漫画『今世は当主になります』の60話のネタバレと感想です。
パーティーの途中、フィレンティアは従者に連れられてルーラックの元へ向かいます。そして前回のラストでは、第1皇子のアスタナが彼女のことを凝視していましたね。
一波乱ありそうな雰囲気ですが、今後はどうなるのでしょうか?
パーティー中、ルーラックに呼ばれて待合室に案内される
待合室でルーラックを待つことに
客室にいるルーラックと皇帝の会話が終わるまで、フィレンティアは隣の待合室で待つことになります。
そして待合室で1人きりになると、フィレンティアは肩の力を抜いてソファでくつろぎますがーーその時、ふと思いました。
「いったい何の話をしてるのかな。皇帝とロンバルディ当主の会話なんて…聞いておけば今後すごく役立ちそうじゃない?」
すぐ隣の部屋では、重要な会話が行われているかもしれません。フィレンティアはどうしても会話の内容が気になり、客室のドアに耳をあてて聞き耳を立てます。
が、しかし。
その時ノックもせずに、誰かが部屋に乱入しました。
望まぬ再会
フィレンティアが驚いてドアの方に見ると、第1皇子のアスタナが立っていました。
(こいつが何でここにいるの?どうしよう、誰か呼ぶべき?けど、この子も皇帝に呼ばれて来たのかも…)
極力関わりたくない相手なのでどう対処しようか悩んでいると、彼はニヤリと笑って傲慢な態度で告げました。
「おい、僕の声聞こえないのか?あぁ、耳が遠くなったのか」
相変わらず嫌みったらしい態度のアスタナに対し、フィレンティアは無視を決め込むことにします。
すると彼は信じられないものを見るような顔をして、ズカズカと近づいてきて彼女の肩をガッと掴みました。
「このはずれ者が、俺を無視する気か!?」
”はずれ者”という言葉を聞くや否や、フィレンティアの目つきは険しくなります。
どうやら彼はフィレンティアの出自についてベレサックから話を聞いているらしく、彼女をひたすら馬鹿にしました。
フィレンティアは怒りのあまりに拳をギュッと握りしめるも、こんな奴を相手にする必要はない…と内心で自分に言い聞かせます。
そして冷静な口調で「手を離してください」と言いますが、アスタナは離れずニヤニヤしながら嫌味を言い続けます。
その結果。
静かに激怒したフィレンティアは、アスタナの手をバシッと払いのけて無言で睨みつけました。
アスタナの傲慢な態度に、フィレンティアはついに激怒する
フィレンティアの反撃
フィレンティアが反撃すると、アスタナはプライドを傷つけられたのかワナワナと体を震わせて怒鳴ります。
「お前、皇族に手を出すのか!?顔が美しいから大目に見てやったのに、卑しい女ごときが…!」
さらにアスタナは彼女の胸ぐらを掴みますがーーー
その時フィレンティアは彼の腕をつかみ、“わざと”後ろに倒れます。
するとアスタナも引っ張られて倒れたので、傍から見れば彼がフィレンティアを押し倒したように見えます。
しかも2人が倒れた衝撃で、客室のドアが開いてしまいーーー
その結果、ルーラックと皇帝にこの状況を目撃されるという、アスタナにとって最悪な事態になりました。
彼を痛い目に遭わせるため、フィレンティアはわざとこのような状況を作り出したのです。
アスタナはまた嵌められる
客室の中ににいたのは、ルーラック・皇帝・ギャラハンの3人。3人とも不審の目でアスタナを見ており、状況を理解したアスタナは顔を真っ青にします。
「あ、父上…」
さらにアスタナはこの時、フィレンティアにはめられた事にも気付きます。
以前ロンバルディの屋敷で会った時のように、また彼女にしてやられたのです。
そして一方、フィレンティアは『一度痛い目に逢えばいいのよ。この状況をどうやって弁解する気かしら?』と思っているとーーー
その時、激怒したアスタナが自身の腰に差していた剣を抜刀しました。
「お前、また俺を弄んだのか!?」
大人たちは顔を青くしてやめろ!と叫びますが、アスタナは止まりません。そして剣をフィレンティアに向って振り下ろしました。
『今世は当主になります』60話のネタバレと感想
60話のネタバレ感想
60話にて、久しぶりに登場したアスタナ。散々フィレンティアをからかった挙句、ラストシーンでは抜刀するという非常識っぷりを見せつけました。
この子ヤバイですね。危険すぎる。
しかもアスタナは皇族なので、反撃されるはずがないとタカをくくっていた様子。初登場時に痛い目を見たのに、全く学習していませんね。
次回予想
フィレンティアは絶体絶命な状況ですが、主人公がこんなところで命を落とすはずないので誰かが助けてくれるでしょう。
では誰がフィレンティアを救出するのか…という話ですが、順当にいけばペレスが来てくれそうですね。
なにせこの漫画のヒーローですから。しかもペレスは剣術に長けていてオーラも使えるので、アスタナの攻撃なんて簡単に防げそうな気がします。