ソビエシュの回帰12話・最終回|ナビエを求めてあがいた結果、彼が迎えた結末とは?

ソビエシュの回帰

本記事では『再婚承認を要求します・ソビエシュの回帰』12話目のストーリー概要および考察を紹介しています。タイトルの通り、今回がソビエシュ編の最終回となります。

前回ナビエと別宮で過ごしていたところ、カルル侯爵が部屋に飛び込んできて「ラスタの体調が悪化して流産するかもしれない」と報告しました。

その後どうなったのか、ストーリーの続きを紹介します。

>再婚承認を要求します・ネタバレ一覧はこちら

ラスタの体調が悪化し、2人は急いで王宮に戻る

なぜラスタの容態が悪化したのか?

なぜラスタの体調が悪化したのか?

カルル侯爵に理由を尋ねたところ、ラスタは皇帝と皇后が2人きりで旅行に行ったと聞いたせいで取り乱して、体調が悪化したのだそう。

ひよこ
ラスタは泣き叫んだり食事を抜いたりしたらしいよ。
白うさ
妊娠中に、夫に浮気された心境なのかな。それは確かに傷つくね。

話を聞いた後、ナビエとソビエシュは2人とも馬車で王宮へと向かいます。なお移動中、彼はこのような事態を引き起こした自分に責任を感じていました。

・・・

ラスタの部屋に到着すると、ベッドには弱り切ったラスタが横たわっていました。

そして彼女はソビエシュを見つけるや否や、泣きながら「赤ちゃんに何かあったらどうするのですか」と訴えます。その姿はあまりに哀れで、傍にいた医者まで悲しくなるほどでした。

ナビエに再び拒絶される

このときナビエも様子を見に来ていましたが、先に部屋を出て行ったのでソビエシュは後を追いかけます。

しかし追いつくや否や、拒絶されてしまいます。ラスタのことは嫌いだけど、子供を死なせるわけにはいかない。だから部屋に戻るように。彼女は冷たく、そう言い放ったのです。

そして有無を言わさぬ態度で去っていくナビエの背を、彼はじっと見つめますがーーーこの時、カチッと音が聞こえます。

懐中時計を取り出すと止まっていた針が動き出しており、さらに時計の端には『12』という数字が出現していました。

白うさ
ああ、タイムリミットがきたんだね。
ひよこ
状況的に、あと12時間しかこの世界に滞在できないのかな?

止まっていた懐中時計が動き出し、タイムリミットが迫る

ソビエシュは決断する

時計が動き出したことでソビエシュはしばらく放心状態でした。しかしラスタの体調が良くなると、決心して今後のことを話します。

ロテシュ子爵や奴隷契約書の問題については自分が対処するから、子供が生まれたら別宮で過ごすように。そう真剣に言い聞かせます。自分が現実世界に戻ったあと、この世界のソビエシュが愚かな真似をしないようにと願って。

またこの時「私が愛しているのはナビエだ」とハッキリと伝えれば、ラスタはショックのあまり泣き出しますがーーー

彼にはもう時間がないので、ラスタを侍女に任せてナビエを探しに行きました。

ナビエは王宮から姿を消す

ナビエを探して10時間以上走り回るも、彼女は見つかりません。王宮内のどこにも姿が見えないのです。

となれば彼女の行き先は、実家のトロビー公爵家でしょう。そのことに気付いた彼は、急いで馬を走らせます。

白うさ
あと何時間残ってるのかな。
ひよこ
もう1時間しかないよ。もし実家にいなかったらアウト。

トロビー公爵家に到着する

ようやく公爵家に到着するも、執事から「皇后様はいません」と言われてしまいます。その言葉が事実か分かりませんが、ソビエシュは引き下がり、ナビエの部屋の窓が見える場所に移動します。

そうしている間にもカチッカチッと秒針の進む音が聞こえるので、恐怖を感じながら窓を見上げているとーーー

窓が開いてナビエが姿を現したので、彼は涙をこぼしながら手を伸ばします。

しかし彼女はすぐに身を隠してしまいました。

タイムリミットが迫る

残り時間はあと6分。ソビエシュは体力の限界がきて立っていられず、塀に寄りかかって目を閉じます。そうして呼吸を整えていると人の気配を感じたので、目を開けてみればーーー

眼前にはナビエが立っていました。彼女はため息をつくと「一体ここで何をしているのですか。皇帝としての威厳を守らなければ。立ってください」と叱咤します。

その言葉を聞いた彼は、手を伸ばしながら「足に力が入らない」と力なく笑います。時間はあと1分も残っていないので、最後にナビエがこの手を握ってくれたら…と願ったのです。

すると彼女は手を差し伸べてくれますがーーー

その手が触れた瞬間、あれほど大きく鳴っていた秒針の音がなぜか止まります。

彼が驚いて呆然としていると、ナビエは彼の手を引っ張って言いました。

「早く起きなさい」と。

エピローグ|目覚めると、傍には

ソビエシュが寝室で目を覚ますと、傍には読書中のナビエがいました。

そちらに手を伸ばすと、彼女は仕方が無さそうに手を取り「これは何か意味のある行動なのですか?」と冷たい声で、しかしからかうように質問します。

というのも10年前からソビエシュは、起きるたびにナビエに手を伸ばしてしっかり握ろうとするのです。

ソビエシュは彼女の問いに「あるよ。とても、たくさん」と答え、彼女の手にの甲にキスをするのでした。

=END=

⇒『ソビエシュの回帰』最終回の考察はこちら

ソビエシュの回帰12話・最終回にまつわる考察

考察および感想

最終話はいろいろと疑問が残る内容だったので、別記事に考察をまとめました。後日投稿する予定です。

とりあえずこの場で一つだけ感想を言うなら、この話はハッピーエンドでもバッドエンドでもないのかなという印象です。

そして恐らく、ソビエシュの願いは『半分』叶っています。回帰したことで、ほんの少しだけ救われたのではと思います。

⇒『ソビエシュの回帰』最終回の考察はこちら

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