翻訳『再婚承認を要求します』外伝55のネタバレ感想|モテの決意とシシとの別れ


『再婚承認を要求します』の外伝55『子供たちの決断(3)』のネタバレと感想です。

前回ソビエシュは、狂ったフリをして大公を罰するという決断をしました。そうすることでモテや双子、強いては国を守ることに繋がるからです。けれどモテは、ソビエシュの真意に気付いて悩みます。

そんな折、シシと再会しますが彼女は何を伝えに来たのでしょうか?続きを読んでいきましょう。

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カフェで再会した後、シシは”ある事”をモテに伝える

シシが伝えたい事

再婚承認を要求します外伝
以下の文章は『再婚承認を要求します外伝』のネタバレであり、原作を翻訳したものです。8割意訳かつ概要のみ紹介しています(詳細を載せたら多分、権利元から苦情が来るので)

露店カフェで再会したモテとシシ。

2人が席に着いた後、シシから告げられたのは次の2点でした。

シシの話
  1. モテが東大帝国の王女である(ただしこの情報はモテも既に知っている)
  2. ソビエシュは恐らく、最初からシシが娘でないと知っていた

後者はシシの推測で、証拠はありません。それでもシシはそんな気がするのだと言って、手を震わせながら続けました。

「私は娘じゃないのに。それでも陛下は私を見て幸せそうだった。それほどあなたを恋しがっていたの」と。

シシとの別れ

話を聞いて驚くモテ。

一方でシシは言うべきことを告げると、笑って立ち上がりました。その顔は、まるで自分のすべきことは全て終わったと言うようにスッキリしています。

そして別れ際、シシは友人と旅に出ると言って、もう一度軽くモテを抱き締めて去って行きました。

・・・

モテは遠ざかる幼馴染の姿を後ろからジッと眺めていましたが、一歩遅れて笑いました。シシは利口だから大丈夫だと、自分に言い聞かせて。

けれど笑っていると妙に涙が出て、モテは袖で目元をふきます。何も知らずにシシと騒いで遊んでいた頃を、もう二度と戻らない時間を思い出したのです。

白うさ
シシは賢いから大丈夫だと理解していても、やっぱり幼馴染との別れは寂しいんだね。

モテはもう一度ラリに会い、自分の決意を伝える

モテの決意

モテはケルドリックに頼んで、もう一度ラリに会いに行きます。

ラリは再会すると「まだ決めてないのに」と困った顔をしますが、モテは決定を急かすために彼女を呼んだのではありません。自分の決意を伝えに来たのです。

「お別れの挨拶をしに来ました。僕…東大帝国で騎士になるつもりです」

モテは今までのように顔も名前も隠して、完全に平民の兵士から始めるのだと言います。

そして少しずつ昇進し、いつか自分の力で騎士になり国に必要な存在となった時。仮面を脱いで正体を明かすのだと語りました。

その言葉にラリは驚きます。モテの言うことは簡単ではありませんし、もし英雄騎士として人々から崇められたとしても、ラスタの娘だと知られればモテを軽視する人もいるでしょう。

それでもモテは、決意を変えません。立派な騎士になり、多くの人々を助けるのだと言います。

そんなモテを見て、ラリは固唾を飲みました。目の前の子が、迷路に閉じ込められて泣いていた子だと信じられなかったのです。

2人だけの騎士叙任式

モテは話を終えると、ラリの前で騎士のように片膝をつきながら謝罪します。

「皇女様を困らせてしまい申し訳ありません。皇女様は、私にとって初めて見えた光でした。 でも今、皇女様の騎士になればあなたを困らせるでしょう。だから…」

しかしモテが言い終わる前に、ラリはその言葉を遮って尊大な態度で言いました。

私は東大帝国の皇帝になるから結局また会うだろう。だから私が皇帝になる頃には、少なくとも近衛騎士団まで昇進しておいて…と。

そしてラリは腰につけていた剣・イメラルド(ラリが競売で競り落とした伝説の剣)を抜くと、跪くモテの肩を左右に軽く叩きました。

そのぎこちない動作は、騎士の叙任式をマネたもの。しかしモテはそのぎこちない姿を、世界で一番素敵だと思いました。

ひよこ
この後ラリは「私の最初の騎士にあげる」と言って、剣をモテに渡したよ。
白うさ
伝説の剣くれたの!?太っ腹すぎる…!

ナビエ視点|夕食中、ラリが重大次項を発表する

ラリの決断

双子の誕生会の翌日。

以前のように近しい親戚(ナビエ家とマッケナ家)だけで集まって夕食をしている最中、ラリは大きな咳ばらいをして言いました。

「私は東大帝国の皇位を継ぐので、 西大帝国は兄に譲ります」

その言葉に、カイは目を大きく開けます。ナビエもやはり驚き、ハインリも意外なのか心変わりの理由を聞きます。

するとラリは、両親を困らせながら皇帝になりたくないのだと答えます。しかし野望を諦めたワケではなく、あくまで一旦カイに譲るだけなのだそう。

またラリは、この時こうも言いました。

「一人で全てのことに挑戦する子もいるのに、両親にせがまれて王位を継ぐのはプライドが傷つきます」と。

ひよこ
つまりラリは、モテに影響されたんだね。
白うさ
なるほど。ゼロから騎士を目指すモテを見て、感化されたのかな。

ラリは本当にプライドが傷ついた顔をしていたので、ナビエは 一体誰に会ったのだろう…と気になります。なにせラリは自分の優秀さを理解していて、滅多に人に影響されない子ですから。

そしてラリは、駄々をこねることなく自分の力で必ず世界の皇帝になると宣言しますが・・・

それは言い換えれば、カイに王冠を譲ってからまた奪うという意味になるので、ナビエは少し当惑しました。

ラリの親離れ

食事が終わって 寝室に戻る途中。

ハインリはナビエの手を取り、先ほどラリが言った言葉についてどう思うか尋ねました。するとナビエは、寂しさと感心する心が両方ある…と戸惑いながら告げます。

少し前までは抱っこしないと移動できなかった子が、今は1人で歩き回っているのが不思議なのです。

するとハインリは、ナビエの額に軽くキスをしてねだりました。

「クイーンは私に一番集中してください。私がいつもあなたに集中するように」

しかしナビエがつれない態度を取るので、ハインリはショックを受けます。けれどナビエは冗談でやっただけなので、笑って彼のあごにキスをしました。

「いつでもあなたが最優先なのに、いつ分かってくれるの?」

ナビエがそう告げると、ハインリはようやく表情を和らげてナビエを抱き締めます。そして彼は、ナビエを愛するあまり心変わりが恐ろしいのだと語りました。きっとそれは死ぬ時まで続くでしょう。

だからナビエは、一生あなただけを愛しているとハインリに言い聞かせます。しかし、それでも彼は怖いのだと言い、ナビエに懇願しました。

「だからクイーン、毎日教えてください。私があなたを愛するほどに、あたなも私を愛すると」

⇒『再婚承認を要求します』外伝56はこちら

『再婚承認を要求します』外伝55のネタバレ感想

感想①子供たちの決断

ネタバレ感想

55話にて『子供たちの決断』全3話が終了しました。ここで一区切りがついた感じですね。以下、今回のおさらいです。

子供たちの決断
  • モテ:東大帝国の騎士になることを決意
  • ラリ:西大帝国はカイにゆずり、東大帝国の皇帝になると宣言
  • シシ:シエルと一緒に両親探しの旅に出る

ラリは東大帝国の王位を継承する代わりに、西大帝国はカイ譲るという決断をしました。

けれど西大帝国を諦めたのではなく、あくまで一時的に王位を譲るだけ。つまりラリは、実力をつけた後でいずれ西大帝国も手に入れる計画なのです。執着が強い…!

とはいえ、あの野望あふれるラリが一時的とはいえ妥協しています。そのためナビエを含めて、周囲はみんな驚いていました。

なおラリが考えを変えたのは、モテが理由です。

正直な話、モテは騎士になりたいならソビエシュを頼るのが手っ取り早いんですよ。つまりコネ入社ですね。そうすればすぐ騎士になれますし、生活も保障されます。

けれどモテは、その選択をしません。平民の兵士として、一から始めて騎士まで昇進すると決断したのです。自分から茨の道を選びました。

このようなモテの姿を見て、ラリは影響されたワケですね。

ラリの気持ち、管理人はわかります。人の物をそのまま受け取るだけの状況って、プライドが傷つくんですよ。行きつく先は同じでも、自分で上り詰めたほうが達成感があります。

ラリは優秀だからこそ、その気持ちが強かったのかなと思います。

感想②もしもの話

もしもの話ですが、モテが騎士になって正体を明かせば、同時にソビエシュは”狂ったフリ”から解放されるのかなと思います。

そもそもソビエシュが狂ったフリをしたのは、モテに穏やかな暮らしをさせるため。そして国の害となるリルテアン大公を処刑し、ラリを王位につけるため。

けれどモテが正体を明かせば、ソビエシュは狂ったフリをする意味がなくなります。すでに大公は処刑済みですし、その頃にはラリはもう王位継承した後でしょうから。

となると今から数年後…いや10年後くらい?に、ソビエシュはようやく救済されるのかもしれません。

⇒『再婚承認を要求します』外伝56はこちら

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4件のコメント

いつもありがとうございます。
ダルタの時にも思ったのですが、ナビエは批判も危険も恐れずに真正面から常時泉を受け入れる策を取りました。正面突破型、前に進む人ですよね。
それがモテやシシが窃盗団という犯罪に手を染めること無く育つ事に影響を与えたと思います。
今は全くソビエシュに一欠片の未練が無いにしても間接的にソビエシュの役に立ったと思います。
ソビエシュがもしナビエのように、正気で真正面から過去の過ちを認め、犯罪者の子は犯罪者、奴隷の子は奴隷という制度の枠組を外して考えることができたら、国民全体にラスタの産んだ子を愛していること、守りたいこと、それを訴えて受け入れる事ができたら、狂った振りを続けるより楽になれたのではないか?と思いました。
リルテアン大公には隣国の王子暗殺未遂という大罪の大義名分があるのですから。
それが成功するかは賭けと言われたら賭けですけれども。

皆様コメントありがとうございます。以下、管理人からのお返事です。

>マリさん
ナビエに感化された人は多そうですよね。言葉どおりの”前に進む人”なので。
ただソビエシュについては、奴隷制度を撤廃(もしくはグローリーエムだけ例外扱い)したら恐らく世論でぶっ叩かれていたかと思います。ナビエが常時泉を引き入れたのは最終的に民のためになるけど、グローリーエムのために制度を変えるのは結局自分のためでしかありませんから。
かなり分の悪い賭けになるんじゃないかなと。

>とんすけさん
>モテとナビエが出会う事もなく誰も傷付けず(略)
この点については私もすごいなと思いました。伏線を回収しつつ、かつ読者に展開を予想させずハッピーエンドに持って行ったワケですから。本当に秀逸です。作者様お見事としか言えません。
あとナビエお祖母ちゃん良いですね!私も見てみたいです笑

>ななしさん
確かに本編最終回と対になってますね!さっき読み返したら会話が繋がっていてリアルに「おおおっ!」と声が出ました笑

更新ありがとうございます。
あゝ子供達の決断!!!
ラリが東、カイが西って、ラリ全主導決定でちょっと笑ってしまいました。
カイサの意思も一応チラッとでいいから聞いたげて!笑
世界制覇の野望を持つラリですが、ヨンヨンが良き伴侶となってくれれば血生臭い事にはならないでしょう。仲の良い兄妹ですし。
でも帝国連合の後継の座は、ラリは譲らないでしょうねw
いずれにしても一安心しました。

モテとナビエが出会う事もなく、誰も傷付けず各々未来へ進んで行ける結末は作者さん流石ですね。
モテはやっぱり騎士になる運命で、本編の伏線にしっかり繋がっていて、ここは母としてのラスタの救済にもなるのかなと思いました。
東大帝国で【伝説の騎士】になれますように。

そしてナビエとハインリがずっとずっと愛し合って生きていく。
全ての読者が願うハッピーエンドでした。
欲深い私は、お爺ちゃんお婆ちゃんになって孫のお世話をわちゃわちゃ焼く所まで外伝延長して!と願います。

外伝はいよいよ『もしも』に入りますね。
どうなるのか想像もつきませんが、いい意味で裏切ってくれるのを期待しています。

更新ありがとうございます
この回に相対する回は本編最終回だと思うのですが
あの時と同じくソビエシュが可哀想と思わないとならないという流れの圧が強いのですが
私は単純にナビエ様とハインリが幸せで良かったと思いました
本編最終回で
子ども達がいつか巣立ってもずっとクイーンのそばにいる・・・永遠に
あなたといれて幸せです
私もハインリといて幸せになりました
私じゃなくてもクイーンは幸せになったでしょう あなたは進む人だから
そういう会話の中でハインリはいつ私も同じ気持ちだって知るのだろうか?と思うナビエ様
その答えがこの回に有りました
それもあの恋愛不器用ナビエ様が愛するのは永遠にあなただけと言葉で答えるのです
ハインリも一生ナビエ様を手放さないようにこれからも努力し続けることでしょう
こんなハッピーエンドをソビエシュに配慮して言葉に出来ないのは
私にとっては悲しいので言葉にしました
もう離婚して十数年です
リアルなら再婚して幸せになった後で
前の旦那がどうなろうか知ったこっちゃないぐらい時が流れています
すれ違いで離婚した前の旦那より幸せになったっていいじゃないですか
ソビエシュも幸せになったらいいですけどね
ハッピーエンドと書きましたが終の文字が無い事や
今までに30代のハインリやカイの正面からの挿絵が無い事などから
個人的には真っさらなifじゃなく続きなのではないかと予想しています

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