LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。72話~73話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回、ラスタの両親(ただし偽物)が2組も登場するという不測の事態になりましたね。そして72話では、ラスタが偽両親と対面しますが…
今後はどうなるのでしょうか?感想を交えながら、ストーリーを紹介していきます。
『再婚承認を要求します』72話ネタバレ
ラスタと偽の両親が、感動(?)の再会をする
うす暗い”西側の塔”の一画。
ソビエシュはその場所にラスタを連れて行き、軟禁されていた偽の両親(エルギが用意した方)と対面させました。
父親を名乗る男は、ブロンドの髪を持った恰幅のいい中年男性。そして母親は、茶髪で優し気な風貌の中年女性。どちらも目に涙を浮かべながらラスタを見つめています。
偽両親と対面したラスタは、ぽろぽろと涙をこぼしながら「私の両親です」と答えました。
その様子は、まるで映画のワンシーン。離れ離れだった親子が、ようやく再会を果たしたかのよう。周囲にいた記者や貴族たちも、そのやり取りを見て感動しました。
ロテシュ子爵が来訪し、ラスタに詰め寄るが…
偽両親を連れて、ラスタは宮廷へと戻ります。
すると客室の前にロテシュ子爵が待ち構えており、彼は怒鳴りながら”夫妻は詐欺師だ”と罵りますが…
ラスタは彼に冷たい視線を向けて、この場を去るように告げました。
”偽両親”の事情
ラスタは客室に入り、偽の両親ーーイスクア子爵夫妻にソファに腰掛けるよう勧めます。そして自身も着席し、彼らと向き合いながら今後について話し合いました。
聞けばイスクア子爵夫妻には、娘が2人いたそう。しかし盗賊に襲撃されて逃げ出す際、娘は行方不明に。そして今まで捜索を続けたものの発見できず、財産を使い果たしたのです。
事情を話し終えると、夫妻はテーブル越しにラスタの手をそっと握ります。そして穏やかな顔で「娘がもう1人増えたようで嬉しい」と告げました。
暖かな手に包まれ、ラスタはうっすらと涙を浮かべます。この人たちが本当の両親なら良いのに…と思うほど、彼らは優しかったのです。
コシャールとハインリの初対面
その頃コシャールは、使者に連れられて西王国を訪問していました。宮廷の門前にはハインリが立っており、笑顔で歓迎してくれます。
するとコシャールは、貴族らしく美しい所作で挨拶をします。そして内心では、ハインリを利用してラスタを排除する方法を考えていたのですが…
次の瞬間、彼は絶句します。
というのも、満面の笑みを浮かべたハインリに「お会いできて光栄です、お義兄様」と言われて硬直したのです。
ハインリの結婚報告
豪華な客室へと案内されたコシャールは、身支度を整えてからハインリのいる部屋へと向かいます。そこで2人きりになると、テーブルを囲いながら「なぜ自分を”義兄”と呼ぶのか」と尋ねました。
するとハインリは恥じらいながら、ナビエと結婚の約束をしたと説明します。
その回答にコシャールは驚愕し、ゲホゲホと咽ました。
咳き込む彼に、ハンカチを差し出すハインリ。
しかしそのハンカチは女性もので、コシャールは見覚えがありました。ナビエが父親から贈られた物にそっくりなのです。
それもそのはずで、このハンカチは元々ナビエの所有物。それをハインリが受け取ったのです。
その点について指摘すれば、ハインリは頬を緩めて「お義父様から私の手に渡ってきた物なのですね」と答えますが…
コシャールはその言葉を聞き、嫌そうな顔をしました。
『再婚承認を要求します』73話ネタバレ
ハインリの惚気は続く
訝しむコシャールを余所に、ハインリは話を続けます。ナビエからハンカチを貰った経緯も明かしますが…
浮かれていたせいか「皇后が私の首元に巻いてくださいまして」と誤解をまねく言い方をします。
その瞬間コシャールの脳裏に浮かんだのは、妹が王の首にハンカチを結ぶという意味不明なシーン。彼はますます混乱しました。
ナビエの現状を聞き、コシャールは目の色を変える
引き続き、テーブルに向かい合って話を続ける2人。夕食時になると、コシャールの目の前には豪勢な料理が並べられます。
そんな中ハインリは、本題である以下の2点について報告しました。
- ナビエから政略結婚を提示された
- 憶測だが、ソビエシュが離婚を望んでいる
報告を受けたコシャールは、目の色を変えて思案します。
ナビエがそう簡単に皇后の座を降りるワケがない。もしかすると側室に溺れた皇帝が、ナビエとの離婚を側室と約束するシーンを目の当たりにしたのかも…と。
なにせ女に溺れた男は、どんな馬鹿げた事でも平然と行いますから。
そしてコシャールは、なぜナビエの求婚を受け入れたのかと尋ねますが…
ハインリが満面の笑みで「愛しているから」と言うので言葉を失います。
とはいえ女性を見る目はあるようですし、容姿も問題なし。その結果、コシャールの中ではハインリへの評価が上昇しました。
しかし残念なことに、ハインリには”浮気者”という噂があります。
その噂を警戒したコシャールは、彼をじろりと睨みますが…ハインリは慌てて、誤解だと言いました。
そもそもハインリが浮気者のフリをしたのは、自分の評価を落とすため。密かに戦争の準備をするためであり、また前国王である兄が「弟より質が悪い」と酷評されるのを防ぐためです。
しかし、それは言えません。だから彼は、何も言わずに俯きました。
コシャールの結論
ハインリの表情を見て、何かを察したのか。コシャールは噂について言及しませんでした。
それどころか、伝書鳩での文通ができなくなったと聞いて「友人のパルアン経由で手紙を送ればいい」とまで提案しました。
つまりコシャールは、2人の結婚を認めて協力すると言っているのです。
その言葉に、ハインリは満面の笑みを浮かべました。
ナビエの元に、パルアンが手紙を持ってくる
後日。
ナビエの元に、パルアンが手紙を持ってきます。彼はコシャールから預かったと言いますが…
いざ封を切れば、手紙の差出人はハインリ。そこには「結婚の計画を立てるため現状についてお聞かせください」と彼らしい言葉が綴られており、またコシャールに会ったことも書かれていました。
その手紙を読み、ナビエは安堵のため息をつきます。彼女の傷ついた心が、手紙によって癒されたのです。
72~73話の感想
72話の感想
72話の後半では、コシャールがひたすら混乱していましたね。
初対面の相手(しかも国王)から”お義兄さん”と呼ばれ、さらに妹との結婚報告をされ、ついでに惚気話を聞かされて…
完全に情報過多。コシャールはかなり混乱しているはず。むしろこの状況下で混乱しない人はいないでしょう。
そしてハインリですが、始終ニコニコ笑顔です。妻を攻略するために、まずは妻の家族から攻略しようという魂胆ですね。
解説でも書きましたが、満面の笑みです。というか実際、嬉しいのでしょうね。愛するナビエの兄に会えたのですから。
ハインリの行動からも、彼がどれだけコシャールを歓迎しているのか伝わってきます。
国王なのに直々に出迎えて、豪華な客室を用意して、品のいい服(しかもサイズピッタリ)を用意して、まさに至れり尽くせり。
しかもコシャールはナビエと瓜二つだから、尚更嬉しいのかもしれませんね。
73話の感想①ハンカチ事件について
ハンカチの件がツボでした!
ハインリ視点では、鳥verのとき首にハンカチを結んで貰ったという微笑ましい話ですが…
コシャール視点だと、妹が国王の首にハンカチを巻くというヤベエ話になりますね。妹の意外な一面(ただし誤解)を聞かされた状態です。
そして当然ながらコシャールは混乱。ハインリはそんな彼を心配しますが…いや、原因は君だよ?
73話の感想②コシャールについて
73話を読んで、コシャールへの印象が変化しました。彼は乱暴な性格ですが、本質はナビエに似ていますね。
ハインリとの会話中も、彼はナビエのように冷静でした。噂に流されず相手の内面をしっかり見るところが、まずナビエっぽい。
またナビエの心情についても理解している様子。皇后であることが彼女の存在意義だから、それを踏まえたうえで再婚すべきか客観的に判断していました。
コシャールのこのような考え方は、ナビエに近い気がします。
相手の表面ではなく中身を見る部分とか、合理的な手段を取る部分とか。まんまナビエです。
性格は真逆だけど2人は兄妹なんだな…と、血のつながりを感じました。
いつも情報を的確にサイトにまとめてくださってありがとうございます。
白うささんとひよこさんのかけあい含めてとても楽しく読ませていただいております。
今回は『男二人がかわいい』と言うコメントで吹き出しちゃいました!(確かにかわいい)
翻訳作業など大変かと思いますが、お体に気をつけてお過ごし下さい。
今後も更新楽しみに待っております!
更新、有り難うございますo(^-^)o。
…確かに『男二人がかわいい!』です(笑)
コーシャルずっと怒ってばかりですもんね妹思い?なところ以外にもいっぱい魅力ある方なはず!!それに大切な妹を自分の次(笑)に大切にする人が居ると知って心穏やかになってほしいですもんね。
…さぁさぁ舞台は整いつつあるぞっ!!(☆。☆)
罪をなすりつけようとしたソビエシュと違ってコシャールを尊重し兄と呼ぶハインリの配慮に泣きそうです
いつかナビエに本当に愛して貰えると良いです(おや気づいてないだけだとは思うのですが)
LINE漫画はちゃんと結婚後のラブラブちゅっちゅ
(´∀`*)ε` )も連載続けてくれたらいいのですが
むしろここからが本番ですよね
エルギ伯爵の株も爆上がり中です
あの方は男色だと良いなとちょっと思ってます
またの更新を心より楽しみにしております