『再婚承認を要求します』87話のネタバレと感想|前王妃クリスタが障害となる

再婚承認を要求します

LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。87話のストーリーについて紹介します。

西王国では現在、クリスタを真の王妃だと思っている人が大半です。要するに役職交代が上手くいっていない状況ですが、ナビエはどう対処するのでしょうか?

管理人が補足を入れながら、ストーリーの概要をまとめました。

⇒『再婚承認を要求します』ネタバレ一覧はこちら

西王国では今もなお、クリスタが王妃扱いされていた

クリスタ派への牽制

再婚承認を要求します

西王国の謁見室。

貴族たちが集まる中、ハインリは玉座に座りながら先日の出来事ーー東大帝国に監禁された件について説明します。

「一人で東大帝国に行ったのは軽率だったし、皆に心配をかけたことも認める。でもナビエ様が私を呼んだのではなく、あくまでも私の独断だ」

そしてハインリは、ナビエが皇后として優れた能力を持っていることも説明しますが・・・

その最中、カトロン侯爵――外務省長官で元王妃クリスタのいとこ――が進言しました。

彼によれば、まだクリスタを王妃だと思っている人たちが多く、いきなり他国の皇后を王妃として迎えるのは難しいとの事。

するとハインリは冷笑を浮かべて「お前の役職に明日から他の者が就いたとしても、私は同様に接することができるが?」と答えます。

その言葉に、冷や汗をたらすカトロン侯爵。

またハインリはこの時、貴族たちに身の程をわきまえるよう忠告しました。

ひよこ
つまり、ナビエに失礼なことをしたら左遷するぞってことだね。
白うさ
ハインリは陰ながら、ナビエを守ってるんだね。

ナビエは別宮で悩んでいた

その頃、ナビエは王妃の別宮で考えごとをしていました。

(心配してた通り、宮廷人のほとんどはクリスタを差し置き外国出身の王妃を受け入れるような雰囲気ではなかった)

クリスタは由緒ある大貴族の出身なので、社交界や政治界でも立場がしっかりしています。

しかし一方、ナビエは西王国の人々から良く思われていません。

離婚してすぐ再婚した計算高い女だとか、傲慢な女だろうから牽制すべきだとか。散々な言われようです。

さらに今後ナビエは、味方のいない状況で生きることになります。そこまで考えて、彼女は重いため息をつきました。

ハインリの気遣い

すると部屋のベランダに、バラの花束を持ったハインリが訪れます。その花束には宝石がちりばめられていて、何とも煌びやか。西王国は宝石の産出国なので、宝石がたくさんあるそうです。

「私たちはもう夫婦でしょう。受け取ってください」

愛らしい笑顔で花束を渡されたので、ナビエはそれを受け取りますが・・・

普段も窓から出入りしているのかと質問すると、ハインリはギクッとします。さらに会議はどうなったのか尋ねると、彼は少し戸惑ってから告げました。

「あなたは私の妻で、この国の王妃だということを全国民に認めさせたいのです。既にみんな知っているのだから、行動が伴わなければなりません。それができないなら…」

しかし台詞の途中で、ナビエがハインリをたしなめます。そして彼女はハインリの手を両手で包み込むと、これは私が自分自身で解決すべき問題なのですと微笑みかけました。

ひよこ
ナビエは自分の実力で、自分こそが王妃だと周囲に認めさせる気なんだね。
白うさ
ナビエの言う通りだよ。たとえ王だろうと、人の評判まではコントロールできないから。

ナビエを王妃として認めさせるため、ハインリは計画を立てる

ハインリの作戦

執務室での仕事中、ハインリは結婚式の準備を自分で進めると言い出しました。

本来ならクリスタが結婚式の準備をした方が良いのですが、そうすれば彼女の地位がさらに強固になるでしょう。かといってナビエが直接自分の結婚式の準備をすれば、贅沢だろうと質素だろうと非難の的になります。

そのような事情があるので、ハインリは自分が準備をすると言い出したのです。

が、しかし。

ハインリが盛大に結婚式を行えば、皇帝は愛に溺れて国税を無駄遣いしていると人々は非難するでしょう。そのためマッケナは難色を示しますが・・・

するとハインリは「西王国を帝国として独立させる」と断言しました。つまり結婚式の日に、西王国は西大帝国になるのです。

それなら盛大に式を挙げようと、誰も贅沢だなどと言えません。

またそうすることで、ナビエは西大帝国の初の皇后となり、外国人だという違和感やスキャンダルは全て栄光に埋もれるでしょう。

それを聞いたマッケナは驚き、心臓がドキドキすると言って歓喜の悲鳴をあげました。

魔術師減少現象の原因は〇〇だった

この時ハインリは、王権の強化についても考えます。

というのも先代国王である兄は気弱で長く病床に伏せっていたため、王権がかなり弱まったのです。

また彼は、東大帝国の魔法使いを減らしても西王国の魔法使いが増えるワケではないから軍隊を統制しなければとも考えますが…

その時、ふとエベリー(※)のことを思い出します。

白うさ
エベリーって確か、魔法アカデミーに通う女の子だよね?
ひよこ
そうだよ。ナビエに支援されてたけど、今は魔力を失って落ち込んでるんだ(63話参照)

エベリーがその後どうなったか尋ねると、マッケナは次のように答えました。

「陛下が『魔力を返せ』と言っていた学生でしょう?魔力を奪うのに時間がかかるのだから、返すにはもっと長い時間がかかるでしょう」

さらにマッケナは、あの子は東大帝国の人間なのに魔力を返すのですか?と疑問を口にします。

しかしハインリは淡々とした態度で、あの子にだけ返してやってくれ…と答えました。

この場面についての補足
東大帝国で起こっていた”魔術師減少現象”の原因は、ハインリたちでした。詳しくは感想で解説しています。

ユニムを懐柔するため、ナビエが取った行動とは?

ユニムの姉を臨時侍女に任命する

王室近衛隊長・ユニムの屋敷に、ハインリからの任命状が届きます。そこには次のように書かれていました。

『王室近衛隊長ユニムの姉・ローズを新王妃の臨時侍女として任命する』

臨時侍女とは、つまり一時的な侍女のことを指します。つまりナビエは、ローズを傍に置くことで自分が賢く寛大な王妃だとアピールする作戦に出たのです。

元々ナビエの侍女をしていたローラたちは、まだ西王国に到着していません。そのため一時的に侍女が必要な状況です。

そして任命状を見た赤髪の女性ーーローズ本人は、なかなか賢いじゃない…と呟きます。

そして弟のユニムに、臨時侍女をしながら新しい王妃が国の役に立つか見極めてあげると告げました。

⇒『再婚承認を要求します』88話ネタバレはこちら

『再婚承認を要求します』88話のネタバレと感想

感想①魔術師減少現象の黒幕について

ネタバレ感想

東大帝国で起こっていた魔術師減少現象。その原因が87話にて明らかになりましたね。

結論から言えば『魔術師減少現象』は西王国が人為的に起こしたもの。つまりハインリが黒幕です。

なおハインリの狙いは、東大帝国の軍事力を削ること。

東大帝国の軍事力は魔法使いに支えられているので、魔術師減少現象を引き起こして魔法使いの数を減らせば軍事力も減らせるという算段です。

つまりは、西王国の陰謀ですよ。

ちなみにナビエが支援していた孤児・エベリーも、そのせいで魔力が無くなりました。

しかしハインリは63話で、エベリーが魔力を失って悲しむ姿を見ています。そしてエベリーを見て、彼の愛するナビエも落ち込んでいました。

だからこそハインリは、エベリーにだけ魔力を返してあげるようマッケナに命じたのでしょう。

多分この解釈であっているはずです。

感想②陰ながら妻を守るハインリ

87話の冒頭を見るとわかりますが、ハインリは王の権力をフル活用して、ナビエが不遇な扱いを受けないよう貴族たちに圧をかけています。

ナビエは自分自身の実力で周囲を認めさせようと考えていますが、ハインリは彼女が心配なので陰で動いているワケですね。

もし86話で登場したメイドの言動をハインリが知ったら、容赦なくメイドを解雇するか左遷していたかもしれません。

ナビエを攻撃する人に対して、彼は冷酷になれますから。87話の冒頭で貴族たちを脅した時も、かなり悪い顔をしていました。

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