マンガ版『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。149話~150話のストーリーを紹介します。
前回、東大帝国側ではラスタがエルギ公爵に愛の告白をしたり、彼は側室になる代わりに港を要求したりと過激な展開が描かれていましたね。
この先、東大帝国はどうなってしまうのでしょうか?
目次
149話の概要|マスタスはコシャールに手合わせを申し込む
マスタス視点
マスタスは任務の帰りに、国境にある町に立ち寄ります。そこは常時泉討伐隊が留まっているため、同部隊に所属しているコシャールに会えたらと思ったのです。
そして町の路地裏に入ると、彼を見つけますがーーー
コシャールはちょうど不良(強盗?)を退治した直後だったので、マスタスは嬉々として彼に槍を向けます。実は前々から、コシャールと戦ってみたいと思っていたのです。
一方、急に攻撃された彼は焦ります。妹の侍女を傷つけるワケにはいきませんから。
そしてどう対応すべきか迷っていると、マスタスの拳をモロに喰らってしまいその場で気絶するのでした。
記者・ジョエンソン視点
そのころ東大帝国では、記者のジョエンソンが行方不明になった妹・デリスの消息を調べていました。
本件についてはソビエシュが調査すると言っていたものの、何日経っても連絡がないので自分で調べるしかないと考えたのです。
そして西宮に忍び込んでデリスの同僚に聞き込みをすると、ある侍女から「あなたが一番信じている人を疑ってください」と助言を受けるのでした。
補足|ハインリが酷い目にあった話
暗転シーンで一体なにが起こった?
149話ではナビエとハインリが一緒にお酒を飲むシーンがあります。2人はベッドでくつろぎながら、新婚夫婦らしく甘々な時間を過ごしますが・・・
場面はここで暗転。
ナビエが目を覚ました時、目の前にはハインリ(鳥の姿)がぐったりした状態で気絶していました。おまけに周囲には羽が散乱していて、ナビエの手にも羽が握られています。
一体ナビエは何をしでかしたのでしょうか。酒癖が悪いのであれば、それはそれで可愛いですね。
150話の概要|記者・ジョエンソンは皇后を疑いはじめる
東大帝国でラスタの悪評が広まる
東大帝国の首都では、ラスタを椅子で殴って死刑になった侍女のことが話題になっていました。
さらに新聞には『なぜラスタ皇后の元でのみ問題が起きるのだろうか?』という批判的な記事が掲載されます。
なおラスタは例の記事を読むと激怒し、ソビエシュにこれ以上記事が出回らないよう防いでほしいと頼み込みますがーーー
彼は「ただの噂だから気にするな」と断るのでした。
ナビエ視点|ハインリと距離を置く
ハインリは隠しごとも秘密も多いから、愛したらきっと手に負えない。そのことに気付いたナビエは、一線を越えないよう彼と距離を置きはじめます。
結果ハインリは拗ねてしまい、ある日ついに「酷い人」とナビエに不満をもらしました。
その辛そうな顔を見てナビエははっとします。距離を置けば彼が寂しがると、初めて気づいたのです。そこで彼女は自分の気持ちを伝えるため、彼にキスをしてその胸元に触れますがーーー
その瞬間。ハインリは乙女のような悲鳴をあげて胸元を隠し、困惑した様子で言いました。
「あなたは私の体にしか興味がないのですか?」と。
ナビエ、静かに怒る
ナビエは自室でお茶を飲みながら、内心怒っていました。先ほどハインリに変態扱いされたからです。
するとその時、緊迫した表情のカフメン大公が訊ねてきて、貿易計画に問題が生じたことを告げました。
【ネタバレあり】再婚承認を要求します・今回の感想
ネタバレ感想①コシャールお兄ちゃんの話
マスタスが国境の町でコシャールに会ったとき、彼の周囲にはプレゼントき箱(ブティックで購入したらしい)が何個も散らばっていました。
彼がブティックで自分用のものを買うはずないので、十中八九ナビエへのお土産でしょうね。思い返せば東大帝国にいたときもナビエに貢いでいたので、本当に妹がかわいくて仕方がないのでしょう。
けれどそのプレゼントが散らばっていたという事は、買い物直後をチンピラ(または強盗?)に狙われて、返り討ちにしている最中だったのかも。
身なりのいい男が高そうなプレゼントをたくさん抱えていたので、カツアゲ目的で絡まれたのかなと思います。
ネタバレ感想②ソビエシュが記事を放置した理由
記者のジョエンソンは現状、妹の失踪はラスタが原因ではないかと疑っています。聞き込みのさいに受けたアドバイスを正しく理解したようですね。
なおソビエシュは例の記事について何の対処もしませんでしたが、これは恐らくラスタを牽制するためだと思われます。
本来なら皇后の体面を守るため(つまり皇室の威厳を保つため)に手を打つべきですが、彼はそれをしなかった。あのプライドの高い男が、何もしなかったのです。
となればその理由は、ラスタがこれ以上権力を乱用しないよう牽制するため。つまり「これ以上好き勝手な真似はするな」と伝えるために、あえて放置したのでしょう。