マンガ版『再婚承認を要求します』の146話のネタバレと感想です。
現在、東大帝国はひどい状況になっていますね。ラスタは職権乱用した結果、被害にあった侍女にイスで殴られソビエシュにも突き放されてどんどん孤立していきます。
そして一方クリスタという脅威が去った西大帝国でも、ちょっとした問題が発生していました。
目次
マレーニ令嬢とウィヤン、どちらの実力が優れている?
2人に仕事を任せた結果
その日ナビエのもとに、マレーニ令嬢とその兄・ウィヤンが報告書を持ってきました。それは以前依頼した件(140話参照)にまつわる報告書でしたがーーー
目を通すと、2人の報告書には同じ内容が書かれています。しかも書類には間違いが多く、間違った場所も同じです。
ナビエは2人を呼び出してその事実を伝えると、彼女たちはそろって困惑するのでした。
幽霊騒動|ナビエは夫のために幽霊退治に向かう
幽霊騒動①東回廊のゴースト
現在、西大帝国では幽霊の噂が流れています。なんでも東回廊に、王冠をかぶった男の幽霊が現れるのだとか。
そして困ったことに、使用人たちはこの件について「先代陛下の幽霊じゃないか」と噂しています。
先代国王の逝去については元々『ハインリが毒殺した可能性がある』という噂が流れていたので、この2つの噂が結び付いたようです。
幽霊騒動②噂を流した犯人
ナビエは幽霊騒動について、クリスタ派の残党がハインリを貶めるために噂を流したのでは?と危機感を覚えていました。
さらにハインリもこの噂を聞いたらしく、夕食中「幽霊が怖いから朝まで一緒にいてほしい」と不安そうな顔をします。
そこでナビエは、彼のために自ら幽霊の正体を暴こうと決意しました。
幽霊騒動③ゴーストバスター
ナビエは夜中、幽霊が出没するという東の回廊に向かいます。
しかし到着すると、そこには既にハインリとマッケナがいました。おまけにハインリは昼間と違って冷静で、幽霊なんていないし出たら塩でもかけろと指示しています。
その様子をこっそり見ていたナビエは、あれが彼の『もう一つの顔』だと気付くのでした。
ラスタ視点|とある目的のため、かつての友人を訪ねる
残酷な依頼
ラスタはある目的のため、ムアールという街に1人でお忍びに来ていました。
そして昔の友人・フィックス(ラスタにベタ惚れの男)から、暗殺者ギルドの所在地を教えてもらいその場所を訪ねるとーーー
暗殺者がどれほどの腕か試すため、まずフィックスを始末するよう頼みました。
再婚承認を要求します・146話のネタバレと感想
ネタバレ感想①ナビエは行動力の塊である
夫が怖がらないように幽霊の正体を暴こう!と考えたナビエ様。
使用人に調査させるでも神官を呼ぶでもなく、自ら幽霊と対峙しに行くのがまさにナビエ。この人、根っからの行動派です。そして怖いもの知らず。
こういうシーンを見ると、兄・コシャールとの血のつながりを感じますね。似ていないようで似ている兄妹です。
ネタバレ感想②ナビエ、気付いて!
普段のハインリはナビエの前で猫をかぶっています。可愛い夫だと思われたいのでしょう。
しかし今回の件で、ナビエは彼に二面性があると気付きます。自分に見せる顔と他人に見せる顔が『少し』違うと理解したようですがーーー
ナビエ、少しじゃなくて全然違うの間違いだよ!
ネタバレ感想③マレーニの件に裏がありそう
マレーニ令嬢の件、なんだか妙でしたね。出世がかかった状況であんなミスをするでしょうか?
どちらが真似したのか分かりませんが、この重要な仕事で中身を確認せず書き写すというのは奇妙です。特にウィヤンは優秀さを買われた男なのに、これじゃお粗末すぎます。
もしかすると、この件は裏に何かあるのかもしれませんね。
ストーリー補足①フィックスについて
今回登場したフィックスは、ラスタがロテシュ子爵のもとから逃げるとき協力してくれた男性です。彼はその件のせいで酷い目にあったようですが、ラスタと会ったとき恨み言の一つも言わず、ただ彼女を労わっていました。
言動の一つ一つから、いかにラスタを愛しているか伝わってくる人です。
けれどそんな彼を、ラスタは保身のために始末しようとします。皇后が暗殺者を雇ったなんて知られたらマズイので、秘密を知る人間を消してしまおうと考えたのでしょう。
自分を愛してくれる人すら躊躇なく犠牲にするあたり、彼女の残酷さ伺えますね。
補足②ラスタが城を抜け出せた理由
なおラスタは城を出る際、昔の友達に会いに行くと嘘を付いています。そして護衛とともにムアールを訪れますが、今度は影武者を立ててコッソリ別荘を抜け出しました。
詐欺師さながらに嘘をつき続け、保身のためには犠牲をいとわないラスタ。どんどん人の心を忘れていく姿が痛ましいですね。