マンガ版『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。121話のストーリーを紹介します。
ラスタは即位祝いを貰えなかった件で、貴族たちに反発されていることを知ります。そこで今回、この事態を打開すべく食事会を開くことにしました。
果たしてラスタの目論見は成功するのでしょうか?続きを見てみましょう。
ラスタは貴族たちを味方につけるために食事会を開く
ラスタは食事会を開く
ラスタはその日、有力貴族たちを招待して豪華な食事会を開きます。そして彼らを味方につけるため、皇后らしい態度でエルギ公爵に指示されたセリフを述べました。
「皆さんのために準備しました。私は皆さんと良い関係を維持したいのです。貴族同士の内紛は、皇帝陛下の迷惑になりますから」と。
すると貴族たちは内心ドキリとしながらも、愛想笑いをしてその通りですね…と相槌を打ちます。
そしてラスタの子供は天使のように美しいだろうとお世辞を言いました。貴族たちはどの立ち位置につけば得をするのか把握する時だけは、誰よりも計算が早くなるのです。
エルギ公爵が言っていたとおりに事が進むので、ラスタは内心ほくそ笑みました。
パルアン侯爵の皮肉
食事会の最中、ラスタは貴族たちに赤ちゃんの名前を質問されます。
そしてふと、奴隷時代にロテシュ子爵から見せられた赤ちゃんの遺体のことを思い出しました。結果的にラスタが産んだ子供ではなかったものの、あれは確かに本物の赤ん坊の遺体だったのです。
しかしすぐ我に返り、昔のことなど何の関係もないと自分に言い聞かせますがーーー
その時、招待客の1人であるパルアン侯爵がラスタを見て嘲笑します。『平民のための皇后』になると宣言しておきながら、貴族と親睦を深めたがるラスタをあざ笑ったのです。
すると彼に皮肉に言われたラスタは、唇を噛みしめるのでした。
目論みが失敗したため、エルギ公爵に八つ当たりをする
食事会の後
自室に戻るとラスタはわあっ!と泣き出し、エルギ公爵に文句を言いました。彼の言う通りにしたのに、パルアン侯爵に嫌味を言われたので八つ当たりをしたのです。
するとエルギ公爵は他人事のように、まさか全員が皇后陛下に好意的だと考えたのですか?と答えます。
さらに彼は、ラスタは貴族と平民のどちらを味方にするか選ぶべきだったと言います。
なぜなら彼女は、全てを選べる立場ではないからです。とはいえパレード時に国民の反応が良かったのは事実なので、心配しなくても大丈夫でしょうと彼はラスタを宥めました。
そしてラスタはエルギ公爵の言葉を信じます。唯一即位祝いを贈ってくれて辛い時に守ってくれた友達なので、嘘を付くはずがないと思ったのです。
しかし安堵したのも束の間。
エルギ公爵はラスタが即位したことを理由に、そろそろ自分たちは距離を置くべきだと言い出します。そのためラスタは、泣きながら彼を引き止めました。
「ダメです!やめてください!ラスタはエルギ公爵しか信じられる人がいません…!」
ソビエシュのことは愛しているけれど信用できないので、ラスタは必死ですがります。すると彼は笑みを浮かべ、それならば…と彼女に何かを告げました。
財産管理をしたいと要求する
エルギ公爵が帰った後。
ラスタはラント男爵を呼び出し、これからは自分で財産管理をしたいと話をしました。皇室の予算を管理するのは皇后の役目だから…と彼を説得したのです。
しかしラント男爵はその提案に難色を示し、またラスタが財産管理をするにはまず皇帝であるソビエシュの許可が必要だと言います。
そのためラスタは悔しさのあまり涙をこぼすのでした。
まとめ|再婚承認を要求します・121話のネタバレと感想
121話のネタバレ感想①パルアン侯爵の株が上った件
今回、パルアン侯爵の株が爆上がりしました。
というのも食事会に招待された貴族たちがラスタに媚びを売る中、パルアン侯爵だけは違ったから。彼は損得勘定に走らず、ラスタに正面から喧嘩を売っていましたね。
彼はコシャールの友人なので、このような行動を取ったと思われます。
こんな事をしたところで、パルアン侯爵やコシャールには何のメリットもありません。それでも彼は、ラスタには従いませんでした。言い換えれば利益よりも友人を取ったのです。
もしかするとラスタのことが心底気に食わなかっただけ…という可能性もありますが、パルアン侯爵は貴族なので腹芸くらいは出来るはず。それでもあえて皮肉を言ったのは、そういう事だと思います。
ネタバレ感想②時々こういう女性を見かけます
今回のラスタとエルギを見ていると、一方的な関係って怖いな…とつくづく実感しました。
ラスタはいつも助けてもらうばかりで、エルギ公爵に何もしてあげていません。テイクが多いのにギブが圧倒的に少ない。こんな関係、本来なら早々に破綻しているはずです。
あくまでエルギ側に打算があるから続いているだけで、友達だと思っているのはラスタの方だけ。
普通の人なら遅かれ早かれこの関係がおかしいことに気付くはずですが、ラスタは全く気付きませんね。こういう部分を見ると、やはりラスタには若さゆえの甘えがあるように思いました。