本記事では『再婚承認を要求します・ソビエシュの回帰』4話のストーリー概要および考察を紹介しています。
ソビエシュは前回、ナビエを恋しがるあまり西宮庭園のベンチで寝てしまいました。さらに彼女に触れられた瞬間、感極まって涙をこぼしますが・・・
そんな夫を見て、ナビエは何を思ったのでしょうか?
ソビエシュの奇行を目の当たりにしたナビエは…
夫の体調不良を疑う
ソビエシュがおかしい。
そう考えたナビエは遠回しに「体調が悪いのでは?」と尋ねますが、彼はどこもおかしくないと答えます。しかも一向に去ろうとしないので、ナビエは仕方がなく彼を部屋に招きました。
その後、医者を呼んだところソビエシは軽い風邪だと診断されます。
するとナビエの顔から心配の色が消えたので、ソビエシュは焦って具合が悪いフリをしますがーーー医者の診断内容は変わらず、彼は容赦なく部屋から追い出されるのでした。
ふしぎな懐中時計を見て、ソビエシュはある可能性に気付く
ふしぎな懐中時計
ソビエシュが落胆しながら東宮に戻ると、ベンチで寝ていたことがバレてカルル侯爵に叱られます(大きな病気にでもなったら大変なので)
そしてカルル侯爵は寝室まで同行しますが、このときソビエシュが【見覚えのない懐中時計】を持っていることに気付きます。皇帝の私物はほぼ把握しているのに、なぜだろうと不思議に思いますがーーー
実はこの懐中時計、ソビエシュが現実から持ってきた物です。この世界に来たときから上着のポケットに入っていました。
不思議なことに、夢の世界に来てから針がずっと止まっている(ただし秒針の音はカチカチと聞こえる)
本当に過去に戻ってきた?
まさか現実世界から持ってきたとは言えず、ソビエシュは答えに困りますがーーーこの時、ふとある考えが頭をよぎります。
もしかすると今の現象と、この懐中時計になにか関係があるのではないか?学園長は実力のある魔法使いなので、最後に魔法をかけてくれたのでは?と。
ならばこれは夢ではなく、本当に過去に戻って来たのかもしれない。そんな期待に胸を躍らせながら、ソビエシュは学園長と連絡を取るため侯爵に指示をするのでした。
ソビエシュの回帰・4話(329話)ネタバレ感想|懐中時計について
ネタバレ感想①時計が過去に戻してくれた?
例の懐中時計はソビエシュが過去に来た時からずっと上着に入っていて、時々カチッと音がしていました。
この懐中時計がソビエシュを過去に戻してくれたのでしょうか?魔法学園の学園長の遺品らしいので、何か不思議な力が宿っているのかもしれませんね。
ただ個人的に、ずっと過去に留まり続けるのは無理だと思うんですよ。いつかは現実に戻ることになるでしょう。どれだけ夢に溺れていたくても、現実からは逃げられません。
そもそも現実でやらかした男が過去の世界に逃げるなんて、神様も運命も許してくれないでしょう。どれだけ反省しようと犯した罪は消えません。
ただ、彼が本気で悔いてプライドを捨てて贖罪したことも事実だから、懐中時計がほんの一時だけご褒美をくれたのかなと思っています。
ソビエシュは1話目で「離婚直前でもいいから過去に戻りたい」と言っていたから、そのささやかな望みを一瞬だけ叶えてくれた。そう考えるのがしっくりきます。
あとメタな話になりますが『再婚承認を要求します』という作品はシビアな世界観なので、他の漫画みたいに「過去に戻ったから今度は幸せになれる!」なんてご都合展開にはならないと思うんですよね。
ネタバレ感想②今回のハイライト
ソビエシュには申し訳ないのですが、今回ナビエの反応で笑ってしまいました。
泣いている夫を見た感想が「狂ったんか?」って…!いや、うん。気持ちは分かるけども。
あと彼の体調が無事だとわかるや否や、容赦なく自室から追い出すところも好き。
というかナビエは、ソビエシュが具合が悪いフリをして気を引こうとするのを見抜いてそう。ナビエの勘の良さは尋常じゃないので。
まあ本気で具合が悪かったら心配するでしょうけど、仮病だったらあっさり見抜く気がします。