『再婚承認を要求します』原作小説154話(マンガ版158話)のネタバレと感想です。
前回ラスタは赤ん坊を抱っこするも、トラウマのせいで床に投げ捨ててしまいました。さらにその事をソビエシュにも報告され、どんどん立場が悪くなっていきます。
そして一方、ナビエは妊娠の可能性が浮上したため医者の診察を受けることに。はたして結果はどうなるのでしょうか?
ナビエ視点|妊娠したか確認すべく、宮医の診察を受ける
診察を受けた結果
奇妙な夢(152話参照)を見た翌日。ハインリに勧められてナビエは医者の診察を受けます。すると医者はひと通り診た後、興奮しながら叫びました。
「妊娠しました!」
それを聞いたハインリは目に涙をためて喜びます。
しかしナビエだけは誤診の可能性を疑って、妊娠が確定する2週間後までこの件を誰にも口外しないよう2人に頼みますがーーー
その声はいつもと違い、冷静さを欠いた弱々しい声でした。誤診だった時のことを考えると、恐ろしくて体が震えたのです。
するとその心情を察したのか、ハインリは彼女の体を優しく抱きしめてくれました。
2週間後、ナビエの妊娠が確定する
そして2週間後、再び診察を受けたところナビエの妊娠が確定しました。
ハインリは泣きながら大喜びし、さらに嬉しさのあまり鳥の姿になってダンスを始めます。
一方でナビエは呆然としていましたが、彼を見ているうちに緊張がほぐれて笑い出します。そして自分が母親になるのだと実感し、胸がいっぱいになって涙をこぼすのでした。
ソビエシュ視点|赤ん坊が投げられたと報告を受ける
ラスタVSベルディ子爵夫人
ラスタが赤ん坊を床に投げつけた。
ベルディ子爵夫人からその連絡を聞いたソビエシュは怪訝な顔をします。赤ん坊の体を調べたところ傷はありませんが、確かに泣き方がいつもと違っています。
すると遅れてやって来たラスタが「子爵夫人が皇女を投げ捨てて、さらに誘拐しようとした!」と嘘をつき、さらに彼女を処罰しろと叫びます。
相反する2つの意見を聞いて、ソビエシュはどちらを信じるべきか迷いますがーーー
ラスタの残酷さを知っているので結局は子爵夫人を信じ、ラスタには皇后宮に帰るよう冷たく命令しました。
ソビエシュの逆鱗に触れる
不満そうなラスタが帰った後。
ソビエシュはベルディ子爵夫人をグローリエムの乳母に任命し、またラスタを今後どう扱うべきか考えました。
本音をいえばすぐに宮廷から追い出したいところですが、それはさすがに体面が悪い。かといって今回の件を公にして処罰すれば、グローリエムが成長してその事実を知ったとき傷つくかもしれない。
けれどラスタの暴挙については我慢の限界を迎えていたので、離婚するとき報復しようと考えるのでした。
ラスタ視点
ラスタは西宮に戻った後も怒っていましたが、しばらくするとグローリエムへの申し訳なさで泣き出します。
自分の娘に何てことをしたのだろうと、早くも後悔が押し寄せてきたのです。
するとロテシュ子爵が訪ねてきたので、ラスタは出て行けと怒鳴りますがーーー彼は「ラスタの父親が訪ねて来た」と報告しました。
再婚承認を要求します・154話のネタバレと感想
ネタバレ感想①いろいろ胸に込み上げてきた
今までナビエは子供がいないことに悩み、そのせいで離婚することになり、そして再婚した後も自分の平らなお腹を見ては物思いにふけっていました。
しかし154話にて、ついにナビエが妊娠します。
クッキー事件のせいで妊娠できない体でしたが、魔法のベッドのおかげで無事に第一子を授かったのです。
多分このシーンでは、読者全員が心のなかで「ナビエおめでとう!」と叫んだのではないでしょうか。特にナビエが涙をこぼした瞬間なんて、いろいろな思いが胸に込み上げてきました。
うん、そうだよね。嬉しいよね。ずっと子供が欲しくて悩んでたもんね・・・上手く言葉にできないけれど、本当によかったです。
ネタバレ感想②妻に寄り添うハインリ
ナビエは最初に妊娠を告げられたとき、恐怖を感じていました。今まで子供ができず苦しんできたからこそ、ぬか喜びして絶望するのが怖かったようです。
また以前誤診された人を見たことがあるので、尚更この件について慎重になっていました。
けれどナビエが不安を感じている間、ハインリがたくさん抱き締めて慰めてくれました。毎日のように発情している男が、ベッドの上でも大人しくナビエを抱き締めるだけ。そうやってずっと彼女を支えてくれたのです。
本当にこの人は理想的な夫ですね。