LINEマンガで連載中の『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。60話~61話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回ロテシュ子爵が捕まり、ついにラスタの秘密をばらしましたね。その情報はナビエの耳にも入りましたが、今後はどうなるのでしょうか?
感想を交えながら、ストーリーを紹介していきます。
『再婚承認を要求します』60話ネタバレ
ソビエシュはラスタの秘密を知る
一連の事件の後、ソビエシュはラスタの秘密を知ってしまいます。
ラスタに恋人がいたのは仕方がないとして、赤ん坊を捨てて逃げたことや、それを隠そうと嘘をついたことに心を痛めました。
宮廷に戻ったソビエシュは、ラスタの部屋を訪れます。そしてベッドで眠るラスタに近づきますが…
その時、棚に置かれていたアンの髪の毛(59話参照)を見つけてしまいます。
ちょうど目を覚ましたラスタは、慌てて”それ”を隠して「さっき髪を少し整えたんです」と嘘をつきました。
ナビエとの離婚を決意する
執務室に戻ったソビエシュは、部下に「皇后と離婚する」と告げました。
現在ラスタは妊娠中であり、彼女への攻撃は皇帝の子を攻撃するのと同じこと。だから離婚すると言いますが…
部下は慌てて、考え直すよう説得します。コシャールが問題ならば彼だけを罰するべきだと進言しました。
しかしソビエシュは淡々と、離婚はナビエのためだと答えます。
もしコシャールのみを罰すれば、ナビエが立場的に困るのは明らか。民衆は彼女を責めるでしょう。しかし離婚すれば、民衆はナビエに同情します。
その際、一時的にラスタを皇后にして、その後ナビエを復権させればいい。
そうすればラスタの子供には”皇族としての正統性”が与えられ、ナビエの立場も守れます。彼はそう考えて離婚を決断したのです。
この話を聞いた部下は、困惑して汗をダラダラと流します。
どうにか離婚をせずに済むように代案を出し、ラスタが皇后の座に執着するかもしれないと説得を続けますが…
それでもソビエシュは考えを改めません。
もしラスタが皇后席をナビエに返還しないなら、トゥアニア公爵夫人を陥れた件について言及すればいいと答えました。
ソビエシュの決断
後日ナビエは、ソビエシュの執務室に向かいます。そして単刀直入に、コシャールの監禁期間について尋ねました。
すると彼は「じきに釈放する」と答えてそっぽを向きます。そして窓の外を眺めながら、コシャールを信用できないとも言いました。
そして振り向くと、今度はナビエを見つめながら断言します。
私の子供を守るためにコシャールを追放する、と。
『再婚承認を要求します』61話ネタバレ
コシャールが追放されると聞き、ナビエの瞳は暗くなります。
するとソビエシュは慰めるように、彼が反省するなら戻れるよう対処すると言いますが…
ナビエは眉をキッと吊り上げ、ここまでする必要はあるのかと反論しました。
確かにコシャールは罪を犯しましたが、そもそも先に襲撃したのはロテシュ子爵です。ソビエシュはその事実を知らず、結果しか見ていません。
その頃のラスタ
ラスタは苛立っていました。
ソビエシュがアンの髪の毛を見つけた(59話参照)とき、髪色がラスタと同じだったから誤魔化せたものの、もし違えばどうなっていたことか。
さらにソビエシュとは朝に会ったきりなので、ロテシュ子爵が何かをばらしたのではと考えたのです。
するとその時。
ソビエシュが訪れたと連絡が入ります。ラスタは身なりを整え、彼のいる応接室へと向かいました。
ソビエシュは「1年間だけの皇后」を提案する
応接室に入ると、ラスタは愛らしい笑顔でソビエシュの傍に寄ります。一日中あなたを待っていたと言いながら、彼のグラスに酒を注ぎました。
一方ソビエシュは、無機質な表情をしています。そしてグラスを眺めると「1年間だけ皇后になれ」と告げました。
予想外の言葉に、ぴしりと固まるラスタ。冷や汗をたらし、体はガクガクと震えています。
するとソビエシュは、ラスタの手にそっと触れて「1年間耐えてくれれば、私は生涯お前を捨てず責任を取る」と説得を続けました。
言葉の意味を理解したラスタは、二度とないチャンスだと考えますが…
その一方で、本当に大丈夫だろうかと心配します。なにせ彼女は、まだ何の準備もしていないのですから。
とはいえ、この機会を逃す手はありません。
上手くいけば皇帝の愛を一人占めできますし、役割を完璧にこなせば皇后の座を乗っ取れると考えました。
ラスタは承諾する前に、引きつった顔で「皇后陛下はどうなるのですか」と尋ねます。
この点についてソビエシュは、部下からも指摘されていました。いくら復権させる計画でもナビエは悲しむだろうから、先に事情を話すべきだと言われていたのです。
が、しかし。
ソビエシュはとある事情から、ナビエには離婚計画を話せないと判断したのです。
ナビエは会話を立ち聞きしてしまう
ナビエは自室を出て、廊下を歩いていました。
するとその時、応接室に誰かがいると気づいて部屋に近づくのですが…
会話が聞こえた瞬間、ナビエは目を見開きました。
60~61話の感想
ついにラスタの悪事が全部バレましたね。
この辺については「最終回で悪事が露見するのかな」と予想していたのですが、ソビエシュは既に知っているようです。
ラスタに夫がいたことも、子供を置いて逃げたことも、彼女がトゥアニア公爵夫人を陥れたことも…
ラスタが必死に隠してきたことは、何もかもバレてしまいました。
でもソビエシュはその件について責めず、それどころか彼女を労わります。相当ショックを受けたはずなのに、60話の冒頭でもラスタによく休むよう言い聞かせていました。
この辺を見ると、ソビエシュが優しい男性だとわかりますね。連載当初は「愛人に誑かされた皇帝」というイメージでしたが、意外とナビエのことも大事にしているようです。
正直な話、もっとゲスい男だと思っていました。
離婚についてもナビエを守るために決断したことで、ラスタのためではありません。ナビエの復権が前提であり、この件についてラスタは捨て駒のような扱いです。
結果だけ見れば、この計画は悪くないと思えますが…
でも、この”離婚計画”って穴があるんですよ。
ナビエの負担が大きすぎるし、結果はよくても過程がひどすぎます。そもそも、泥沼になったのはソビエシュの浮気が原因です。
なので個人的に、この離婚計画はいかがなものかと思いました。
というか彼はここまで頭が回るのに、なぜナビエの気持ちには疎いのか…もっと配慮できそうな男性なのに、不思議ですね。