【翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す83話のネタバレと感想|処刑台に送られたミエール

悪女は砂時計をひっくり返す

ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の83話のネタバレと感想をまとめました。

前回、イシースとミエールは処刑台へと送られましたが、その後はどうなったのでしょうか?管理人の感想を交えつつ、ストーリーの続きを紹介します。

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』ネタバレ一覧はこちら

⇒最終回ネタバレはこちら

反逆に加担した貴族は、全員処刑台へと送られる

反逆者の末路

悪女は砂時計をひっくり返す

処刑台の前に集められたのは、国を売り渡す誓約書に署名した貴族たち。つまり全員が反逆者です。

自分たちの置かれた状況を理解し、絶句するミエールとイシース。その様子を、アリアは腕組みをして満足げな表情で見ています。

さらにその場に、罪人を乗せる鉄馬車(檻がついた馬車)が到着しました。檻の中には兄・カインも収容されていて、彼はアリアに向って「この恩知らずが!」と叫びますがアリアは知らんぷりをします。

ひよこ
ロースチェント家は、父親が要介護で子供2人は処刑台送り。もう終わりかな。
白うさ
歴史ある伯爵家が、あっさり潰れたね。

するとその時、イシースがローハンに向って叫びました。

「ローハン殿下!私たちと交わした誓約書には、確かにクロア王国の印章がありました!なのに騙したのですか!?」

しかしローハンは笑顔で、まだ気づかないのかと言います。

というのもローハンが押印したクロア王国の印章は、偽物だったのです。

イシースが騙された理由
イシースは誓約書に押された印鑑を、本物かどうかしっかり確認しました。けれどその際、ビカが確認のために渡したクロアの公文書がそもそも偽物でした。つまり最初から、ビカが根回ししていたのです。

貴族に生まれただけの人

ローハンとビカに最初から騙されていたと知り、イシースは忌々しげな顔で彼らを睨みます。

その様子を見ながら、アリアは思いました。

(公女がもともと愚かだったとは思わない。ミエールと変わらないだけだ)

彼女たちは能力があって人の上に立ったのではなく、ただ貴族の家柄に生まれただけ。おまけにイシースは、見下していた皇太子が自分を拒否して力を持つようになったから、ますます視野が狭くなっていたのでしょう。

【回想】馬車の中で告げられた話

昨日、馬車の中でアースは言っていました。この計画が順調に進んだのは、全てアリアのおかげだと。

アリア本人は計画に関わっていませんが、彼女は今まで中道派を育て、またアースを信じていました。

そのおかげで貴族派の力が弱まり、皇太子派の支持が高まったため今回の計画が可能になったのだと彼は説明していました。

ひよこ
つまりアリアは陰の立役者。
白うさ
アリアにとっての復讐が、アースの運命を変えたんだね。

アリアがいなければ、アースは前世と同じように失敗してイシースと結婚していたでしょう。つまり、アリアの存在が彼の未来を変えたのです。

だから彼は、アリアに告げました。

「明日は令嬢が変えたものを、最もいい席でお見せしましょう。それは、あなたが望んでいた復讐につながる道でもありますから」

人々はヒソヒソと噂をする

昨日の出来事を思い出した後、アリアはしおらしい演技をしながらイシースに話しかけます。

「賢い公女様が反逆だなんて···なぜそのような愚かな選択したのでしょうか…」

その言葉に、憤怒の表情をするイシース。しかし拘束されている彼女は、睨みつけるだけで何もできません。

また周囲に集まった民衆たちは、捕縛されたイシースとミエールたちを見てヒソヒソと噂話をします。

「アリア令嬢は、あんな人たちと一つ屋根の下で暮らしていたなんて…」

「でも本当にすごいのは、公女様よりもミエール令嬢じゃないの?自分の父親すら押しのけて、反逆にも加担して…絞首刑は避けられないでしょうね」

周囲から白い目で見られたため、ミエールもまたアリアを憎々しそうに睨みつけます。

その視線は殺意にあふれていますが、アリアは微笑みながら内心で『また私を殺しそうな勢いね。でも、そんな風に考えなくても大丈夫よ』と考えていました。

白うさ
うん?アリアの台詞、どういう意味?
ひよこ
まだ何か企んでるようだね。

ミエールが処刑される直前、アリアはある提案をする

アリアの懇願

兵士がミエールを処刑台に連れて行く際中。

なぜかアリアは、ミエールの処刑を止めて欲しいと言い出しました。

「殿下、お願いします。どうかミエールに慈悲をお与えください」

その言葉にアースはうろたえます。父親の殺害未遂だけでなく反逆にまで加担した者を許せば、アースの立場が危うくなるでしょうから。

しかし、それでもアリアは懇願を続けます。

「姉としてミエールの面倒を見れなかったから…その責任として、私が代わりに罰を受けます」

この子はまだ子供だから、ちゃんと判断できなかったのでしょう。大人に巻き込まれたのかもしれません…とアリアは説明します。

そしてミエールの傍に行くと、アリアは慈悲深い顔でミエールの頭を優しくなでますが…

一方でミエールは、冷や汗をたらして不審そうな顔をしていました。この女は一体何を企んでいるんだと警戒したのです。

教育してあげる

とはいえアースには、愛するアリアを罰するなど出来ません。すると彼女は、代わりに罰を受けられないなら最後にチャンスを与えて欲しいと言い出しました。

「私が責任を負い、ミエールをいつも私の傍に置きます。そして何が間違いなのか、直接教えましょう」

その言葉を聞いた瞬間、顔を恐怖に染めるミエール。しかし対照的に、アリアは優しく微笑みながら言いました。

あまり心配しないで、ミエール。真心をこめて君を教育してあげるから…と。

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』84話のネタバレはこちら

『悪女は砂時計をひっくり返す』83話のネタバレと感想

83話の感想|”教育するから”の意味

ネタバレ感想

最後にアリアは、ミエールの処刑を止めましたね。

しかしこれは善意ではありませんし、最初からミエールを助けるつもりなどありません。というか、アリアが復讐を止めるワケないのです。

恐らくアリアは処刑して終わらせるより、生かして苦しめるほうが楽しそうだと考えたのでしょう。

だからミエールを処刑させたくないのです。多分。

つまりアリアが最後に言っていた「ミエールを傍に置いて教育する」を変換すると、「ミエールを傍に置いてこれから虐め続ける」になるんですよ。

はい、怖いですね。

現時点では予想でしかありませんが、多分こういった意味合いでしょう。アリアは復讐を一瞬で終わらせるより、長くいたぶる方を選んだのです。

そうしてミエールをいびり倒した後、また処刑台に送るのだとしたらエグイですね。

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』84話のネタバレはこちら

↓関連記事は下です↓

あなたへのオススメ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA