『再婚承認を要求します』原作小説155話のネタバレと感想です。
子供を授かり幸せいっぱいのナビエに対し、ラスタは我が子を傷つけてしまった罪悪感で苦しんでいます。一方は天国で、もう一方は地獄のような状況です。
そして厄介なことに、前回ラスタの実父まで現れました。この先どうなるのでしょうか?
詐欺師の実父が現れ、ラスタに金銭を要求する
ラスタ視点|ロテシュ子爵への怒りが爆発する
ロテシュ子爵が部屋に入ってくるや否や、ラスタは彼をひどく罵って顔をぶん殴りました。この男のせいで我が子を抱けなくなったので、今までの恨みが爆発したのです。
ラスタがようやく落ち着くと、ロテシュ子爵は状況について報告します。
彼によれば、ラスタの実父(なお詐欺師である)が訪ねてきて遠回しに金銭を要求したのだそう。
ラスタは次に実父が来たら追い払うよう言いますが、ロテシュ子爵は現在ルベティの捜索で手一杯。そこでラスタはこの件を解決するため、エルギ公爵に助けを求めることにしました。
ナビエ視点|自らをエサに敵をあぶり出す
ナビエは妊娠しても、その事実を世間に公表しませんでした。子供が生まれる前に、政敵(つまり危険人物)を排除しておきたいのです。
そこでナビエが計画したのは、自分の不妊説を広めてクリスタ側の残党をあぶり出すという方法。
そのために彼女はティーパーティーを開き、あえて仲の悪い貴族にも招待状を送りました。
ティーパーティーは最初こそ順調に進みますが、途中でクリスタの元侍女が遠回しにナビエを不妊だと侮辱します。さらに不仲な貴族たちも目で笑うので、会場には険悪な雰囲気が漂いますがーーーー
ナビエにとっては全てが計算のうち。そして彼女は要注意人物たちの名前をすべて覚えるのでした。
補足|ハインリの政敵である三家について
危険1等級の家門について
ナビエは今回危険人物をあぶり出しましたが、その中でも1等級に分類されるのが以下の三家です。
- ケトラン家
- リバティ家
- ズメンシア家
この3つの家門はみんなクリスタ派で、ハインリの政敵に当たります。
ケトラン侯爵はクリスタの従兄。リバティ公爵はクリスタの最側近だった人。そしてズメンシア老公爵はクリスタの父親。ハインリが天下を取るには、この人たちをどうにかしないといけません。
再婚承認を要求します・155話のネタバレと感想
ネタバレ感想①母親としての覚悟
自分にまつわる悪評すらも利用し、敵意をもつ人間を見分ける。これってすごく大変だし精神的にダメージを受ける作戦だと思います。普通の人はきっと辛くてできません。
それでもナビエがこういう計画を立てたのは、彼女がもともと強く、そこに母親としての覚悟も加わったからでしょう。
今のナビエには怖いものなんて無いのかもしれませんね。
ネタバレ感想②鳥一族には巣が必要らしい
妊娠の件についてはナビエの専属侍女にも伏せています。完全に秘匿しています。
ただし仕事のスケジュールを組む関係上、ハインリの腹心であるマッケナにだけは妊娠したことを伝えています。
なお連絡したときマッケナは大喜びして「前もって赤ん坊のために巣をつくる」と言っていたのですが・・・
このシーン、最初に呼んだときビックリしました。
え、巣って何!?鳥一族は鳥の状態で生まれてくるの!?どういう事???とかなり混乱したものです。
しかし読み進めたところ、鳥一族の赤ちゃんは1日に数時間、鳥の姿になる必要があるそうです。これは義務的なもので、この作業をすっぽかすといつ鳥に変身するか分からないのだとか。
なるほど・・・なるほど?
よく分からないけど、そういう仕組みなのでしょう。