再婚承認を要求します334話・ソビエシュの回帰(9)|懐中時計のナゾが判明する

時計

本記事では『再婚承認を要求します・ソビエシュの回帰』9話目のストーリー概要および考察を紹介しています。

ソビエシュは懐中時計について調べるため、唯一の手掛かりである魔法学園の学園長に会いたがっています。そして今回、ようやく学園長との面会が叶いますがーーー

果たして謎は解けるのでしょうか?

>再婚承認を要求します・ネタバレ一覧はこちら

ソビエシュの回帰9話(334話)のストーリー概要

学園長との再会

その日王宮に、魔法学園の学園長が来訪します。彼は皇帝が会いたがっていると聞き、出先から直行してくれたようです。

そして一方ソビエシュは、故人に会えた喜びでしばらく何も言えなくなります。あまつさえ涙をこぼしそうになるので、学園長はわけが分からず戸惑いました。

白うさ
ああ、そっか。現実世界には学園長がもういないんだよね。
ひよこ
亡くなった人に会えるのって嬉しいよね。

懐中時計のナゾが解き明かされる

ソビエシュは回帰現象の謎を解き明かすため、例の懐中時計を学園長に見せます。すると学園長はとても驚き、どうやって入手したのかと尋ねます。

そこでソビエシュがこれまでの経緯を簡単に説明したところ、学園長の口から驚きの事実が明かされました。

学園長の話
  • この懐中時計は、時間を戻してくれる魔法道具である
  • 伝説級のアイテムで、強い願いを持っている人しか使用できない
  • 正確には時間が戻ったのではなく、数多くある世界の1つ(パラレルワールド?)にソビエシュの意識が繋がっているだけ
  • この世界のソビエシュの意識は消滅しておらず、2つの世界の彼の意識が融合した状態
  • 現実世界の彼は意識を失い倒れている
ひよこ
つまり魂だけがこっちの世界に来た状態なのかな?
白うさ
現実では今ごろ、カルル侯爵が悲しでるだろうね。

この世界に留まる条件とは?

懐中時計について学園長も全てを把握しているワケではありませんが、ソビエシュが過去の世界に留まり続けるには恐らく『願い』を叶える必要がある……というのが彼の見解でした。

つまり条件を満たせなければ現実に戻ることになり、もう二度と懐中時計を使用できなくなるのです。

ひよこ
時計は一回発動すると壊れるらしいよ。
白うさ
そう何度も奇跡は起こらないってことだね。

ソビエシュの願いは、ナビエに許され彼女の心を得ること。つまり彼がこの世界にいつづけるには、その条件をクリアする必要があるのです。

それを知った彼は憂鬱な気持ちになります。それこそ学園長が帰った後も悩みつづけ、食事がのどを通らない程に。

その結果、ソビエシュはまた気絶して医者に注意されました。その際にナビエが見舞いに来てくれましたが、二度もみっともない姿を見せてしまったので彼女の顔が見れません。

すると驚いたことに、ナビエはベッドの傍にイスを持ってきて座り、彼に言いました。

私たちは政略結婚をしただけで、いつか側室ができることも覚悟していた。だからそんな風にしがみつかなくてもいい……と。

それは優しくも冷たい拒絶でした。

⇒ソビエシュの回帰10話目はこちら

今回の重要ポイント|ストーリーを簡単におさらい

9話のおさらい

9話目にしてやっっっとこの世界仕組みが判明しました。

この世界はいわゆるパラレルワールド(並行世界)であり、ソビエシュは魔法道具が発動したことで意識だけが別世界に飛ばされたようです。

本記事では分かりやすくパラレルワールドと書きましたが、本文中では『鏡と鏡の間に立つと、無数の世界が見えるのと同じようなこと』と説明されています。つまり合わせ鏡によって生じる、あの不思議な世界の1つにソビエシュは飛ばされてしまったワケですね。

学園長の話は難しいのでザックリまとめましたが、この解釈で合っているはず。多分。

伏線について考える

ただこの解釈で合っているなら、ソビエシュはあまり良くない状況にいるのかもしれません。

そもそも『合わせ鏡』は良くないものだと言われていて、合わせ鏡にまつわる怖い話は有名ですし、風水的にもNGだったはず。

そもそも『再婚承認を要求します』は韓国の作品で、韓国人って風水が好きな人が多いですよね?となると尚更、良くないイメージがつきまといます。

これは管理人の考察ですが、この懐中時計はリスクが高い魔法道具なのかもしれません。奇跡を起こせるけれど、その代償は大きいというか。

ソビエシュ、この先どうなるのでしょうね。嫌な予感しかしないのですが私だけでしょうか?

ネタバレありの考察|これでラスタIFの謎も解き明かされた

ラスタIFの謎も明らかに

パラレルワールドの存在が明らかになったことで、外伝IF(ラスタ編)の謎も解けました。

IFで描かれたストーリーはラスタが見ていた夢ではなく、彼女の意識がパラレルワールドに繋がっていたという事なのでしょう。

あの世界は数ある現実の1つで、だからこそラスタにとって厳しい展開も多く、つらい決断を迫られることもあって。

今回の話で、ようやく全てが繋がりましたね。

学園長はよき理解者だった?

学園長はなぜソビエシュに懐中時計を遺したのか。9話を読んでその理由が何となくわかった気がします。

晩年の学園長はソビエシュと親しかったので、彼がどれだけの後悔を抱えているのか知っていたのでしょうね。だから遺品として、過去に戻れる魔法アイテムを遺した。そういう事なのかなと思います。

⇒ソビエシュの回帰10話目はこちら

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