『再婚承認を要求します』145話のストーリー概要およびネタバレ感想です。
ナビエが西大帝国に来てからクリスタとの権力争いが長く続いてきましたが、前回ようやく解決しましたね。敗北したクリスタは自ら城を出て行ったので、もう二度と戻って来ないでしょう。
そして一方、東大帝国ではラスタがまたもや事件を起こします。一体何があったのか、物語の続きをまとめました。
ラスタ視点|侍女のミスが許せず、権力を乱用して罰を与える
侍女・バルタが犯したミス
そのころ東大帝国では、侍女・バルタが土下座をしてラスタに許しを請うていました。
バルタは先日雇った娘(※)の1人ですが、「皇后陛下が何かを探している」という噂を流してしまいラスタの怒りに触れたのです。
結局ラスタの怒りは収まらず、バルタの父親の死刑を執行すると宣言します。バルタに泣いて懇願されても全く相手にしません。
その結果、激怒したバルタが椅子でラスタを殴るという事件が発生しました。
事件後、権力乱用を咎められる
医師に診せたところ、重傷ではないがラスタの額には一生跡が残ると言われました。そのことに彼女は涙を浮かべますがーーー
慌てて様子を見に来たソビエシュは、赤ん坊の心配しかしません。
また事情を聞いた後、彼はラスタの権力乱用を厳しく注意しました。
ソビエシュは正論を言ったにすぎませんが、ラスタはそれを侮辱だと受け取ります。そして同時に、彼は信用できないので自分で生き残る道を探さなければ……と決意するのでした。
ソビエシュの忠告を無視し、さらなる暴挙に出る
止まらない暴挙
ラスタはその後、皇后の免責特権をつかって侍女・モラの母親を釈放すると言い出しました。というのもモラは忠実な侍女だったからです。
しかし彼女の母親は凶悪犯なので、ベルディ子爵夫人は絶対にダメだと訴えますがーーー
ラスタはその忠告を無視します。良心がなくても自分への忠誠心さえあれば良いと、本気で考えていたのです。
まとめ|再婚承認を要求します145話のネタバレと感想
ネタバレ感想①常識さえも失くしたラスタ
皇后だからといって、むやみに人の命を奪うことはできません。そんな当たり前のことすら、ラスタは分かりませんでした。
だからソビエシュも呆れていましたし、多分事件の経緯を聞く前から「またラスタが何かしでかしたんだろうな」くらいに思っていたのかもしれません。
愛が冷めたおかげで、今の彼はラスタの言動を客観的に判断できるのでしょう。
しかしラスタは自分のことしか考えていないので、ソビエシュの態度に不信感を覚えます。皇后に暴力をふるった侍女が100%悪いのに、なぜ自分が怒られるのか。そんな風に考えているようです。
その結果、自分の身は自分で守らなければ!と考えた彼女は、145話の中盤あたりで新たな悪巧みをしていました。
こうなったらもう皇帝ですら、ラスタの暴走を止められませんね。
ネタバレ感想②ハインリとの関係が進展する
145話の後半では、ハインリがトロビー公爵夫妻と楽しげに会話する姿が描かれていました。前回腹を割って話し合ったことで、仲が深まったのかもしれませんね。
このときハインリは優しい笑顔を浮かべていますがーーー
彼の両親はすでに逝去しており、それどころか実兄を毒殺したというあり得ないデマまで流されるなど現在進行形で苦労の多い人生を送っています。
そんなハインリを見て、ナビエは「明るく笑っているけど、裏には深い寂しさが隠されているのでは?」と考えます。
彼の孤独を理解しようとし、また家族として幸せにしてあげたいと考えるようになったのです。
彼が与えてくれた分を、自分も与えたい。そう思えるのは理想的な夫婦関係を築けている証拠でしょう。ことごとくラスタとは真逆ですね。