『再婚承認を要求します』原作小説163話のネタバレと感想です。今回はハインリのターンです。
大祈禱のとき、ズメンシア老公爵が胎児に悪影響を及ぼす供え物を出したので、ハインリはとても怒っています。その結果、彼はとても残酷な報復を行いました。
ナビエ視点|妊娠の発表後、みんなに祝福される
家族も侍女も大騒ぎする
ナビエの妊娠を知って、家族や侍女たちは大騒ぎします。
父親は嬉しくて泣き、コシャールは部屋の中をうろうろし、ローラは大喜びしながらもなぜ教えてくれなかったのかと泣くのです。
なお母親はどんな子供が生まれるだろうかと…心配するので、ナビエは絶対にハインリの子供時代のことを話してはいけないと思うのでした。
ハインリは妻を守るため、ズメンシア老公爵に報復する
ハインリは報復を決意する
大祈祷で“胎児に悪い食物”を出したのがズメンシア老公爵だと、ハインリは気付いていました。
そこで彼は『妻ために一刻も早く老公爵を追い出したい』と考え、残酷な方法を取ることにします。
VSズメンシア老公爵
ズメンシア老公爵は後日、ハインリの執務室に呼び出されます。
するとハインリが黄色い手紙―――老公爵の筆跡で、胎児に悪い食べ物を用意するよう書かれている―――を見せてきたので、なんて幼稚な皇帝だと心の中で毒づきました。
なぜなら彼はこんな手紙を書いていないからです。
そのため老公爵は手紙のことを否定しますがーーー
この時、クリスタによく似た侍女が『図書館日誌』を持ってきたのでギョッとします。なんと侍女の首には、絞首刑用のロープがかかっていたのです。
さらに日誌の貸し出し履歴欄には、老公爵の孫が『毒になる食べ物』に関する本を借りたと記述があります。
これは明らかに、ズメンシア老公爵への脅迫でした。
そしてハインリは優しい声で、老公爵に尋ねました。この手紙は偽造されたものなのか?と。
再婚承認を要求します・163話のネタバレと感想
ネタバレ感想①ハインリの本質
163話はハインリの残酷さが際立っていましたね。敵を排除するためなら嘘もつくし人質も取る。可愛い顔して、とんでもなく狡猾な男性です。
そして彼のこういう残酷さは、愛情の深さ故なのかなと思います。
そもそも今回ハインリが残酷な手段を用いたのは、ナビエを守るためですから。大事な人を守ためなら犠牲は厭わないし残酷になれる。それがハインリの本質なのでしょう。
誠実で愛情深いので、旦那としては最高です(ただし敵に回すと最悪ですが)
ネタバレ感想②ナビエだけの王子様
以前も書いた気がしますが、ハインリの性格はソビエシュと真逆です。
先述したとおりハインリは一番大事なもののために他を捨てられるし、妻にだけ優しく誠実で、他の女性とは距離を置いています。まさにナビエだけの王子様ですね。
逆にソビエシュは、望んだもの全てを手に入れようとする性格です。子供は欲しいがナビエも手放したくない!とかなり強欲。また女性全員に優しいのも特徴ですね。みんなの王子様というイメージ。
- ハインリ=1人の女性にだけ愛を捧げる、その人のためだけの王子様
- ソビエシュ=女性全般に優しい男
この2人は本当に対照的ですね。そして旦那にするならどっちを選ぶべきか、これは言うまでもないでしょう。この作品、恋愛における真理が描かれています。