『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。今回は小説146話(=漫画153話)のストーリーを紹介します。
前回ルベティは誘拐されて売り飛ばされそうになりますが、近衛騎士団が助けに来てくれたので現在は安全な場所で保護されています。ソビエシュはラスタの策略を知り、すでに手を打っていたのです。
この先どうなるのか、続きを読んでみましょう。
目次
ソビエシュ視点|ラスタの罪を知って動揺する
彼はラスタの罪を全て知っていた
王宮に戻ってきた近衛騎士から報告を受けたソビエシュは、よくやったと騎士を褒めて報告書を受け取ります。しかしそれをデスクにしまう際、引き出しの中をじっと見つめました。
なぜならその中には、ラスタが犯した全ての罪が入っているからです。
関連:再婚承認を要求します解説|ラスタの罪と悪事について解説
私に何か隠していないか?
その後ソビエシュはラスタの部屋を訪ねて、彼女に「私に何か言うことはないか?」と質問します。
するとラスタは何もないと嘘をつくので、本当かと念押ししますがーーーやはり彼女は何も話しません。
さらにラスタはこの時、引き出しからネックレス(エベリーから盗んだ物。前話参照)をむんずと取り出して、逆にソビエシュを問い詰めますがーーー
彼が無実だと知ると、ラスタは当てが外れて恥ずかしがるのでした。
ナビエ視点|ホワイトモンド事件をめぐり会議が開かれる
ホワイトモンド事件の真相
西大帝国ではその日、ホワイトモンド事件にまつわる会議が行われました。
- ホワイトモンドは以前、西大帝国の商団を捕らえた
- 当時はその理由が不明だった
- しかし調査した結果、ホワイトモンドは西大帝国の誕生に脅威を感じたから商団を捕らえたと判明する
- つまり一方的に怯えて友好国を裏切ったのである
会議に参加した人たちは、また裏切られる前に先手を打つべきだ(つまり帝国としての力を示すべきだ)と好き放題に語りますがーーー
ナビエその話を聞きながら、そんな簡単に争ってはいけないと考えるのでした。
カトロン侯爵の悪意
会議が終盤に差し掛かった時、下級官吏が怯えた様子でとんでもない発言をしました。
「皇后陛下が離婚したのは不妊が理由だという噂が流れています。本当なのですか?」
その無礼な発言にナビエは眉をひそめますが、官吏にこんな質問をさせた人物は別にいて、それはカトロン侯爵(クリスタの従兄)だろうと見抜いていました。
なに侯爵ときたら、ナビエの様子を見て笑みを浮かべているのです。
そのため会議が終わった後、ナビエは侯爵のもとに行き「もし私が不妊だとしても、あなたの家門から次の皇后が誕生することはありませんよ」と真っ向から言い返してやりました。
ストーリー補足|ハインリの不穏すぎる発言
報復を企むハインリ
下級官吏がナビエを不妊呼ばわりしたとき、ハインリは冷たい顔で彼を睨んでいました。愛する妻を侮辱されてキレたのでしょうね。そして彼もまた、本件の黒幕はカトロン侯爵だと気付いているようです。
さらにこの後、ハインリが寝室で”魚類辞典”を読む姿が描かれていますがーーー
ナビエが「魚が好きなの?」と質問したとき、彼は優しく笑いながら奇妙な返答をしていました。そのセリフがこちら↓
「釣りの準備をしているんです。侯爵があなたの口にも合えばいいのですが」
引用元:再婚承認を要求します・原作小説146話より
侯爵『が』…?
え、ナビエに何を食べさせる気?というか釣りは比喩で、カトロン侯爵を罠にはめる準備をしてますよね?
あと、あの人を食べたら多分食中毒になるからやめた方がいいよ(失礼)
再婚承認を要求します・146話のネタバレと感想
ネタバレ感想|ソビエシュが今回かわいそうな件
ソビエシュは現状、ラスタが犯してきた罪のほとんど知っています。
彼女にまつわる報告書が彼のデスクの中にわんさか入っており、それらを眺める彼の心情について小説版では次のように表現されていました。
「その中には、ラスタのすべての罪が入っていた。少なくとも、彼が知っている罪はすべて」
「数時間後、乱れた心を落ち着かせたソビエシュは、秘書にラスタを呼んでくるよう指示した」
引用元:再婚承認を要求します・原作小説146話より
乱れた心。
うん、そうですよね。動揺しますよね。ラスタに裏の顔があると知っていたとはいえ、ここまで酷いなんて想像もしなかったでしょう。
人を平気で傷つけ、貶めて、あげくの果てには売り飛ばす。妻がそんな女性だと知ったら誰だって動揺します。むしろ怯えます。
ただソビエシュの心には、困惑だけでなく自責の念もあったんじゃないかな…と管理人は思うのです。
だって彼がラスタを皇后にしなければ、被害者はもっと少なかったはずですから。それにラスタは側室時代からーーーつまりソビエシュの保護下にいた時から罪を重ねていました。
それに気づかず見逃してきたとなれば、彼もさすがに責任を感じるでしょう。