LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。91話のストーリーを紹介します。
前回ハインリから、鳥一族のことを聞かされたナビエ。彼らが鳥一族であることも、青い鳥がマッケナであることも知らされますがーーしかし言葉の綾により、2人の間に小さな誤解が生まれてしまいました。
前途多難な2人ですが、この先どうなるのでしょうか?
慌てた様子のハインリを思い出し、ナビエは思い悩む
ハインリのことを心配する
(ハインリはなぜ、あんなに慌てていたのかしら?)
ナビエは食事中、ハインリとの会話を思い出して悩みます。そのせいで食事に集中できず、途中でゴホゴホと咳をしてしまうほどでした。
そして同時に、クイーンの正体はやはりハインリなのだろうか…と考えます。
鳥一族が全員血縁者だと考えれば、マッケナのいとこであるハインリも鳥一族なのでしょう。それに彼もクイーンも、同じ金髪に紫色の目をしていますから。
一方でローズは、そんなナビエを見て心配します。
「もしかして…クリスタ様のせいですか?」
ローズのこの言葉により、ナビエは現実に引き戻されます。
クリスタの持つ権力を自分のほうに持って来なければならないのに、ハインリに気を取られて重要なことを忘れていたのです。
しかしそう思いつつも、ナビエは彼のことばかり考えてしまうのでした。
兄・コシャールに会いに行く
ナビエは気分転換もかねて、兄・コシャールに会おうと考えます。
ローズによると彼は貴賓室に泊まっているそうなので、早速そこに向かいますがーーいざ尋ねてみると、彼はどうやら不在のようです。
そのため後でまた来ようと考えていると、向こうから熊のような大男がのしのしと歩いて来ます。そして彼はナビエを見るなり大声で「コシャール卿!?」と指をさして叫びました。
ハインリの騎士”エイフリン・バイオレット”と遭遇する
エイフリン・バイオレットとの遭遇
熊のような大男は、ハインリの騎士であるエイフリン・バイオレット。
エイフリンは相手が王妃だと気付くとすぐに謝罪をしました。聞けば彼は、ナビエがコシャールと瓜二つなので間違えたそうです。
しかしナビエは無礼な態度にも怒らず、微笑みながら挨拶をします。またこの時、エイフリンが兄を探していると聞いて、何かあったのかと質問しました。
するとエイフリンは、快活に笑いながら答えます。
「コシャール卿はひたすら私を避けるのです。西王国に来る時、道案内をした仲なので親しくなりたいのですが」
彼の話を聞いて、ナビエは不自然に思いました。
コシャールは強い人たちと関わって武器と戦争の話をするのが趣味なのに、強そうな騎士を避けるのが妙だったのです。
それに典型的な騎士でなければ、むしろコシャールとは気が合うはず。だからこそ、エイフリンを避ける理由がわかりませんでした。
なぜかエイフリンは、ナビエに付きまとう
貴賓室を離れ、図書館へと向かうナビエ。
するとなぜかエイフリンが後ろをついて来て、彼は一方的に自分の話をしつづけます。
「私には妹がいて、優しくて素敵な子なのです。とても純粋で男とまともに目も合わせられないため、少し無愛想ですが(以下略)」
困ったナビエは、図書館に行きたいので…と言って彼から離れようとします。しかしエイフリンは彼女の意図に気付かず、では私がおすすめの本を教えましょう!と意気込みました。
どこまでも付いて来るエイフリンを見て、ナビエは内心、クリスタが送ったスパイなのでは?と疑いますが・・・
すぐにその思考を打ち消し、ただ気が利かない人なのだろうと考え直しました。
というのもエイフリンは正直すぎる性格で、思ったことを何でも口にしてしまうのです。前王妃の侍女を見つけた時も、屈託のない笑顔で「まだここを出ていかないのか?」と聞いていましたから。
ナビエの侍女選び
ローズはふと、侍女を増やさないのですか?とナビエに質問します。東大帝国にいた頃の侍女が2人来るとはいえ、それでも数が足りませんから。
すると急に、エイフリンが大声で叫びました。
「殿下、私の妹を侍女に推薦します!本当にいい子です!顔色もいいし元気で、殿下の助けになるはずです!」
エイフリンは、自分の妹をナビエの侍女にしたいようです。
一族から皇后付きの侍女が出れば、それは家門にとっての栄誉になりますから。
しかし一方、ローズは無言で首を振ります。顔には冷や汗が浮かんでいて、明らかに反対していますが・・・
ナビエはそれに気付きながらも、ひとまず明日妹を送るようにとエイフリンに告げます。すると彼はパアッと顔を輝かせ、上機嫌で去って行きました。
マスタス・バイオレットとの対面
そして翌朝。
ナビエの元に、エイフリンの妹である”マスタス・バイオレット”がやって来ます。
マスタスは浅黒い肌で、男性のような短い髪の女性。花柄のドレスを着ているものの、その背には槍を背負っています。
その姿はまるで、傭兵がドレスを着たような恰好でした。
『再婚承認を要求します』91話のネタバレと感想
91話のおさらい|ナビエの心境の変化
ナビエは現在、ハインリのことで悩んでいますね。
そしてハインリ=クイーンの可能性に気付きつつあります。ナビエが真実を知る日は、そう遠くないでしょう。
これだけ悩むという事は、ハインリの存在がナビエの中で大きくなっている証拠です。
クリスタへの対策よりも彼のことで頭がいっぱいになるあたり、愛情が育っているのかなと思います。
感想|マスタスについて
男らしい外見の女性
91話では、新キャラ・マスタスが登場しましたね。
まだ漫画版を見ていない人のために解説すると、マスタスは傭兵がドレスを着たような外見です。ぱっと見だと女性だとわかりませんし、歴戦の戦士のようなオーラを放っています。
管理人はすでに原作を読んでいるので、マスタスが漫画版でどんな風に描かれるのかなと思っていたのですが・・・想像以上に、雄々しい姿でびっくりしました。ものすごくキャラが濃い。
マスタスの性格
そしてマスタスの性格ですが、兄・エイフリンによれば“優しくて純粋ないい子”との事。
その一方でローズは、マスタスを侍女にしてはいけないと強く反対しています。本編中では「王妃の品位に傷をつける」とまで言っていました。
次回の92話で、マスタスがどんな子に描かれるのか楽しみですね。