンがここに来たのは、病気の件について口止めするため。詳細を知るロックスをなぜ黙って帰したのかと、カインを責めました。
そして遠回しに、ルペルシャが病気だと口外しないよう警告します。


13話ネタバレ
ユジンは情報漏洩について懸念する
ユジンから警告されたものの、カインは素知らぬ顔で「無駄だ」と答えます。
ロックスはすでに、一部の相手に病気のことを口外しています。そもそも皇帝が秘匿していません。
そのことを伝えれば、ユジンは眉間に手をあててため息をつきました。
しかしロックスさえ気を付ければ、病気の情報は洩れないだろう。カインがそう言えば、ユジンは同意して部屋を後にしました。
ルペルシャの噂は、瞬く間に広がった
しかし数日後。
2人の思いとは裏腹に、ルペルシャの噂はどんどん広まります。
しかも尾ひれが付き、どんどん突拍子もない内容に変化していったのです。
もうすぐ皇女が亡くなるらしい。
自害を考えているらしい。
自分の存在が国にとって悪だと言ったらしい。
身辺整理をしているらしい。
こうして、歪んだ噂は皇宮内に広がりました。


とある理由で、ルペルシャは倒れる
ある日、ルペルシャは倒れて一日中ずっと寝込んでいました。
本人には倒れたときの記憶がないものの、アリンの話によると、真っ青な顔で冷や汗をかいていたそう。
そのためアリンもロックスも、涙を流して心配しました。
さらにロックスによれば、ルペルシャは精神的に大きな衝撃を受けると体に影響がでるそう。
つまりルペルシャは、イケメンを見すぎたせいで気絶したのです。


恥ずかしすぎる気絶理由に、ルペルシャは赤面します。しかし黙っていれば皆が心配するので、恥を忍んで理由を明かしますが…
アリンもロックスも信じません。はぐらかしたのだと誤解されました。
ユジンのフォロー(?)
ルペルシャが困っていると、そこにユジンが登場します。彼は爽やかな笑顔で、ルペルシャに向けてウインクをすると
(皇女様の言葉は)嘘ではありません。昨日はこの私と一緒にいました。
とフォローしたのです。なお彼は大真面目。一切ふざけていません。


この発言に、絶句するアリンとロックス。
一方ルペルシャは笑いを堪えます。なにせ彼らは大真面目なので、笑っては失礼でしょう。なので顔を覆いつつ、やんわりと3人に退出するよう告げました。
そして1人になった後。ルペルシャは布団をかぶって、涙が出るほど大爆笑します。
『悪女が恋に落ちた時』12~13話までの感想
ルペルシャの記憶について
ストーリー解説では触れていませんが、主人公は順調に記憶を取り戻しています。吐血するたびに、ルペルシャの記憶が脳内に流れているようです。
今のところ、蘇った記憶はルペルシャの幼少期のもの。本編のワンシーンでは、積み木で遊んだり無表情で城内を歩いたりする姿が描かれていました(本編の5話以降で見れます)

考察:ストーリーを読み解く鍵について
これは考察ですが、ルペルシャの記憶が蘇ることで、徐々にストーリーの”謎”が解き明かされていくのかなと思います。
今のところ、ルペルシャが主人公を召還した理由は謎のまま。
そもそも物語のキャラクターである彼女が、なぜ現実世界について知っているのかも不明。謎が多すぎますよね?
でも記憶が蘇れば、ルペルシャの人生を垣間見ることができます。つまり彼女の秘密が明かされることで、ストーリーの謎も解けていくワケですね。
多分、そういう流れになると予想しています(全然違ったらすみません)
というかルペルシャが現代人を召喚できるなら、他のキャラクターも召喚魔法を使えるのかも。となると、主人公以外にも現世出身の子がいそうです。
今のところ、可能性が高いのはヒロイン・アリエルでしょうか。
悪女系の転生マンガだと、悪女だけでなくヒロインも転生してるパターンが多い気がします。