漫画『余命わずかの脇役令嬢』の33話のネタバレと感想です。
前回カリナは、思い出の詰まった財布を捨てて家族と完全に縁を切りました。もう二度と実家に戻ることは無いでしょう。
この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
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3人でティーパーティーに参加し、穏やかな時間を過ごす
フェリオールも参戦する
お茶会をしている最中、ミリアンは苛立ちながら質問しました。
「フェリオール、なんでお前がここにいるんだ?」
「そりゃあもちろん、招待されたからさ」
笑顔で答えるフェリオール。というのもカリナは、フェリオールと友達になった記念に一緒に過ごしたいと思って招待したのです。
しかしミリアンが面白くなさそうな顔をするので、カリナは心配そうな顔をしました。
しかしカリナの不安はすぐに消し飛びます。
なぜなら2人が口喧嘩(正確にはフェリオールが一方的にミリアンをからかっている)をし始めたので、カリナはそれが面白くて仕方がないのです。
そして満面の笑みを浮かべると、彼女はこの瞬間が幸せだと感じました。
気楽に会話をしたり、笑いながらご飯を食べたり、そんな些細な日常を共にする人がミリアンであることに感謝したのです。そしてカリナは心の中で呟きました。
(好きです、ミリアン)
仲睦まじい夫婦?
お茶会の最中、カリナは今日の予定をミリアンに尋ねます。
すると彼は、以前カリナに教えてもらったヘルタ(新種の魔物)の情報について確認するためしばらく領地の外に出ると言いますがーー-
この時、カリナは寂しそうな顔で「気をつけて行ってきてくださいね」と告げます。
その愛らしい表情にドキッとしたミリアンは、彼女の髪に触れながら「少しだけ待っていてくれ」と言い、良質なハロンを持ちかえると約束してくれました。
そして一方。
新婚夫婦のような会話を見せつけられたフェリオールは、あの朴念仁があんな風に笑うとはね…と皮肉めいた笑みを浮かべました
フェリオールと交わした約束とは?カリナの願い事
カリナからの口止め
しかし幸せな時間も束の間。
カリナは体調が悪くなり、先に部屋へと戻ります。もちろんミリアンたちは部屋まで送ると言って心配しますが、カリナは大丈夫だと言って1人で席を立ちました。
・・・
フェリオールと2人きりになると、ミリアンは質問します。
「それで、カリナの芸術病はどうなんだ?深刻な状態か?」
そもそもフェリオールを呼び寄せた一番の理由は、カリナの健康状態を診断をさせるため。
しかし彼は目を逸らし、よくわからないと答えます。
するとミリアンは、今はふざけている場合じゃないと強めの口調で言いますがーーーその時フェリオールは、以前カリナに言われたことを思い出していました。
というのもミリアンには、寿命のことを秘密にしてほしいと頼まれたのです。
だからこそ彼は無言を貫きます。
「カリナが望んでいない。だからこれ以上は話すことはできないんだ。理解してくれ」
その言葉にミリアンは何も言えなくなるのでした。
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『余命わずかの脇役令嬢』の33話のネタバレと感想
33話ネタバレ感想①フェリオールの優しさ
フェリオールはカリナの容態について尋ねられた時、「言えない」と答えていましたね。寿命の事を言わないようカリナに頼まれていたからこそ、彼はそう答えたワケですが・・・
「言えない」という返事は、ほぼ答えを言っているようなものです。
なぜならカリナの容態が悪くないなら、ミリアンに言っても問題ありませんから。でも逆に秘密にしたいと言うことは、それだけ病が悪いという事ですよ。
そして恐らく、ミリアンもそれに気付いているはず。だからカリナが隠せば隠すほど、彼は不安になるでしょう。
そしてダメ押しと言わんばかりに、フェリオールは「カリナが願っていないからこれ以上は話せない」とも言っていますね。この台詞も意図がわかりやすい。
なぜカリナは病気の詳細を明かしたくないのか?と考えたら、自ずと答えは出てきます。
この場面のフェリオールはカリナとの約束を守りながらも、ギリギリの範囲でミリアンにヒントを出していたのです。
33話ネタバレ感想②カリナの病気は治るの?
今さらですが、カリナの病気は治るのか考察してみました。
一般的な韓国マンガなら、ストーリー後半あたりでチートアイテムを発見して運よく病気が治りました!というご都合主義のハッピーエンドになりそうですが・・・
でもこの作品、タイトルが『余命わずかの脇役令嬢』なんですよね。そのためタイトルの通り、カリナが若くして命を落とすという鬱展開もありそうです。
個人的には、病気が治って家族と絶縁してミリアンと仲良し夫婦になるのが理想ですが・・・
今のところ、鬱エンドになる可能性が濃厚ですね。カリナの病気はどんどん悪くなってるしカリナ本人も病気を治す気がないし。嫌な予感しかしません。