韓国漫画『余命わずかの脇役令嬢』の34話のネタバレと感想です。
カリナの体調は悪化の一途をたどり、前回もお茶会の最中に退席するほどでした。この問題は芸術病を治さない限り解決しないでしょう。
この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
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カリナは今日も体調を崩し、医師のウィンストンに診てもらう
余命わずかなカリナの願い
その日、カリナは体調が悪化したため医師のウィンストンに診てもらいます。
しかし彼によると、この症状はやはり芸術病の一環だそう。これは芸術病の根本的な問題なので対処法が無くどうしようもない状況です。
またウィンストンは、カリナの体について『今にも荒波に飲まれて崩れそうな砂の城のようだ』と言います。
そのため注意する点は多く、何よりも“生きようとする意志”が必要だと説明します。それを聞いたカリナは、以前のように死だけを待つ生活はしたくないと考えました。
(この命がある限り、1分1秒を大切に周りがうらやむような幸せな人生を歩むの。そして家族に私という人間を知らしめ、ミリアンとの幸せな思い出を胸に抱いて潔くここを去るのよ)
それが今のカリナの願いでした。
心臓も悪化する
またこの時カリナは、最近心臓が悪くなったことを明かします。
一日中息苦しい時もあればひどく痛むこともあり、いっそ心臓が止まればいいと思うほど悪化しているのだそう。
するとウィンストンは、その気持ちを理解できると言いました。
「私も片目が痛くなった時、いっそこの目を取ってしまいたいと思ったものだ。芸術病の症状が共通しているなら、もっと適切な治療ができただろうに…何もしてやれなくて本当にすまない」
申し訳なさそうに告げるウィンストン。
彼にもフェリオールにも心配をかけてしまったのでカリナは謝罪し、また本当は、2人にも芸術病のことを知られない方がよかったと語りますが・・・
するとウィンストンは真っすぐな瞳で、そんなことを言わないでほしいと告げます。
なぜなら医者の仕事は、人を生かすことだから。もし患者が病気を隠してしまうような医師がいるなら、それはもう医師とは言えないのだと彼は語りました。
フェリオールが来訪し、カリナの芸術病が特殊だと明かす
フェリオールには気がかりな点がある
するとそこに、フェリオールもやって来ます。彼はカリナに教えたい事があるらしく、ウィンストンは部屋を去ろうとしますがーーー
出て行く直前に、カリナに言いました。
「諦めないでくれ。お嬢さんが生きたいと願うなら、私もそれに応える努力をするから」
その言葉にカリナは微笑み、本音をこぼします。
「はい…私ももう早く死にたいとは思いません。むしろ今は少し後悔しています。こんな世界もあると知っていたら、もっと早くあの場から抜け出したのに」
カリナがそう告げると、ウィンストンは安心して部屋を後にしました。
・・・
フェリオールと2人きりになったので、カリナは早速話を聞きます。
すると彼は、以前から気になっていたことーー-カリナの『奇跡』が明らかに他の奇跡とはタイプが違うこと指摘します。
しかもカリナの場合、芸術病が進行する速度が非常に速いのです。
その説明を聞き、不安そうな顔をするカリナ。すると彼もまた深刻な顔をしながら質問しました。
「だからカリナ、念のために聞かせてください。奇跡を使う時、絶対に侵してはいけないタブーについて知っていますか?」
『余命わずかの脇役令嬢』34話のネタバレと感想
34話のネタバレ感想①芸術病のタブーとは?
今まで何度も奇跡を起こしてきたカリナですが、34話にてタブーが存在すると発覚しました。
そのタブーがどんなものなのか不明ですが、本文から予想するにタブーを犯せば創造者にペナルティが与えらえられる…という事なのでしょう。
それこそタブーを犯した結果、寿命が大幅に削れるなんてケースもあり得るわけですよ。
34話のネタバレ感想②ノクターンの破滅フラグ
今回、ウィンストンが大切なことを言っていましたね。
34話の中盤あたりで、医師は患者を生かすためにいるのだから患者が病気を隠すようになったら終わりというセリフを言っていたのですが、これは明らかにフラグでしょう。
この理屈から言えば、ノクターンはもう医師とは呼べません。なにせ彼はアベリアを偏愛するあまり、カリナに「病気のことは話さない方がいい」という選択をさせてしまったのですから。
これは医者にあるまじきことであり、ノクターンの罪だと言えます。そして韓国マンガは勧善懲悪のパターンが多いので、ノクターンも最終的には報いを受けるという事になります。
完全にフラグですね。