再婚承認を要求します小説178話のネタバレと感想|最悪な状況に立たされたソビエシュ

再婚承認を要求します

『再婚承認を要求します』原作小説178話のネタバレと感想です。

東大帝国は現在かなり危うい状態で、前話のラストではイスクア子爵夫妻が軟禁されました。ラスタの関係者が続々とリタイアしていますね。

そして今回も引き続き、ソビエシュ視点のストーリーが描かれます。今後彼はどうなるのか、続きを読んでみましょう!

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ソビエシュは現在、最悪な状況に立たされていた

ソビエシュの現状

再婚承認・感想

ソビエシュは今、最悪な状況に立たされていました。

ラスタの実父と偽親を処罰したものの、肝心の奴隷売買証書がまだ見つからないのです。このままでは皇女が実の娘だという検査結果が出ても、後々困ったことになるでしょう。

ソビエシュは今さらながら、リスクを抱えたままラスタを皇后にした自分を責めます。

ひよこ
我が子を皇帝にしたいと焦るあまり、この人はいろいろな判断を間違えたね。
白うさ
やっぱり欲を出すのは良くない。

ラスタの奴隷売買証書が、意外な場所で発見される

ラスタの奴隷売買証書が見つかる

しかしそのときカルル侯爵から、ラスタの奴隷売買証書が見つかったと緊急連絡が入ります。

さらに話を聞けば、奴隷売買証書が見つかったのは南宮にあるエルギ公爵の部屋だったそう。

証書を発見できた理由
エルギは普段、部屋を厳重に守らせています。しかし彼が出かけている間にこっそり調べたところ、カーペットの裏側に奴隷売買証書が縫い付けられていました。

誰がどう見ても、エルギ公爵が悪心をもって書類を隠していたのは明らか。そのためラント男爵はもちろん、ラスタを嫌うカルル侯爵ですらその悪質さに腹を立てました。

白うさ
これ、エルギ公爵も結構ヤバイ状況では?
ひよこ
そうだね。とりあえず東大帝国を追い出されるのは確実だし、出禁になりそう。

証書を燃やして一安心?

ソビエシュは奴隷売買証書を受け取ると、本物だと確認するや否やすぐに燃やします。これでグローリエムは、奴隷の娘だと非難されることはないでしょう。

あとは親子検査で、娘と自分が血縁だと証明されればいい。そうすれば愛しい娘を、世界で一番高貴な存在にできるだろう。

彼はこの時、そう考えていました。

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再婚承認を要求します・178話のネタバレと感想

ネタバレ感想|エルギを弁護をしたいだけの話

ネタバレ感想

今回ようやくラスタの奴隷売買証書が発見されました。

しかし証書が見つかったのはエルギ公爵の部屋。言い換えれば、ラスタと不倫関係にあると思われていた男の部屋から見つかったのです。

関係者はみんな頭にきたでしょうね。

エルギ公爵は自分を好いている女性を裏切ったヒドイ男だ!くらいに思っているでしょう。特にカルル侯爵やラント男爵などの良心組は、エルギ公爵をとんでもない悪党だと思っていそうです。

とはいえ個人的には、このシーンを読んだ時すごく悲しくなりました。エルギ公爵の目的を知っているからこそ、彼が悪党のレッテルを貼られるのが辛い。

本当は母親を大切にする優しい青年なのに……ナビエが東大帝国を脱出するとき協力してくれたのも彼でした。やってることは極悪ですが、悪い子じゃないんですよ。本当に。

というかエルギ公爵、登場回数はそこまで多くないのに読者の情緒をこれほどグチャグチャにするのがすごい。きっと人気投票とかやったら、メインキャラを押しのけて上位にランクインしそうな気がします。

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2件のコメント

こんばんは。

ついにラスタの奴隷売買証書が見つかりましたね。

ソビエシュはラスタを皇后にした事を後悔するのが遅すぎましたね。
普通に考えれば実行する前にあまりにも無茶で無謀が過ぎる杜撰な計画であると気付けると思うのですが、悲願の第一子に浮かれて全く周りが見えず沢山の犠牲を払っておきながら、リスク管理を怠ったツケが回ってきたのでしょう。

作中に
「自分の血を受け継ぐ以上、娘は世界で最も高貴な人だった。血の半分が誰であろうと関係ない」
と語っていましたが、

私はその考え方が個人的には不快に感じます。

遠回しにソビエシュは自分を世界で最も高貴だと思っているのですね。
確かに大国の皇帝として自分の立場と血筋に自尊心を持つのは理解出来ますが、彼の場合はこの意識が根っこにあるから全てが自分の思い通りになると思い込む傲慢な性格なんだろうなという印象を抱きました。

なにより一番不快に思ったのは、子供は一人では作れません。
ラスタは沢山の悪事を犯しましたが、それでもラスタがいたからグローリエムが存在するのです。
子供が出来る行為を働いておいて「お前は私の娘だ」と言って「私とラスタの娘だ」とは言わないのですね…。
子供に自分だけの存在しか含まず、母親の存在を含まないなんて…
女性は子供を産む為の道具では無いのに、それはあまりにも傲慢な考え方だと思います。

ナビエ様の妊娠が判明した時ハインリは
「生まれてくる子は、その存在自体に自分とナビエ様を含んでいる」と言いました。

ここでも夫として父親としてのハインリとソビエシュの対比が鮮明に描かれていると思います。

以前ゴリ子様が仰ったソビエシュの「子供は欲しいがナビエも手放したくない」という強欲が招く末路を知っているだけに、欲というのは貴賤を問わず行き過ぎると身を滅ぼすのだなと思わされます。

全てを手に入れようとして結局何も手に入れられず全てを失う。

現実にもこういう考えの人は実際にいそうだから、より考えさせられます。

コメントありがとうございます!
ラスタがいたからグローリエムが存在する。本当にそうですよね。どうしたって母親と娘は切り離せません。
ソビエシュもその事実に気づければ良かったのに・・・

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